2014-02-28

huluで『トレインスポッティング』(1996)







たった今初めて見終えたのだけど、見終えて5分しか経ってないのに、もはやあまり何も覚えていない…。
 「ジャンキーな生活」と「普通の生活」との行きつ戻りつという縦糸と、ダチとの交流という横糸のからみ合いが面白い映画になるはずだった気もするが、物語の進行のひとつひとつに必然性がほとんど感じられないし、伏線がイキて回収されることも全くないので、「物語映画を見た」という感触がない。例えば、このチラシの左から二人目のダイアン(ケリー・マクドナルド)という高校生の女の子は、登場する必然性がまったくない。
 短いのは良かった。
 公開当時22だった僕はこの映画を見なかったのだけど、オサレ映画としてもてはやされていたような気がする。もてはやしていた人は何をもてはやしていたのだろう。よく分からん。
 『スラムドッグミリオネア』とこの映画を見る限りでは、ダニー・ボイル監督作品は「主人公たちが街なかを走る」シーンから始まる(そして、「走るシーンから始まる映画は面白そう」と反射的にドキドキしてしまうが、必ずしもそうではないことも分かる)。

◯覚えている限りでのあらすじ
スコットランドのダメなジャンキーの若者が、ヘロイン系のドラッグから抜けだそうとして、失敗してまたドラッグにのめりこんで、そしたらダチの赤ん坊が死ぬという悲劇的なことが起きて、ヤケになって強盗とかするようになって、捕まって、運良く収監されず、またドラッグにはまったけど、とくにこれという理由もなく立ち直ってロンドンでばっちり働き始めて、でも昔のダチと一緒になってまたドラッグに手を出して、ドラッグを売って大金を手に入れたら、みんなと分けるのが嫌になって持ち逃げした。
 明日になっても覚えてるだろうか…。


2014-02-24

【お知らせ】2014年2月24日(月)にYCCスクール(ヨコハマ創造都市センター)にてアラン・フレシェール(ル・フレノワ国立現代アートスタジオ・ディレクター)による講演会(「ル・フレノワと21 世紀フランスのビデオアート」)を開催します。

映画、小説、造形美術、写真という多様な分野で活躍するアーティストであり、ル・フレノワ 国立現代アートスタジオのディレクターを務めるアラン・フレシェールを招き、同スタジオとフランスのビデオアートについての講演会を開催します(第3回「デジタル・ショックーーマシンが夢見るときーー」プログラムの一環です)。
2014年2月24日(月)19時より(開場30分前)
会場:ヨコハマ創造都市センター1階ホール
入場無料、日本語通訳付き
共催:YCCスクール

本件に関する連絡先
アンスティチュ・フランセ横浜(Tel : 045-201-1514)
あるいは、中川克志(横浜国立大学都市イノベーション研究院・准教授)(katsushinakagawa@ynu.ac.jp)

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大学ウェブサイトに掲載した同内容の宣伝です。メモ代わりに。
人間文化課程ウェブサイト:2014年2月24日(月)YCCスクール(ヨコハマ創造都市センター)にてアラン・フレシェール(ル・フレノワ国立現代アートスタジオ・ディレクター)による講演会(「ル・フレノワと21世紀フランスのビデオアート」)を開催します。 | ニュース | 横浜国立大学 教育人間科学部 人間文化課程:
YGSCウェブサイト:Y-GSC Studio | TOPICS | 2014年2月24日(月)YCCスクールにてアラン・フレシェール(ル・フレノワ国立現代アートスタジオ・ディレクター)による講演会が開催されます

2014-02-14

huluで『哀しき獣』



途中やけどおもろい。モノローグの少なさなと、初めての題材。朝鮮族ってのがいるのだね。主人公が実はそんなにスーパーなやつなわけでもない、ってのが面白い。
でも途中でブログにメモしとこうとしたり、外眺めたりしてる。
雪、すごいね。

いや、だんだんスーパーになってきた。
みんな、痛そう…。


2014-02-12

長門洋平『映画音響論 溝口健二映画を聴く』(みすず書房、2014年)

ご恵投いただきました。今後の日本の「映画の音研究」は俺に任せろ、的な気概溢れる研究書です。とくに第一章、トーキー映画分析のための方法論の議論が、ムチャ勉強になりました(溝口映画分析の本体はまだ目を通してないのですが)。「映画の音研究」の先行研究を丁寧にサーベイして整理してくれていて、使えそう。
映画における音の分類に関する丁寧な議論や、映画の音楽の効果を「投錨と異化」に分ける議論など、納得。
図書館に入れてもらわねば。