2012年12月31日月曜日

映画館で『007スカイフォール』

面白かった。
最初のバイクの追跡シーンが最高。
ボンド墜落シーンの描写が、サムメンデス! 『アメリカンビューティー』のビニール袋を思い出した。
そういう「映画的な描写」がかっこよかった!物語はどうも腑に落ちないところもあったけど。
良い大晦日だ。

軍艦島は、夏頃に軍艦島をテーマにした実験映画を見ていたので、登場してすぐに分かった。特異な場所なんだな、やっぱ。

2012年12月30日日曜日

memo-相倉久人『至高の日本ジャズ史』(集英社新書、2012年)

帰省の新幹線がうまくとれなかったので、ひかりのグリーン車に乗っている間にチェックした。
以下、簡単にメモ。
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これは山下洋輔が病気療養を終えて本格的に活動を開始した70年代頭くらいを頂点とする、その時代までの記述。
日本のジャズ史というより、相倉久人という、70年まで「ジャズの現場」にいた評論家の(思い出)話。
刀根康尚の『現代芸術の位相』みたいなものが、2012年になってやっと書かれたみたいなものか。

1.
この人は1970年にジャズ評論を辞めた人らしい。この人の文章は「論理的には信用出来ない」し、文章は基本的に「自己完結している」と思うけど、この人が話す様子は、きっと、とても面白いのだと思う。

2.
1950-60年代の「ジャズ批評に関わっていた人の言葉」を初めて読んだ。
この種類の言葉―「ジャズ原理主義」とか「ジャズ理想主義」とか言えそう―の典型として、一次資料として面白い。

3.
僕は批評とか評論には本当に関心がないようだ。
渋谷陽一のロックのディスクガイドで「音楽を語る言葉」に目覚めたと思ってきたが…。

4.
「日本におけるゲンダイオンガクの受容」と「ゲージュツとしてのジャズ受容」が、幾つかの局面で絡んでいた事例に言及しているので、参照すること。
1962年のケージ・ショックへの言及や、「新世紀音楽研究所」や「ジャズ・ギャラリー8」の活動など。

至高の日本ジャズ全史 (集英社新書)
相倉 久人
4087206696

現代芸術の位相―芸術は思想たりうるか (1970年)
刀根 康尚
B000J92G5E




2012年12月23日日曜日

五味康祐(ごみやすすけ)『柳生武芸帳』

年末年始の新幹線で読むことになるかもしれないと思ったが、もうこれ以上読み進める自信がない。

オーディオ評論家としての五味康祐の文章を読む前に、小説を読んでみようと思った。
が、この小説は上下巻共に文庫本で700ページ近くあり、100ページほど読み進めたけれど、いっこうに物語が進行しない。
松岡正剛が上手いこと書いている。「この物語には中心がなく、周辺ばかりが肥大する。…周辺が肥大しているのに、そこにフラクタルに細部の襞が複雑に流れこむので、どこにも一つのストーリーラインというものが見えてこない」。
「それなのに多くの読者はおそらくは一種異様な感動のようなものをもった」らしいが、僕はそろそろ挫折することにする。

「読み応え」がない。
山田風太郎とは違うなあ。
古いからかな?

柳生武芸帳〈上〉 (文春文庫)
五味 康祐
4167335131

メモ:
松岡正剛の千夜千冊『柳生武芸帳』上・下 五味康祐:
五味康祐 - Wikipedia
柳生武芸帳 - Wikipedia

初出は昭和31年(1956)2月「週刊新潮」。「週刊現代」「週刊文春」「朝日ジャーナル」「少年マガジン」「少年サンデー」が一斉に登場した年より3年はやく、当時のサラリーマンの多くが読んだらしい。つまり、当時の「大衆娯楽」の最前線だったということらしい。
戦後のいわゆる時代劇モノはこの『柳生武芸帳』に端を発するらしい。

DVDで『ヤング≒アダルト』(2011)

とくに何も、問題が解決したり登場人物が変わったりしない終わり方が素晴らしい。

仕事も恋愛もうまくいかない、高校時代は「クイーン気取りのビッチ」だった30代の女性が、妻子のいる元恋人と復縁しようと大騒動を繰り広げるドラマ。
だけど、これは「ガキのまま中年になったシャーリーズ・セロン演じるメイビスの”イタさ”」を味わうだけのお話じゃない、ってのが、良かった。
最後の最後には逞しい自己肯定に至るステキなお話だった。
最後に、その他の登場人物とか話の伏線とかをほったらかすやり方が素晴らしかった。
ヤング≒アダルト [DVD]
B00A0K9I1M


これ、『マイレージ・マイライフ』や『サンキュー・フォー・スモーキング』の監督の作品かあ。
なるほど!
ジェイソン・ライトマン - Wikipedia:

メモ:デザインあ


デザインあ:ウェブサイト

デザインあ - Wikipedia:

2011年4月から放送されている、デザインを題材とした子供教育番組

総合指導:佐藤卓(グラフィックデザイナー)
映像監修:中村勇吾(インターフェースデザイナー)
音楽:コーネリアス(ミュージシャン)

が中心。

「音響詩」とか「視覚詩」とかと関連させて考えると面白いなあ。
あるいは抽象的アニメーションと。
かつてのアヴァンギャルドは、ポップになったような感じのものとして。でもたぶん影響関係はないんだろうな。
刀根康尚とOvalのようなものか?!



2012年12月20日木曜日

宣伝:12月24日に三沢洋紀と岡林ロックンロール・センターでライブ@渋谷O-nest

よろしくです。
1600-2200のイベントで、5階のほうで1855-1935に出演します。
アニス&ラカンカ」というデュオの企画で、これは「mmm(ミーマイモー)」と「埋火の見汐麻衣」のユニットだそうです(PV見て、なんだこれは?と思った。とにかく英語は達者なようだ)。
[ototoy] 特集: ANISS & LACANCA
今はとにかく「当日の最高気温は9度」という天気予報に、しんなり/げんなりしている。
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http://shibuya-o.com/nest/2012/12/15509
★12/24(月・祝)@渋谷O-nest
「アニス&ラカンカ X'mas party」

open16:00〜close22:00 ¥2500/¥2800(+1D)
5Fと6Fを使って行います。

ACT
アニス&ラカンカ
王舟
フジワラサトシ
insect taboo【虫博士 vo., 宇波拓 g., 足立智美 トモミン, 鍵盤ハーモニカ, 河崎純 b., 下田温泉 dr. 】
FALSETTOS
三沢洋紀と岡林ロックンロール・センター
麓健一

DJ(ディスクジョーッキー)アニス&ラカンカ/ilojilo

チケット予約
11/10〜
Pコード:184-964
Lコード:77878
nest店頭
THISHEATWEB:info@thisheat.net(日程/お名前/枚数も記入してください。)

※あにかん先輩たちと渋谷でイブイブ〜!!

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タイムテーブル

16:00 OPEN22:00CLOSE

6F
16:0016:30 DJアニス&ラカンカ

17:0517:35 王舟(30min)

18:2018:50麓健一(30min)

19:4020:10ビンゴ  DJilojilo (30min)

21:0021:40アニス&ラカンカ(40min)

21:40DJilojiio



5F

16:3017:00 ファルセッツ(30min)

17:4018:15フジワラサトシ(35min)

18:5519:35三沢洋紀と岡林ロックンロールセンター(40min)

20:1520:55インセクトタブー(40min)
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2012年12月18日火曜日

2012年12月15日生成音楽WSワークショップ-虫の音楽-まとめ

最も元気のよかった蜘蛛とゴキブリの夢の共演
(この黄色のプラスチックの裏に圧電マイクがあり、虫の足音を拾うという仕掛けです。ピンク色で隠した後ろには蜘蛛とゴキブリがいます。アレなのでピンク色で隠してます。)
今年度のスタジオにも生成音楽ワークショップ(Twitter ID: 生成音楽ワークショップ (generativemusic))に来てもらってワークショップを行なってもらいました。先週土曜日が1回目。2回目は2月18日(月)の予定です。近日中に、参加した学生がもう少し詳しくまとめて映像などもつけてレポートを公開する予定です。このポストはとりあえずの記録/メモ。

→記録を公開しました。

ーーーーーーーー
1.
この学部スタジオ授業に、基本的にはハードコアな企画ばっかしてる生成音楽ワークショップに来てもらう主な狙いは「音楽という題目のもとで行われる活動の広さを知ってもらうこと」です。あるいは「音を用いた活動の幅広さに触れること」です。変なコト/モノを”音楽”として提示する活動に接することでポカーンとしてもらえたら良いなあ、と思って来てもらってます。

2.
で、基本的に、企画はお任せで来てもらってるのだけど、今回は”虫の音楽”をやりました。自然豊かな横国のキャンパスのなかで虫を集めてきて、その虫の音を聞こう、という企画でした。
最初聞いたときは「この寒いのになに言ってんだ、こりゃ、この企画はコケるな」と思い、当日は雨も降っていたしとても寒かったのでその疑念はほぼ確信に変わったのですが、「寒いなか落ち葉を掘り返しながら昆虫採集をする」とか「暖かい部屋に戻って割り箸で虫をいじって、虫が動く音を聞く」とかいう作業はけっこう面白かったようで、けっこう盛り上がりました。

3.
「普段は聞こえないけれども拡大増幅して聞こえるようにした音」は、いつもとは違う耳の使い方をさせるものだし、いつもとは違う音の動きに改めて注意をうながすものなので、まあそれなりに面白いものです。まとめると―こういうのは「まとめる」と味気ないもんですが―、「いつもとは違う耳の使い方をすること」と「いつもは気づかない音に改めて注意を向けること」ってのがポイントなんでしょう。まあ、詳しくは近日中に学生たちがうまいことまとめてくれるでしょう。

4.
中川個人の感想を一言。
何よりもまず、虫が気持ち悪かった。ハムスターなら良かったのに(でもハムスターはストレスに弱いのでこういうのに使ってはいけない)。
「虫が動いてカサコソカサコソと立てる音に対して、間髪入れずに”いいねえ”と言う生成音楽WSの感性」を提示できたワークショップとして、良かったのだと思います。中川は「そういう感性は半分くらいは共有できる」という感じの人です。

5.
>当日参加した学生のみんな
では、MLで連絡した要領で、あとのまとめ、よろしく。

ーーーーーーーー
◯メモ:Leif Brush
ちなみにこの”虫の音楽”は、Leif Brushというサウンド・アーティスト(terrestrial wind monitorings)からヒントを得た、もしくはインスパイアされたものらしいです(クレジット関係がどういうことになっているのかよく分かりません。そのうち生成音楽WSのふたりが教えてくれるでしょう)。

虫じゃなくて動物を使う音楽ならアタナシウス・キルヒャーのcat organってのが有名だそうです。

◯メモ:Mira Calix - Nunu
虫を使う音楽としてMira CalixってひとのPVを紹介していました(でもまあこれは虫の音楽じゃないですな。イギリスのWarpってレーベルのミュージシャンなので「エレクトロニカ」とかいわれるジャンルのひとみたい。よく知らないけど)。
05/04/2007 Mira Calix - Nunu (Live In Russia)

2012年12月17日月曜日

memo: コロムビア創立100周年記念企画『文化を聴く〜自作朗読の世界〜』




確かに与謝野晶子の朗読は恐ろしいかもしれん。室生犀星もなかなかのものだと思う。
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『文化を聴く〜自作朗読の世界〜』というCDで大正期以降の詩人による自作の朗読を聞いている。詩人は朗読がうまくない、というか、下手くそ。というか、味わい方がサッパリ分からない。ということが分かった。|Listening to “乃木坂倶楽部・火・沼沢地方” by 萩原朔太郎 ♫
posted at 11:52:02
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曲目リスト

ディスク:1
1. 思ひ出|斷章 (MONO)
2. 汐首岬|邪宗門祕曲 (MONO)
3. トラピストの牛|渚 (MONO)
4. 鴨 (MONO)
5. 水上|月夜の風 (MONO)
6. 源氏物語 (MONO)
7. 乃木坂倶楽部|火|沼沢地方 (MONO)
8. こころ|足羽川|蝉頃|春の庭 (MONO)
9. ためいき・故園晩秋の歌 他 (MONO)
10. 中辺路懐古|貴船奥の宮|桜島|八雲旧居を訪ふ (MONO)
11. 塔影 (MONO)
12. 詩の金堂 (MONO)
13. 落花の雪 (MONO)
14. 長歌 干瀬の浪 (MONO)
15. 旅|建設-新律格による-|客人 (散文詩) (MONO)
16. 秋の夕|気候|キュピドの矢 (MONO)
17. 寧楽の第一夜|母の部屋 (MONO)
ディスク:2
1. 南京にて 他 (MONO)
2. みんなみの海のはてより (MONO)
3. 夕暮の空に富士あり 他 (MONO)
4. 上総大原の海辺にて、夏、嵐の後の夜空を仰ぎて 他 (MONO)
5. 昨日より 他 (MONO)
6. ゆふされば 他 (MONO)
7. 箱根に遊ぶ 他 (MONO)
8. 春・夏・秋・冬 (MONO)
9. 近詠 (MONO)
10. 大宮の春|宮城|豐明殿|賢所 (MONO)
11. 俳句の話(一) 「俳句とは何か」~「花鳥諷詠」 (MONO)
12. 俳句の話(二) 「深は新なり 古壷新酒」~「特異な詩」 (MONO)
13. ベニスの商人 (MONO)
14. 「ハムレット」より 生死疑問独白の場 (MONO)
15. 土と兵隊 (MONO)
16. はじめの詩|汽車の窓にて|おわりの詩 (MONO)
コロムビア創立100周年記念企画 文化を聴く
V.A
B004717G0U

2012年12月13日木曜日

メモ:永井均『マンガは哲学する』

この吉田戦車の4コマ―「新しい字を発明しました」―への言及をチェックしたかったので読んだ。軽い本だったしさらっと読めた。けっこうコジツケなお話も多かったけど。
マンガは哲学する (岩波現代文庫)
永井 均
4006031831


2012年12月6日木曜日

American BandstandにはP.I.L.も出演していた。

懐の深い番組だ。40年近く続くとそりゃ色々変わるだろうが。

American Bandstandについて


1952年から1989年まで続いた、ティーンの視聴者参加型のダンス番組。
いわゆる1959年に死んだロックンロールの代わりに(正確にはそれ以前から流行っていたので「代わりに」と言うべきではないだろうが)、当時のアメリカのポピュラー音楽のなかで抜きん出て影響力を持つようになったらしい。
1956年以降はDick Clarkがホスト。

1.いわゆる1959年のロックの死 のオルタナティヴのための場所のひとつとして認識しておくこと
2.視聴者参加型音楽番組のハシリとして認識しておくこと(これが『ソウル・トレイン』とか『アメリカン・アイドル』にそのままつながるのかどうかは知らないが)
3.映画『ヘアスプレー』は、この番組をめぐる当時(1962年)の状況の一端を教えてくれるものかもしれない。これは面白い映画だった。
ヘアスプレー (2007年の映画)


ヘアスプレー [DVD]
B0021ZMHQM


2012年12月3日月曜日

メモ:DVDで『レス・ポールの伝説』(2007)

・多重録音開始前はジャンゴラインハルトからの影響が大きくて、ジャズギタリストとして活動していて、ビングクロスビーから多くを学んだらしい。
・1950年代前半にマルチトラック録音が可能になっていて、マイルスデイビスもいて、シュトックハウゼンの電子音楽もあったわけだ。色んな「音楽」があったと考えるべきか。
音楽界の革新者/発明家 レス・ポールさん死去
レス・ポールの伝説|08・8・23ロードショー
レス・ポールの伝説 - Wikipedia

・予告編

・何回も聴いているうちにすごくかっこよく聞こえてきた。