2011-11-09

DVDで『巴里祭』(1933)

巴里祭 [DVD]
アナベラ モーリス・ジョーベール
B0019CVY9E
1920年代の実験映画にからめてルネ・クレール『眠るパリ(Paris qui dort)』(1923)を見るために、最近、ルネ・クレールの他の映画を見ているわけだが、これはなんだか見ていられる。
とはいえ、まだ途中なのにブログのポストを書き始めているが。


最期まで見た。
ま、でも、物語のご都合主義的展開には、なんだこりゃ?とは思った。


◯今回の小道具:自動ピアノ
ヒロインが元タクシー運転手のあんちゃんとうまくいかなくなったあと、強盗グループのひとりになったそのあんちゃんと再会した酒場に、ジュークボックスのような機能を持つものとして、自動ピアノがある。
2スー(?)入れれば音楽が再生される。
1920年代にはすでにジュークボックスはあったし、電気録音も登場していたが、ここでは自動ピアノ。
確かに音はクリアだけど、音色はひとつだけだし声もなし。

◯登場した部分
51:40頃
59:30頃
1:03:50頃のセリフで、これは「自動ピアノ」であることが確定される(が、再生される音楽はひとつだけ)
1:10:30頃:強盗グループの仲間割れで殴られた男が自動ピアノに当たった瞬間に、自動ピアノが鳴り始める。

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