2017年10月22日日曜日

メモ:ズートピア


録画してあった『ズートピア』を初めて見た。チョー面白かった。
ジュディが娘に見えてしかたなかった。彼女もいつか我が家を出て都会に出て行くのかと思うと、胸が詰まる思いである(つまり、最初の10分くらいで涙目になった)(娘を寝かした後の妻と一緒にそうなった)。
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2017年10月17日火曜日

メモ:「sound art」と「sound installation」という言葉の歴史

Gál, B. 2017. Updating the History of Sound Art. Leonardo Music Journal, 42(1), 78–81.

著者はサウンドインスタレーションを扱った博士論文を作成中。2つの言葉について事実誤認が多いことに気づいたので、2つの言葉の用例について判明した事実をまとめている。事実の記載だけでよろしい。
NY Times archiveを調べると、いずれの言葉も、60-70年代に少しずつ使われるようになり、2000年以降にはそれ以前より倍増しているとのこと。

◯sound artの場合
たいてい、William Hellermanがキュレーションした1983/1984のthe exhibition SOUND/ART が最初とされる。
が、著者はそれ以前の用法を発見した。美術批評家がSoundings (1981, Neuberger Museum)について美術批評家が語る言葉や、1979年にオーストリアで行われたAudio Scene ‘79や、Barbara LondonがMoMAで初めてやった展覧会のタイトルがSound Artであることなどに言及している。
著者が発見した一番古い用例は、Something Else Yearbook 1974。Jan HermanがBernard HeidsieckとHenri Chopinを形容するために使った事例。

◯sound installationの場合
Artの文脈では、最初はMax Neuhausが1982年に使ったのが最初とされることが多いらしい(リクト『サウンド・アート』などにおいて)。
ただし、著者はもっと古い用例を見つけた。最初期のTom Johnsonが1973年にNeuhausのWalkthroughについてsound installationと呼んでいる用例が、著者の発見した一番古い用例。Max Neuhaus自身も、自分のDrive in Musicという作品を1974年に再制作した際にsound installationという言葉を使っている。

◯sound installationとされる作品の場合
同時代にsound installationと呼ばれたわけではないが、最古のsound installationはDrive In Music (1967)とされている
が、Neuhausは1968年制作としていたが、実は1967年制作のFan Music (1967)の方が古い。
ちなみに、著者は、Drive in Musicはsound installationと呼べる作品ではないと考えている(が、そういう作品に対する価値判断はこの論文では控えられている)。


◯中川感想
「sound art」という言葉の初出を探し始めるとキリがないけど、Alan LichtのSound Artがそう書いていることもあり、「sound artという言葉の初出は1983年だ」とする説明が多かった。Wikipediaにもそう書かれている。でもこれは、ちょっと調べるだけで不正確なことが分かる。別に初出がいつでも構わないけど、簡単に判明することなので、70年代から使われていた言葉である、という認識が広まるとありがたい。
実は僕は2013年と2014年の調査でこれらのことを発見していたので、そのうち紀要に研究ノートを書こうと思っていたのだが、もう書けない。これが査読論文になるとは思わなかったが、まあ、短報としては十分なのだろう。
ところで、こういう調査では、『目と耳のために』展とかドイツ系のことはあまり調べないのかな?

2017年10月16日月曜日

メモ:マイケル・ギルモア『心臓を貫かれて』(1994年)

殺人犯として死刑を望んで銃殺された兄をもつ弟が、四人兄弟とその父母や一族の過去まで遡るという、一応ノンフィクション。
札幌で勝井さんが面白かったと言っていたので読んでみた。翻訳は二巻本で、最近結構忙しかったのだけど、空き時間(があること)に(して)、ついつい最後まで読んでしまった。別に劇的な救いや癒やしがあるわけでもない。
とにかく僕は、家庭内暴力がこんなにも人を損なうものなのか、ということを思った。また、〈家族の皆が暴力に損なわれていくなかで、年齢の離れた弟である著者のマイケルが60-70年代のロックン・ロールの魅力に取りつかれたおかげで、精神的にも、そして音楽ジャーナリストとして経済的にも、家族から離れることができるようになったということ〉に感動した。娘にはロックン・ロールも聞かせてあげよう。
1996年に村上春樹が翻訳した。出てすぐ翻訳したんだなあ。

心臓を貫かれて〈上〉 (文春文庫)
マイケル ギルモア Mikal Gilmore

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2017年10月3日火曜日

メモ:エクスパンデッド・シネマ再考@東京都写真美術館


    中川 克志さんは 有楽町駅にいます。
    2時間前
    せっかくちょうど行ける時間に東京にいたので、有楽町の枝野幸男さんのお話を聞きにきた。

    あとでわかやま紀州館に寄って帰ろう。
    -0:13
    再生43回
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    中川 克志 着実な話しぶりで好感を持ちました。
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    1時間
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    中川 克志さんが写真2件を追加しました — 場所:  東京都写真美術館
    2時間前
    エクスパンデッド・シネマ再考@東京都写真美術館
    60年代のアヴァンギャルドはノスタルジックだ。フィルムの擦れやフリージャズのドラムのあの音色。とりわけ低音域の足りないタムの音。今の現代美術もそのうち、昔懐かしい代物になるのだろうか。
    実験映画は視覚を使うから現代音楽より現代美術と結びつきやすかったのかなあ、と想像。そうしたことの諸条件も研究すべきなのだろう。
    *
    Branden W. Joseph来日とのこと。美術研究者として。とはいえ、Beyond the Dream Syndicateなどの著者。現代音楽研究界隈では何もないのかな。
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    中川 克志 本人にとっては過去の研究かもなあ。
    https://mitpress.mit.edu/authors/branden-w-joseph
    Branden W. Joseph is Frank Gallipoli Professor of Modern and Contemporary Art in the Department of Art History…
    MITPRESS.MIT.EDU
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    返信プレビューを削除2時間前
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    後期最初の授業は早稲田の非常勤。
    後期は火曜日に東京に来てます。何かあればよろしくお願いします。
    I usually come to Tokyo on Tuesday until the end of this semester. 
    *
    初回の説明は終わったので、後は学生の発表を楽しむ演習授業。今年はどんな感じになるだろうなあ。
    昨年度まで5限に来てたので分からなかったが、戸山キャンパスも昼は学生たくさんだ。
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