2024-12-11

メモ:Boox Note2の使い方を見直した

booxの使い方を改めることにした。アプリ「Autosync for Google Drive」で一括管理してみることにした。

Androidの「Googleドライブ」アプリは、フォルダ単位での自動同期ができないので!

なので、booxからGoogleドライブを使うのではなく、Autosync for Google Driveを使って、「_Bookshelf >_1 _コピペ必須」フォルダを同期することにした。paperpile論文は「_1 _コピペ必須」に入れることにした。

うまくいくだろうか…!

2024-11-25

お知らせ:12月16日(月)に和歌山の本町文化堂で、『サウンド・アートとは何か』(ナカニシヤ出版、2023年)のトークイベントを開催します。


お知らせ:12月16日(月)に和歌山の本町文化堂で、『サウンド・アートとは何か』(ナカニシヤ出版、2023年)のトークイベントを開催します。聞き手に奥村一郎さん(和歌山県立近代美術館学芸員)をお迎えし、サウンド・アートについてお話する会です。入場無料。関西圏の方どうぞおいでませ。

本町文化堂は和歌山市ぶらくり丁にあるイカした本屋さんです。1900-2100の予定。たぶん22時ごろまでに出たら京都大阪神戸に帰れるはず。配信はナシ。来場者限定配布小冊子を鋭意制作中です。よろしくお願いします。



中川克志『サウンド・アートとは何か』(ナカニシヤ出版、2023年)

出版記念トークイベント開催!


本書籍につきまして、刊行してそろそろ1年経ったので、出版記念トークイベントを行います。

聞き手に奥村一郎さん(和歌山県立近代美術館の学芸員)をお迎えし、和歌山の本町文化堂さんで開催します。

サウンド・アートとはどんなものかとかサウンド・アートのアクチュアリティとかについて、語り尽くす会になることでしょう!

配信はナシ。来場者限定配布小冊子を鋭意制作中です。


日時   :2024年12月16日(月)1900-2100(開演時間は適宜アレで)

場所   :本町文化堂(和歌山市ぶらくり丁にあるイカした本屋さん)

聞き手:奥村一郎さん

入場は無料です。


本町文化堂へのアクセス

〒640-8035 和歌山市本町3丁目6(ハマノスポーツさん南隣)

 南海和歌山市駅より:徒歩約13分

 JR和歌山駅より:南海和歌山市駅行きバス「本町3丁目」下車、目前

 ぶらくり丁まで、連れもてきてください。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

以下、メモ

→本町文化堂のウェブサイトでの告知:『サウンド・アートとは何か』出版記念トークイベント | 新刊古書 | 本町文化堂 | 和歌山 https://www.books-plug.com/xo_event/241216/

→所属部局のウェブサイトのお知らせ:2024.11.26 中川克志准教授が出版記念トークイベントに登壇します。https://usc.ynu.ac.jp/news/index.html#news-20241126

→所属部局のウェブサイトのお知らせ2:中川克志先生/『サウンド・アートとは何か』出版記念トークイベント開催 - Y-GSC https://ygsc-studio.ynu.ac.jp/2024/11/post-62.html

→Facebookでの告知:中川 克志 - お知らせ:12月16日(月)に和歌山の本町文化堂で、『サウンド・アートとは何か』(ナカニシヤ出版、2023年)のトーク... | Facebook https://www.facebook.com/katsushi.nakagawa.9/posts/pfbid02nSAGFuKenYTamXXymeAHgmBGjnZcrNbU2n2mFt4wBvX3rrS2ThfEXA9Kc795dHD7l

→ Blueskyでの告知:https://bsky.app/profile/nk09.bsky.social/post/3lbr23253m22j

→threadsでの告知:https://www.threads.net/@nakagawa09/post/DCyWGmtzK464l9XhY25QhBPJtOkanfJCVxDETg0

→X (twitter)での告知:https://x.com/nakagawa09/status/1860955259562336757

→ナカニシヤ出版(@NakanishiyaPub)による告知:https://x.com/NakanishiyaPub/status/1861236710899884239




メモ:共感覚研究について

以下はメモ。

Richard E. Cytowic

2023年11月16日にMIT PRESSのウェブサイトに「共感覚の200年の歴史」という記事が掲載された。

A Brief 200-Year History of Synesthesia | The MIT Press Reader 

著者はRichard E. Cytowic。この文章が掲載されているのは、、ペーパーブックが2018年に出版されたSynesthesia という本。


著者は20世紀後半に共感覚を(再び)科学の研究対象として取り上げたRichard E. Cytowic。


この人の本は一冊翻訳されている。
リチャード・E. シトーウィック『共感覚者の驚くべき日常: 形を味わう人、色を聴く人』がある。ここに「共感覚、200年の歴史」という章があるようだが、それがこのMIT PRESSに転載されたものと同じ内容かどうかは不明。日本語の方が新しい内容っぽい。が、どちらも20年以上前の文章。

日本語で次に読むべきものなど

ちゃんとした学術書は少なそう。比較的新しいのはこちら。学術書だがインタビューがメインみたいだし読みやすいかも?

他は少し古いかも。

個別事例の報告とか本人の告白とかじゃない本はあまりなく、人文学的あるいは芸術におけるシナステジアを扱った本もあまりなさそう。
:注文したが未読。でも、キュレイターによる作家論だろうと想像している。
:やはりこれがまだ一番かも。

:個別論文だと、個別事例研究しかない

日本音響学会誌のv77, n3 (2021)は「小特集―音にかかわる多感覚統合の世界―」! 


2024-11-10

メモ:藤原和通展、今井祝雄展

岡山県立美術館で『藤原和通―そこにある音』展

早朝横浜を出て最終日に滑り込み、すぐに神戸に向かう。
藤原和通といえば1970年代の音響標定と、イタリアから帰国後のウゴウゴルーガなどの活動が有名。この展覧会はそんな藤原和通に対する理解を修正調整してくれた。
音響標定は何度も行われたみたいだけど、僕は、この展覧会で初めて、その記録映像を見た(僕だけじゃないのでは?!)。丸太を選んで運び込んででっかい石臼と石臼を回す回転軸などを作って、そしてすぐに解体する様子の映像。関係者間にはあったのかもしれないが、僕は関係者じゃないので、知らなかった。というか、一時間ほど映像を見ていて思ったのだが、なんの役に立つのか全く分からないこんなものに、よくもまあ、けっこうな人数とお金を巻き込んだものなだなあ。「アーティスト」ってスゴイ。あと、やはりら藤原和通は、「芸術における音の歴史」という文脈より、「1960-70年代の日本における環境芸術とかハプニングとか」の文脈で考えたほうが面白いかも。そのような文脈にいて、「しかし作曲家を志していた人」として。この言い方だと、小杉武久と被るな。だから、ちょっと言葉足らずか。
後年の帰国後のオトショップの展開とかバイノーラル録音とかは、どう考えるべきだろう。映像入りフィールドレコーディング録音を小売り販売するって、音声データ販売が当たり前になった今考えると、「古くなってしまった新しいメディア」でしかないようにも思われるし。
展覧会を企画した学芸のホンさんと少しお話しする。藤原和通関連でもっと深掘りできるらしいことを知ったり、アーティストの生き様について色々学んだり。今後の展開が楽しみ。

今井祝雄展@芦屋市立美術博物館

写真、映像、ビデオ、磁気テープなどを用いながら、時間経過を記録し続けることによって何かを曝け出そうとしたり、コンセプチュアルに何かを記録することによって何かを曝け出そうとする1970年代の今井は、かなり、「メディア」アーティストだし、「(バズワードとしての)現象」を相手にしていると説明ざるを得ないような作家に思われる。が、バズワードで説明される作家が多くの場合そうであるように、ここでも単に言葉が足りないだけだ。正解に、今井は、当時新しかったメディアを用いてその可能性を探究していた、と、述べるべきだ。そして、それは、草むらにガラス板を置いてその変化を記録するSquareのような傑作を生み出すこともあるし、曲がり角で必ず写真撮影しただけという何というかあんまりよく分からないものもある。
時間を扱うメディアとしての写真、ビデオ、テープの可能性を組み尽くすのに成功しているようには思えないが、失敗しているわけでもない。いくつかは世界レベルの凄さだと感じるが、どこか物足りないとも感じる。
関西文化の日で観覧無料だったので、たくさんいた。テープ作品を見て子どもたちはどう思うのかしら。
こちらも藤原展もちゃんと図録作ってあって、素晴らしい。

2024-11-05

メモ:永冨真梨(責任編集)、大和田俊之(監修)『カントリー・ミュージックの地殻変動──多様な物語り』(河出書房新社、2024年)

を落手しました。ありがとうございます。

「面白そうだけど、カントリーかあ…。苦手なんだよなあ…。」と思いつつ、斜め読みしましたが、これは、読みやすく、しかし、複雑な内容を単純化せずに語っている、良い本でした。インタビューも対談もちょっとした論考もディスクガイドもあって、「カントリー」に色々な方向からアプローチする(ことができると教えてくれる)。

ただし、そんな感じで学術書ではないのだけど、分かりやすさに媚びていないというか。永冨さんらしさを感じました。「永冨の語りは世界の単純化に抵抗するのだ」(『ポピュラー音楽研究』v24 (2020): 109)なあ、と。

ということで、カントリーの可塑性みたいなものを丁寧に探るこの本の趣旨とは反対かもしれないけど、とりあえず、Apple Musicの「カントリー」のプレイリストをライブラリに追加しておきました。今のところ、個人的な人生の記憶に関わるということもあり、《Take Me Home, Country Roads (Original Version)》だけが頭に残っています。

大和田さんのハリー・スミス本も楽しみですね。僕ももっと頑張るぞ。

2024-10-29

メモ:ネットフリックスで『極悪女王』

を見た。昭和の貧乏なお家の様子が懐かしく、面白く見た。プロレスには全く興味がなかったし今後もないと思うけど、最後の第5話でダンプ松本の引退試合の展開を見て、「ああ、なるほど、これは歴史改変系の物語なんだな(タランティーノの『イングロリアス・バスターズ』とか『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』みたいに)」と思って見て、それはそれでスッキリとした気持ちで楽しんだ。

で、見終えてからダンプ松本の動画を探してみたら、本当にあったことだったことを知って、ちょービックリ。あと、髪切りデスマッチの試合描写もあんまり誇張して描いていたわけではなかったっぽいことに、ビックリ。

涙・感動!極悪女王Netfllix公開記念 極悪女王ダンプ松本引退試合 全日本女子プロレス栄光の日 #ダンプ松本#極悪女王#ネトフリ極悪プロレス#極悪同盟 引退試合全日本女子プロレス公式 - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=CcINtl02_38

2024-10-17

まとめ:「新しい楽器」:簡易版

半年ほど前に書いたものをまとめておきます。

単著『サウンド・アートとは何か 音と耳に関わる現代アートの四つの系譜』(ナカニシヤ、2023年)の宣伝を兼ねてはじめた「新しい楽器」という読み物です。togetterのまとめをリンクしておきます。2023年11月から2024年3月まで投稿していました。

「楽器」という言葉を広げよう、と思って書きました。また、旧twitter(現X)の連続ポストで、各ポストにできるだけリンクを含めるという形式の読み物を作ろう、と思って書きました。また、色々寄り道した読み物を作成してみよう、と思って書きました。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

新しい楽器:1.はじめのあいさつ - Togetter https://togetter.com/li/2258001

新しい楽器:2.吉村弘のサウンド・チューブについて - Togetter https://togetter.com/li/2258002

新しい楽器:3.ルッソロのイントナルモーリ - Togetter https://togetter.com/li/2258005

新しい楽器:4.ケージのプリペアド・ピアノ - Togetter https://togetter.com/li/2258006

新しい楽器:5.扇風機 - Togetter https://togetter.com/li/2259021

新しい楽器:6.鈴木昭男さんのアナラポス - Togetter https://togetter.com/li/2260031

新しい楽器:7.テルミン - Togetter https://togetter.com/li/2261924

新しい楽器:8.バシェの音響彫刻とジョー・ジョーンズの創作楽器 - Togetter https://togetter.com/li/2264159

新しい楽器:9.洗濯板 - Togetter https://togetter.com/li/2266417

新しい楽器:10.イントナルモーリの復元について - Togetter https://togetter.com/li/2268833

新しい楽器:11.ハリー・パーチの楽器 - Togetter https://togetter.com/li/2272011

新しい楽器:12.タワシ - Togetter https://togetter.com/li/2274842

新しい楽器:13.レコード:ミラン・ニザのBroken Music - Togetter https://togetter.com/li/2277702

新しい楽器:14.椅子 - Togetter https://togetter.com/li/2280325

新しい楽器:15.箱 - Togetter https://togetter.com/li/2282954

新しい楽器:16.ヴァイオリン - Togetter https://togetter.com/li/2293149

新しい楽器:17.ドラムセット - Togetter https://togetter.com/li/2297448

新しい楽器:18.クリスチャン・マークレー《Drumkit》(1999) - Togetter https://togetter.com/li/2301692

新しい楽器:19.メトロノーム - Togetter https://togetter.com/li/2306777

新しい楽器:20.エオリアン・ハープ - Togetter https://togetter.com/li/2311011

新しい楽器:21.共有玩具、共遊楽器 - Togetter https://togetter.com/li/2317886

新しい楽器:22.磁気テープ - Togetter https://togetter.com/li/2322200

新しい楽器:23.子どものための楽器、創造的音楽学習、こどもの城 - Togetter https://togetter.com/li/2326617

新しい楽器:24.枯葉 - Togetter https://togetter.com/li/2330689

新しい楽器:25.分子の音と細胞の音 - Togetter https://togetter.com/li/2334561

新しい楽器:26.本 - Togetter https://togetter.com/li/2338621

タグ:サウンド・アート サウンドアート アヴァンギャルド 音響芸術 実験音楽 サウンド・インスタレーション 音響彫刻 サウンド・スカルプチュア メディア・アート 現代アート

まとめ:「新しい楽器」:詳細版

半年ほど前に書いたものをまとめておきます。

単著『サウンド・アートとは何か 音と耳に関わる現代アートの四つの系譜』(ナカニシヤ、2023年)の宣伝を兼ねてはじめた「新しい楽器」という読み物です。togetterのまとめをリンクしておきます。2023年11月から2024年3月まで投稿していました。

「楽器」という言葉を広げよう、と思って書きました。また、旧twitter(現X)の連続ポストで、各ポストにできるだけリンクを含めるという形式の読み物を作ろう、と思って書きました。また、色々寄り道した読み物を作成してみよう、と思って書きました。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

新しい楽器:1.はじめのあいさつ - Togetter https://togetter.com/li/2258001

新しい楽器:2.吉村弘のサウンド・チューブについて - Togetter https://togetter.com/li/2258002

新しい楽器:3.ルッソロのイントナルモーリ - Togetter https://togetter.com/li/2258005

新しい楽器:4.ケージのプリペアド・ピアノ - Togetter https://togetter.com/li/2258006

新しい楽器:5.扇風機 - Togetter https://togetter.com/li/2259021

新しい楽器:6.鈴木昭男さんのアナラポス - Togetter https://togetter.com/li/2260031

新しい楽器:7.テルミン - Togetter https://togetter.com/li/2261924

新しい楽器:8.バシェの音響彫刻とジョー・ジョーンズの創作楽器 - Togetter https://togetter.com/li/2264159

新しい楽器:9.洗濯板 - Togetter https://togetter.com/li/2266417

新しい楽器:10.イントナルモーリの復元について - Togetter https://togetter.com/li/2268833

新しい楽器:11.ハリー・パーチの楽器 - Togetter https://togetter.com/li/2272011

新しい楽器:12.タワシ - Togetter https://togetter.com/li/2274842

新しい楽器:13.レコード:ミラン・ニザのBroken Music - Togetter https://togetter.com/li/2277702

新しい楽器:14.椅子 - Togetter https://togetter.com/li/2280325

新しい楽器:15.箱 - Togetter https://togetter.com/li/2282954

新しい楽器:16.ヴァイオリン - Togetter https://togetter.com/li/2293149

新しい楽器:17.ドラムセット - Togetter https://togetter.com/li/2297448

新しい楽器:18.クリスチャン・マークレー《Drumkit》(1999) - Togetter https://togetter.com/li/2301692

新しい楽器:19.メトロノーム - Togetter https://togetter.com/li/2306777

新しい楽器:20.エオリアン・ハープ - Togetter https://togetter.com/li/2311011

新しい楽器:21.共有玩具、共遊楽器 - Togetter https://togetter.com/li/2317886

新しい楽器:22.磁気テープ - Togetter https://togetter.com/li/2322200

新しい楽器:23.子どものための楽器、創造的音楽学習、こどもの城 - Togetter https://togetter.com/li/2326617

新しい楽器:24.枯葉 - Togetter https://togetter.com/li/2330689

新しい楽器:25.分子の音と細胞の音 - Togetter https://togetter.com/li/2334561

新しい楽器:26.本 - Togetter https://togetter.com/li/2338621

タグ:サウンド・アート サウンドアート アヴァンギャルド 音響芸術 実験音楽 サウンド・インスタレーション 音響彫刻 サウンド・スカルプチュア メディア・アート 現代アート

2024-09-24

『昭和文学研究』の座談会、公開

今年の3月に『昭和文学研究』で刊行された座談会が、J-STAGEで公開されました。どうぞご笑覧ください。
福田貴成・中川克志・疋田雅章・広瀬正浩(司会) 2024 「座談会 「音」と文学――文学研究とサウンド・スタディーズとの対話――」 『昭和文学研究』88:2-23。