2012年12月23日日曜日

五味康祐(ごみやすすけ)『柳生武芸帳』

年末年始の新幹線で読むことになるかもしれないと思ったが、もうこれ以上読み進める自信がない。

オーディオ評論家としての五味康祐の文章を読む前に、小説を読んでみようと思った。
が、この小説は上下巻共に文庫本で700ページ近くあり、100ページほど読み進めたけれど、いっこうに物語が進行しない。
松岡正剛が上手いこと書いている。「この物語には中心がなく、周辺ばかりが肥大する。…周辺が肥大しているのに、そこにフラクタルに細部の襞が複雑に流れこむので、どこにも一つのストーリーラインというものが見えてこない」。
「それなのに多くの読者はおそらくは一種異様な感動のようなものをもった」らしいが、僕はそろそろ挫折することにする。

「読み応え」がない。
山田風太郎とは違うなあ。
古いからかな?

柳生武芸帳〈上〉 (文春文庫)
五味 康祐
4167335131

メモ:
松岡正剛の千夜千冊『柳生武芸帳』上・下 五味康祐:
五味康祐 - Wikipedia
柳生武芸帳 - Wikipedia

初出は昭和31年(1956)2月「週刊新潮」。「週刊現代」「週刊文春」「朝日ジャーナル」「少年マガジン」「少年サンデー」が一斉に登場した年より3年はやく、当時のサラリーマンの多くが読んだらしい。つまり、当時の「大衆娯楽」の最前線だったということらしい。
戦後のいわゆる時代劇モノはこの『柳生武芸帳』に端を発するらしい。

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