2023-04-21

自分への励みと促しとして、2022年度の仕事と2023年度の予定(願望)の備忘録

 (今年度から「年度」単位で書いていく。なので、今回だけ、紀要を二年度分メモしておく。)

2022年の業績の多くは2021年度までに書いたものだったので、今年度はあまり仕事しなかったような気もするが、でも忙しかったのだが、これはなんだろう。2022年度に書いたけど2023年度以降に出るものもあるので、こんなものなのだろうか。
単著を出すつもりだったが、出せなかった。でも初校ゲラはもう戻したので、夏までには出るはず! 「次の段階」に行きたい。
サウンド・スタディーズの教科書は今年度中にみなさんから原稿を集めて2024年度には出したい。Keywords in Soundの翻訳は亀の歩みのように進めている。
2023年度は何をどこまでできるだろうか。

以下、メモ。書誌情報に不備はあります。

書いたもの

中川克志. 2022a. 「サウンド・スカルプチュア試論――歴史的展開の素描と仮説の提言――」横浜国立大学都市イノベーション研究院(編)『常盤台人間文化論叢』8: 73-99. https://cir.nii.ac.jp/crid/1390291767840224512
---. 2022b. 「クリスチャン・マークレー再論:世界との交歓」東京都現代美術館(編)2022『クリスチャン・マークレー:トランスレーティング[翻訳する]』(東京都現代美術館、2021年11月20日-2022年2月23日)展覧会図録 東京:左右社:182-190. https://cir.nii.ac.jp/crid/1010576118624455810(←2021年度には完成していた仕事)
---. 2022c. 「日本におけるサウンド・アートの系譜学――京都国際現代音楽フォーラム(1989-1996)をめぐって――」『京都国立近代美術館研究論集 CROSS SECTIONS』10:48-58. https://cir.nii.ac.jp/crid/1520855656142876928

2023年の業績

NAKAGAWA, Katsushi. 2023a. “Case Study on the Process of the Popularization of Kankyō Ongaku: How Brian Eno’s ambient music has become known in 1980s Japan?.” Faculty of Urban Innovation (Yokohama National University) ed. Tokiwadai Journal of Human Sciences, 9: 75-91. (『常盤台人間文化論叢』9: 80-91) http://doi.org/10.18880/00015178


翻訳したもの

:クリスチャン・マークレー展覧会図録に収録された三本
クリスチャン・マークレー&ダグラス・カーン「クリスチャン・マークレー初期 インタビュー」(2003年) 中川克志(訳) 東京都現代美術館(編)2022『クリスチャン・マークレー:トランスレーティング[翻訳する]』:196-202。
クリスチャン・マークレー&刀根康尚「レコード、CD、アナログ、デジタル」(1997年) 中川克志(訳) 東京都現代美術館(編)2022『クリスチャン・マークレー:トランスレーティング[翻訳する]』:203-209。
ダグラス・カーン「サラウンド・サウンド」(2003年) 中川克志(訳) 東京都現代美術館(編)2022『クリスチャン・マークレー:トランスレーティング[翻訳する]』:242-250。

学会発表

"Kankyō Ongaku: How Brian Eno's ambient music has become known in 1980s Japan?"  Session 4-4 of International Association for the Study of Popular Music, at Daegu in Korena. 1330-1400, July, 6th, 2022. http://iaspm2022.org/index.php?gt=pro/pro02

その他の話したこと


1.ワークショップとレクチャー

【大分類】ワークショップ
【項目タイトル】「新しい楽器」を創りたい人のためのワークショップ
【日時・期間】と【会場】2022年8月14日(日)1300-1900は北区立中央公園文化センター(台風で当初予定の0813は中止)、11月23日(水・祝)1400-1630は赤坂区民センター
【説明文】クリエイティヴ・アート・スクール主催の「「新しい楽器」を創りたい人のためのワークショップ」で、毛利嘉孝(東京藝術大学)さんとともにファシリテーターをつとめた。二回目はレクチャーも行った。

2.トークイベント

【大分類】トークイベント
【項目タイトル】「クリスチャン・マークレーとオノマトペ」
【日時・期間】12 月03 日(土)1700-1900
【会場】plus1artギャラリー(大阪谷町六丁目)
【説明文】年末の「チャリティ&オークション」にあわせて、オノマトペを用いる作家クリスチャン・マークレーに関するトークイベントを開催した。

3. JASPM34シンポジウム司会、実行委員長

【大分類】シンポジウム司会
【項目タイトル】日本ポピュラー音楽学会第34回年次大会シンポジウム「ポピュラー音楽研究と「音」というフィールド:現代東アジアの文脈におけるサウンド・スタディーズの可能性」のファイリテーターと司会
【日時・期間】2022年12月17日1300-1700
【会場】東京芸術大学千住キャンパス
【説明文】JASPM34の実行委員長を務めるとともに、阿部万里江(Marié Abe)さん、大友良英さん、山本佳奈子さんが出演するシンポジウムの司会をつとめた。

4.フェリス女学院大学音楽学部 サウンドアート展「とけあうひびき」オープニング・トークイベント

フェリス女学院大学音楽学部 サウンドアート展 とけあうひびき|神奈川県民ホール https://www.kanagawa-kenminhall.com/d/ferris_soundart
【大分類】トークイベント
【項目タイトル】「フェリス女学院大学音楽学部 サウンドアート展 とけあうひびき」トークイベント
【日時・期間】2023年3月18日
【会場】神奈川県民ホール
【説明文】サウンドアート展のオープニングに合わせて開催されるトークイベントに参加する予定

中川克志先生/フェリス女学院大学音楽学部サウンドアート展「とけあうひびき」 オープニングトークに参加します。 - Y-GSC http://www.ygsc-studio.ynu.ac.jp/2023/03/post-20.html
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I am alive.: 自分への励みと促しとして、2021年度の仕事と2022年度の予定(願望)の備忘録 https://after34.blogspot.com/2022/04/20212022.html
I am alive.: 自分への励みと促しとして、2020年度の仕事と2021年度の予定(願望)の備忘録 https://after34.blogspot.com/2021/04/20202021.html
I am alive.: 自分への励みと促しとして、2019年度の仕事と2020年度の予定(願望)の備忘録 https://after34.blogspot.com/2020/07/20192020.html
I am alive.: 自分への励みと促しとして、2018年の仕事と2019年の予定(願望)の備忘録 https://after34.blogspot.com/2018/12/20182019.html


2023-04-11

トークの様子

3月18日に行った、【フェリス女学院大学音楽学部】サウンドアート展「とけあうひびき」@神奈川県民ホールのオープニングトークの模様です。扇風機には胸キュンするという話(9分ごろ)と、魔女の宅急便は最初の10分でクライマックスになるという話(1:10:15ごろ)をしたことは覚えています。この話はまた別のところでもすることでしょう。あと、展示作品とサウンド・アート全般についても話した。お時間のある方、どうぞご覧ください。瀬藤さんの見事な司会ぶりや難波さんのキュレイターとしての勘所みたいなお話も良かったです。

この背後でずっと鳴っているキュンキュンという音は、瀬藤康嗣+三浦秀彦《風が吹けば》の音です。この作品は、この展覧会の後はどうなるのかしら。

自分の姿は見慣れない。僕はトーク・イベントとかではこんな感じなんでしょうねえ。まだずっとマスクしていた時期なので、無精髭が大変なことになっていますが、今は少しマシになってます。もっと落ち着いて前だけ向いて話したら良いのに。

参考:トーク後の感想:I am alive.: メモ:とけあうひびき@神奈川県民ホール https://after34.blogspot.com/2023/03/blog-post.html