やっぱ徒歩圏に映画があるって素晴らしい。
「夜の街を徘徊する」主人公が「夜の人々と交流を深める物語」かな、とか思ったが、全然違った。「サイコな主人公を見て観客が笑う」映画だったようだ。
「テレビニュースによって構成されるリアリティ」に見せられたサイコな男の人生が「テレビニュース映像原理主義」に染まっていくプロセスを描くお話だった。
予告編とも全然違うな。
分からんことがみっつ。
1.主人公はなぜTVプロデューサーの女性に、多少なりとも惹かれたのか?(あまり「魅力的」には見えない)
2.助手のラテン系のやつは、なぜ、この主人公の仕事を続けたのか?(数日勤めてから逃げれば良かったのに)
3.一緒に映画を見てた奴らの映画鑑賞作法
:平日夜なのに半分以上埋まってたが、エンドタイトルが流れ始めると一斉にみな帰った。こんなことでは、ダークナイトの監督クリストファー・ノーランの『インセプション』の最後のどんでん返し(?)を見損ねるではないか。
:笑いのツボが違う。主人公が「テレビって現実みたいだ」みたいなセリフを吐く場所があるのだけど、日本でこの部分を見たら「ああ、ここは主人公がサイコになっていく転換点なんだな」とか思ってゆっくりと映画にのめり込み始める場所のはずだが、けっこいろんな奴が「プーッ」と吹き出していた(ところで、この「プーッ」という笑い方は、僕は嫌いだ。スタバの隣でやられたらなんか不潔な気がする)。
:笑いのツボが低い。つまらんことで笑う。主人公が「サイコな顔つき」するだけで笑うって…。吉本新喜劇が進出してきたら大成功するに違いない。
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