2015-11-22

メモ:香港から帰国途中の機内で『ハンバーガー・ヒル』(1987)

スタジオ授業のために飛行機の中で自分のMBAで『ハンバーガー・ヒル』(1987)を見ました。ジェットスターはLCCだけあって、この写真のように(分かりにくいけど)、前の人が少し席を後ろに倒すだけで、自分のパソコンをタイピングするのも難しいです。

ともあれ、諸々は授業のためにメモしたので、それ以外のことメモ。
以下のようなことを思いました。

1.VanceはLaw and Order: Criminal Intentの検事の初出演作だったええ声や
2.あいかわらず、<政府とか西洋社会とか諸々に騙されてやって来て、その意義が誰にもよく理解できないままに死んでいった「無名の人間(兵士)(ただしアメリカ人に限る)>のための映画だった。USAにおける「反戦感情」のおかげで彼女に見捨てられた兵士の描写があるが、USAに見捨てられたような気分にさせられた(でもとにかく祖国に帰ることは可能な)兵士の(何らかの意味での)名誉を慮ることは必要だとは思えど、自分の国がフランスや日本やUSAに延々と占領・爆撃され続けてどこかに逃げ出すこともままならないヴェトナム人たちの名誉はまったく無視していることについて、ヴェトナム映画の制作者たちはどう考えているのだろうか(そもそもなぜ逃げ出さなければいけないのか)。
3.ヴェトナム人の側から見れば、ヴェトナム戦争はどのようなものだったのか、という視線で作られた映画を見てみたい。
4.フランスのテロのことはみんな大騒ぎするけどシリアや西洋以外の地域のことはあまり気にしない、ってのと似てる。
5.たぶん、友部正人《乾杯》的な心性にも似ている。みんな、テレビや新聞で注目を集める人(連合赤軍から救出されたヤスコさん)には同情したがるけど、「駅で倒れていた労務者には触ろうともし」ない、ってやつ。「ヒューマニズム」なんてものは電気屋の店先で花開く程度のものに過ぎないのかもしれない。








6.香港って、西洋とアジアの人種と文化が交錯している場所なので、面白かった。どのような立場を取るにせよ、「世界」とは「西洋」を中心に構造化されているのかもしれない、とか思った。そんなわけないのだが。
7.色々思えど、とにかく僕は、実用的なレベルでもっと英会話のレベルを高めたい。留保しながら話すとか、礼儀正しくそこにいる人といない人の悪い点を指摘するとか、そういうことをしたい。

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