2011-05-22

DVDで『マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ(Mitt liv som hund)』(1985)

マイライフ・アズ・ア・ドッグ 【HDマスター】 [Blu-ray]
B003ZDNJ3Y『ギルバート・グレイプ』ラッセ・ハルストレムの監督作品。スウェーデン語なのでよく分からないが、Google翻訳によると、原題の英訳はMy Life as a Dogとなるらしい。
12歳の少年イングマルは、兄にいじめられても、母が死んでも、父が南の海から帰って来なくても、父の兄夫婦のもとに預けられた後に母の弟夫婦のもとにたらい回しにされても、人工衛星に乗せられて地球最初の宇宙旅行生物になって餓死したライカ犬に比べれば、幸せだ、と言い聞かせている。で、やっぱりラッセ・ハルストレムという人はちょっとした人間心理の描写が面白い監督みたいで、母の弟夫婦の村で知り合った少女との間に芽生えるちょっとした恋心とかを、膨らみ始めた少女の胸を「見せようとする少女と見たくないと思う少年のやり取り」とかで描写する。
なので、途中までは「これはロリコンなひとにはたまらない映画かもしれないなあ」と思っていたのだけど、途中でそういうものではないな、と思ってものすごく面白くなった。途中で、この少女とちょっとしたイサカイの最中に、まるでそれまでの捨てられたらいまわしにされたストレスを発散するかのように、イングマルに「愛犬シッカン」が憑依(?)するからだ。イングマルは、犬の鳴きまねがとっても上手なのであった…(続く)。
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幸せとは何かと比較することで得られるものであると思うが常に自分より下のものを数え上げなければいけない人生は大変だなあ、ということと、ラッセ・ハルストレム監督の映画は淡々とした日常描写がとても素敵だなあ、ということと、ラッセ・ハルストレム監督の映画には何か欠けている気がするが多分それは「田舎に住む自分たちを上から俯瞰するような視点」なんだろうなあ、と思った。
とはいえ、ラッセ・ハルストレム監督が「都会の映画」を撮影することなんかないだろう。

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