2013年11月26日火曜日

ジェームス・M・バーダマン『黒人差別とアメリカ公民権運動 ―名もなき人々の戦いの記録』(集英社新書、2007年)

公民権運動の概説書として手軽に読めそうなもの、として読み始めた。
1954-68年の間の公民権運動の動きを簡潔にまとめた新書として、とても面白かった。
入門書としては最上級ではなかろうか。
もう少し勉強すると、どういう記述が不足しているかも分かるんだろうな(今わかることとして、この本には、1964年から68年の間の記述がほとんどない気がする)。

学校教育や選挙人登録における差別が具体的にどのような段階を経て縮小されていったかを「名もなきひとびと」の活動に焦点を当てつつ、描き出されている。マーチン・ルーサー・キング牧師やマルコムXを主役にしなくても十分にドラマティックに描かれている(二人が暗殺されたことに関する記述はどちらも2,3行に過ぎないが、「軽すぎる記述」には見えない)。
エピローグに書かれた、この本を書かねばならなかった筆者の個人的な動機の話まで、多すぎず少すぎない記述で飽きずに読んだ。

ただ、年表が欲しいな。
どの州で誰がどういう抵抗運動を展開したか、とか。
固有名詞はすぐに頭のなかから抜け落ちてしまうので、とても欲しい。

黒人差別とアメリカ公民権運動 ―名もなき人々の戦いの記録 (集英社新書)
ジェームス・M・バーダマン 水谷 八也
4087203921
ジェームス・M・バーダマン 2007 『黒人差別とアメリカ公民権運動 ―名もなき人々の戦いの記録』 水谷八也(訳) 集英社新書 東京:集英社。

2013年11月22日金曜日

Huluで『ブラック会社に勤めてる俺はとても頑張っているから偉い』みたいな感 じの映画

を見た。
まだ終わってないけど、残業代無しで徹夜して働くやつは偉い、みたいな話のようだ。
つまんねえー。


2013年11月2日土曜日

Oldest Surviving Recording of Family at Christmas in 1904 Discovered

最古の「クリスマスの家族の録音」が発見された、というニュース。
100年以上前のロンドンで録音されたものらしく、写真から判断すると、大家族である。
「クリスマスの家族の録音」って何だ?
コメント欄でDavid Winterさんが、あなた(この動画をアップロードしたひと)をがっかりさせて申し訳ないが自分は1899年という日付のあるシリンダーを持ってるぞ、と言っている。

 

メモ:1900 Emperor Franz Joseph oldest magnetic recording on Poulsen Telegraphone

先ほどのフェッセンデンとは違って、こちらは本物(のはずだが、典拠が見つからない。昔からこの音声を知ってるけど、以前、僕はどこで、この録音を"本物"だと認識したのだったっけ…)。
ヴォルデマール・ポールセンのワイヤー式磁気録音機によるオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の声の録音。1900年。


History of the Wire Recorder - Inventing the Telegraphone wire recorder

memo:1906年のフェッセンデンによる世界初の「ラジオ」放送の動画(2006年制作)


世界初のラジオ放送は1906年にレジナルド・フェッセンデンによって行われた(そして《さやかに星はきらめき》を演奏した)。ただし、その記録はない(Wikipediaによると、その記録はフェッセンデン自身が1932年1月29日にかつての同僚Samuel M. Kinterにあてた手紙しかないらしい)。

しかし、ここに、フェッセンデンによる初のラジオ放送の音声付き動画が発見されたのであった!

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ということで、ある授業の発表担当の学生が「初のラジオ放送の動画があった」と教えてくれてびっくりしたのだけど、コメント欄を見たら、これは2006年に作られたものだったらしい。
どういう経緯で誰が作ったのか分からないけど、作者はこのふたりかな?
http://www.wolfinthewinter.com/wolves/item/ralf_wendt_1_1_1/
http://www.galileo-videotrainings.de/burghard-vogel/trainer/