2019年12月20日金曜日

メモ:藤田直哉(編著)『地域アート 美学/制度/日本』(堀之内出版、2016年)

結論があるような論集ではないが様々なトピックが析出されているので、良い論集。
地域アート、アートプロジェクト、リレーショナルアートの違いを勉強できて良かった。音・音楽の話題が皆無なのは示唆的。
遠藤のアート至上主義的思考とか藤田のロマン主義的アート理解には薄い反発を覚えつつも、自分も同類かもしれない、とも思う。
しかし、『芸術の社会/社会の芸術』と同様、ここでも、社会におけるアート(芸術)の社会的役割、あるいは、芸術が「社会」を主題とする場合のエトセトラが扱われている。芸術の実存的役割とか、そういうナイーヴで古臭い話を現代的に論じることは、もはや行われていないのだろうか…。



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