2020年3月13日金曜日

メモ:土取利行(はじとりとしゆき)『壁画洞窟の音 旧石器時代・音楽の源流をゆく』(青土社、2008年)


壁画洞窟の音 旧石器時代・音楽の源流をゆく

最初の(7インチタブレットではなく)iPadを使ったPDF斜め読み本。アプリはGoodreader。

買ったときには「ある種のトンデモ本かな?」と失礼なことを思って落手したが、真摯に真面目な本だった。縄文時代の日本の地層は酸性なので、古代の音や楽器を想像するためには海外を探るしかない、そこで、著者はピーター・ブルック国際劇団で演奏家や音楽監督として活躍して世界的に有名なこともありツテをたどれたので、実際に世界中で壁画洞窟などに入り込み、民族音楽の調査研究をかなり実際的に進めているらしく、本書はその報告。
実際的というのは、可能なところは文献などを通じて勉強するが、要所要所で、実際に壁画洞窟の中に入り込んで、石筍を演奏したり鼻笛を演奏してみたりして、そこではどのように音が響くかを実際的に確かめている、という意味である。
なのでその記述はかなり神秘主義的だと僕は感じるが、こういうやり方で物事を知る、というやり方ももちろんあるだろう。
けっこう、ふーん、と思って読んだ。
著者は1987年から桃山晴衣とともに岐阜県郡上八幡に「立光学舎」を設立し、活動しているらしい。
また、桃山晴衣の死後も、添田啞蟬坊の演歌を復元(? 復原??)したりもしているらしい。


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