2019年7月19日金曜日

メモ:バーニー・クラウス『野生のオーケストラが聴こえる――サウンドスケープ生態学と音楽の起源――』(伊達淳訳、みすず書房、2013年)

バーニー・クラウス 2013(2012) 『野生のオーケストラが聴こえる――サウンドスケープ生態学と音楽の起源――』 伊達淳訳 東京:みすず書房。

geography, biophony, anthrophony という三分法を提唱すること(88)
biophony を聴く具体的な技法の個別事例がとても面白い
とりわけbiophonyは応用可能性がかなり高そうな概念である(34, 36-38)。まずは集団即興演奏について考えるために使えそう。

ただし、別に「音楽の起源」に関する話は深められてなかった。たんに、〈人間は原始のbiophonyに反応したはずだ〉という推測だけ。また、なし崩し的に、biophonyを褒め称えるために「音楽的」という記述を使い始めるし。同じくなし崩し的に「ノイズ」とは「近代以降の人間が生み出した悪い音」という意味になっているし。

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