2015-01-17

メモ:Gemano Celant(ジェルマーノ・チェラント)について

1973年にイギリスのRoyal College of Art Galleryで開催された「The Record as Artwork from Futurism to Conceptual Art」という展覧会は、Gemano Celant(ジェルマーノ・チェラント)のコレクション展で、初めて「レコードのジャケット」をアートとして扱った展覧会である。要するに、(ヴぃじゅある)あーとな感じのレコード・ジャケットとか、(ヴぃじゅある)・アーティストの作品を使ったレコード・ジャケットとか、(ヴぃじゅある)あーてぃすとが作ったレコード・ジャケットを展示したものである。
 便利なもので、ここで展示されたレコード・ジャケットをDiscogでどなたかがまとめてくれている。また、Gemano Celantが1981年のNeuberger Museumにおける「SOUNDINGS」という展覧会に寄せた「Artsound」という文章はubuwebで公開されており(この文章自体は、ヴぃじゅあるあーとにおける”音に対する関心”の系譜を断片的に記述、みたいな文章だった)、なので、「サウンド・アート」を扱った先駆的な展覧会である「SOUNDINGS」(1981)にとっての先駆的存在なのだから、「The Record as Artwork from Futurism to Conceptual Art」は「サウンド・アート」を扱ったもっと先駆的な展覧会、ともいえる。つまり、乱暴にまとめると、この展覧会は

・70年代に視覚芸術(現代美術)が「音楽」というテーマに関心を持ち始めた事例のひとつ
・「サウンド・アート」の展覧会の先駆的事例
・Internet Archiveにあるはずなのに、ファイル本体が欠損している事例(残念である)

と位置づけることができる。


 で、不勉強だったのでさっき初めて知ったのだけど、Gemano Celant(ジェルマーノ・チェラント)という人物は、「アルテ・ポーヴェラArte Povera)」という言葉を命名した人物だった。
 へー! 「サウンド・アート(がヴぃじゅある・あーとの世界で便利に取りあげられ始める徴候)」の起源とかきっかけとかのひとつ、といえるかもなあ。

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