2013-12-16

memo: James Turrellについて

ジェームズ・タレルPerceptual Cellが、次の春にLACMAで公開されるようなのだが、もうチケットが売り切れているらしい…!!!
James Turrell's Perceptual Cell and Dark Matters | LACMA: May 26, 2013–April 6, 2014: sold out !!!

これは、視覚と聴覚をできるだけ剥奪してしまうハコみたい。また、 James Turrellは"There never be no light"という言葉を残しているらしい(OpenURL.ac.uk Stat explorer | Homepage: in "James Turrell: interview by Esa Laaksonen")。
なので当然、これはsensory deprivationな実験の系譜とか、John C. Lillyisolation tankとか、ケージの4'33''とかと比較すべきものなのだった。

あと、ジェームズ・タレルがやってるRoden Craterというランド・アートを初めて知った。
なかなか壮大なひとだ!

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さっき、積んでおいたこの論文(というかエッセイ)読んで、相変わらずとても面白かったので、メモ。
Kahn, Douglas. 2013. “14 Let Me Hear My Body Talk, My Body Talk.” in: Cubitt, Sean. Relive: media art histories. Cambridge, MA: MIT Press, 2013: 235-256.

これ自体は、John Cage, James Turrell, James Tenny, Williams Burroughsをとりあげ、それぞれの「自分の体の音の聴き方」を比較している。
この四人をとりあげて比較すること、とくに、こうしたアートの背後にある軍事技術の発展史やsensory deprivationの実験の展開を指摘することが、カーンの面白いところ。
僕が2005年にUCDで聞いた授業では、ケージについて一瞬こういう話をしていただけだったので、あの後、けっこう話を育てていっただろう。
でも、最後をバロウズで締めるのはなんか無理矢理だ、と思った。



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