2015年5月30日土曜日

石田尚志展@横浜美術館

水を入れた噴霧器で道端や砂浜にドローイングを描く映像が素敵だった。


「絵巻」に基づいて作られる映像作品のプロセス主義的な方法論は面白いけど、描かれた描線とかもうどうでも良いや、とか思ったり、「音楽の視覚化」っつっても原理的に方法が変化しない以上(ダイレクトペインティング)こんなもんだよなあ、と思ったり、し始めたとこらで出てきたので、ステキだった。


「描かれた線」ではなく「描かく行為」が全面化するほうが面白い。なぜひとは何か描くことができる箇所を見つけると、何かを描かざるを得ないんだろうなあ、とか思ったり。


そのなかにも在るかもしれない-山田哲平展 5/23-6/6 @CGN Gallery

気持ち良かったです。

天井のスピーカーから心臓の音を再生すると、スピーカーに取り付けた赤い糸が心臓の鼓動に合わせて上下に動く。

糸なので手に乗せると動かなくなるけど、手を離すとまた動き出す。「かたち」が自在に変化する。

これが36個あって、この心臓の鼓動はすべて、箱崎に住んでる人のものらしく、それぞれがけっこう別々の律動を刻んでいる空間は、なんとも気持ち良かったです。


あと、私家版ポートフォリオを入手した。
DVDかあると良いのになあ。


関根秀樹『縄文人になる』(山と渓谷社、2014年)

共同研究(日本におけるサウンドアートの展開の調査)の一環で、縄文人の活動を実際に復元する本を読んだ。
火を起こしたかったらマッチかライター使えば良いじゃないか、木を切り倒すなら石器じゃなくて鉄器を使えば良いじゃないか、と思うのだが、ひたすら縄文人の生活を復元する文章を読んでるうちに、なんだか、「世の中には色んな人がいるのだなあ」と思うようになった。

この関根さんというひとは80年代のSound Garden展にかかわっており、その頃の日本における「創作楽器」とか「民族音楽」の流行を読み解くために、関根さんからお話をうかがう予定なのです。
2001年出版。これは文庫本。表紙のひとは関根さんではない。

2015年5月24日日曜日

ビル・フォンタナによるアーティスト・トーク@ICC


http://www.ntticc.or.jp/Archive/2015/Opensalon76/index_j.html


デュシャンにふれたきっかけの展覧会はこれのようだ。
877. The Machine as Seen at the End of the Mechanical Age [MoMA Exh. #877, November 27, 1968-February 9, 1969]
http://www.amazon.com/The-Machine-Seen-End-Mechanical/dp/B0007DDXYK







ICCでビル・フォンタナの40年に渡る活動の話を聞いてきた。
デュシャンの「音楽的彫刻」というメモに触発されて、sound sculptureとして自分の音響作品を作り始めたこと、sound mappingに関心を持って複数の都市の音をリアルタイムに伝送する作品を作り始めたこと、そのままでは音として知覚されないhypersonicな振動をも音として収集するタイプの作品のこと(今ICCで展示しているもののひとつはこのタイプのものの記録のようだ)、といった話を聞いてきた。
フォンタナの話をまとまって聞ける機会は日本ではたぶん初めてだったと思うし(たぶん)、面白かった。
関西に住んでたら、このためだけに東京に来てたことだろう。フォンタナに関する書籍などが望まれるところである。
僕はフォンタナの作品が好きだし、実験音楽とかケージ以後の文脈とかを考えるうえで重要な作家だし、博士論文の最後の章でも扱ったのだった。
なので、当然、僕はトークの後で質問したのであった。
で、その時「私はファンです」という一声から質問を始めたところ、通訳の方に「My name is Fuan.」と訳されてしまった。
「私はあなたのファンです」って言えば良かったのだね。なんつうか、なんとなく、反省することしきりである。

2015年5月23日土曜日

メモ:2015年、そして父になる、インターステラー、渚にて

2015年4月25日:DVDで『そして父になる』
面白かった。
映画の良し悪しは結論の有無とは関係ないのだ。
福山雅治と尾野真千子への高感度が再考に高まった。
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2015年5月13日:筒井康隆『ロートレック荘事件』
素晴らしかった。
「実験的手法」なんだが、そんなことを全面に出す必要のない力量。天才なんだなあ、と思った。
ロートレック荘事件 (新潮文庫)
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2015年5月23日:上大岡の映画館で『インターステラー』
萩尾望都のようだった
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2015年5月21日木曜日

Bernhard Leitner

Bernhard Leitnerは最初期のサウンド・アーティストのひとり。
1979年の『Sound』展(MoMAのPS1のほう)にも出品している。
(手元にある『Sound』展のカタログは、LACMAで開催された展覧会のカタログなので、NYのPS1で追加された作家の名前は入っていない。QNS Libraryのアーカイヴ資料にBernhard Leitnerの名前があったかどうかは覚えていない。)
『眼と耳のために(Für Augen und Ohren, Akademie der Künste, Berlin)』展(1980)にも出品している。
いずれも、下記のような作品を出品している。



で、なんだかよく分からないし、面白いかどうかもよく分からないなあ、と思っていたのだけど、以下の本に、DVDの付録があったことに今日気づいた。
で、なんだか面白そうな作家だなあ、と思った。
どこかで実見したいなあ。


Weibel, Peter, and Zentrum Für Kunst Und Medientechnologie Karlsruhe, eds. Bernhard Leitner: .P.U.L.S.E. - Räume Der Zeit, Spaces in Time. Ostfildern: Hatje Cantz Verlag, 2008.
Bernhard Leitner: .p.u.l.s.e.: Spaces in Time
Bernhard Leitner
3775720472




本人のウェブサイトでPDFが公開されていた…。
http://www.bernhardleitner.at/books/index/1
Bernhard Leitner, .P.U.L.S.E. Spaces in Time (with DVD) 
ZKM Zentrum für Kunst und Medientechnologie Karlsruhe
and Hatje Cantz Verlag, 2008
(See TEXTS: Boris Groys.  Peter Weibel.  Detlef Linke.  Conversation Fricke/Leitner)
Image Pdf