友部正人-愛について
愛聴して数年。今初めて作詞作曲は友部正人ってことを知った。
採点中に涙もろくなるとは、どういうことだ。
------------------
「愛について」作詞作曲:友部正人
壁に二つの影が映っている
子と母の二つの影が映っている
二人は自転車をこいで 今 家に帰るところ
子は母に話しかけながら 母は子にうなずきながら
子に父はいなく 母に夫はいない
父も夫もいない夜道を
二人はゴムまりのようにはずんでいく
ぼくには愛が二つの
ゴムまりになったように見える
父のいない子は 愛について考え続ける
夫のいない母も 愛について考え続ける
愛について考えることで 二人は結ばれている
道ばたである日
星のように遠いはずの男とすれ違う
愛のことを考えながら
子と母と 男は道ばたですれ違う
星のように遠い場所から
その夜 男は子と母に電話をかける
愛のことを考えながら 子と母は生きていく
愛のことを考えながら 男もまた生きていく
遠く離れた場所にいて
どちらも愛について考えている
つかまえた、と壁に映った子の影が言う
つかまえた、と壁に映った母の影が言う
子と母は自転車をこいで家へ帰っていく
つかまえた、とつぶやく影を
道ばたの壁の上に残して
---------------------------------
登録:
コメントの投稿 (Atom)
4 件のコメント:
ああ、俺もこれ好きですわ。かなり。
矢野顕子ヴァージョンがとても好きっすわ。
右下の親知らずを抜いて、ガッツのあるものが食べられない…。
ああ…。
ピアノナイトリィやっけ?
あれはいいですね。フロッタージュ氏の怪物狩りとか突然の贈り物が好きです。このアルバムの時のツアー行ったで、15年前くらい。
フェスティバルホール立ち見やった(笑)
親知らず、俺も年明け早々抜いた。上の歯やったから大したことなかったけど。痛かったら、鎮痛剤飲んどいたら大丈夫やで。2、3日はあんまり、うがいはせんように。かさぶたはがれるから。
たぶんそう。
5年前の今頃、毎日聴いてたなあ。
先月、さとがえるコンサート、行ってきた。あれは良かった。
親知らずは痛くなくて、術後良好で良かったっす。
治って歯茎が埋まったら、トンカツでも食おっか。4月になる前に。
コメントを投稿