2013年7月2日火曜日

坂田明・田中悠美子・足立智美「音響詩かも」@両国問天ホール

足立智美さんを両国門展ホールに見に行った。面白かった。
三者三様というか、みんなある種のイロモノで、誰も「正当な音響詩」ではなかったけど、何かヘンなものを見れて面白かった。

1.
客入れの音楽が、なぜかドアーズだった。
レイ・マンザレク追悼?

2.足立智美さん
シュヴィッタースのUrsonataのパフォーマンス、だけど、20分くらいしかやってないし、けっこう自分のアレンジを加えていたっぽい。
最後の数十秒は「音を発さず口を動かしていただけなので、たぶん、あそこでかなり飛ばしたのではないかと思うが、よく分からない。
ともあれ、実際にパフォーマンスをみると、「音響詩とは音の実験である」というより、「顔、口、身ぶり手ぶりが面白いパフォーマンスである」と思った。
あと、これを「ソナタ」として聞くのはけっこう難しいのではないか。提示部とか再現部を分けて聞くことは可能か? というか、これは、僕は構造的聴取をできない、ということかも。

3.田中悠美子さん
ベルリン在住多和田葉子さんの歌詞の朗読から始まって、奇天烈なパフォーマンスを始めた。
多和田葉子って誰だよ、って思ったが、実在の詩人だった。
あと、「赤地球儀、青地球儀、黄地球儀」って何だよ。



フォルマント兄弟のネオ都々逸で弾いてた人かあ!
4.坂田明
よう分からん。
どうやら、ただのミジンコ好きのヘンなサックス吹きではなかったようだ。
じゃなくて、ヘンなおっさんだった。
知らなかったー。
5.三人一緒の即興
三人がそれぞれ全く異なる即興演奏をしつつも、すこしずつ反応しあったりしあわなかったりするのが面白かった。
坂田さんのサックスと田中さんの三味線(と三味線を弓で弾いたり、マイクを使ったヴォイスパフォーマンス)が何となく呼応してあるフレーズの周辺に音を蓄積していき、そこに足立さんのシンセサイザーが絡む。
坂田さんのサックスや田中さんの音は、それぞれの音の積み重ねの上に音を積み重ねていくのだけど、そこに、足立さんのシンセサイザーが、足立さん本人が完璧に制御していない音を発して乗っかってきたりする。そういう、三人の「アンサンブル」のあってる感じとかあってない感じとかが面白かった。
みんな同じノリの集団即興演奏ってナルシスティックで冷めるけど、そういうのじゃなくて、良かったな。
僕のようなメモではなく、きっちり感想をまとめてはる人がいた。
ありがたいことである。
2013-07-02 - もぐらだってそらをとぶ:集団即興に関するコメントは、前半部分には同意する。僕の場合、面白かったのは、そのなかで田中さんが「あ、なんか可愛い、なんか可愛い」と呟いたときに他の二人が音を止めたこと。周りの数人と一緒に、不覚にも、大笑いしてしまった。
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