2014-02-12

長門洋平『映画音響論 溝口健二映画を聴く』(みすず書房、2014年)

ご恵投いただきました。今後の日本の「映画の音研究」は俺に任せろ、的な気概溢れる研究書です。とくに第一章、トーキー映画分析のための方法論の議論が、ムチャ勉強になりました(溝口映画分析の本体はまだ目を通してないのですが)。「映画の音研究」の先行研究を丁寧にサーベイして整理してくれていて、使えそう。
映画における音の分類に関する丁寧な議論や、映画の音楽の効果を「投錨と異化」に分ける議論など、納得。
図書館に入れてもらわねば。

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