メモ:
部屋中が複数のドローンで満たされていた。ドローンは精華のこのギャラリーの外側にも聞こえていて、売店のそばのスクールバス乗り場あたりの天井にも共鳴していた。
それぞれのガラス管内部にマイクがあり、その空間内部の共鳴音がマイクで増幅され、複数のドローンが生みだされているらしい。
中央に4つ、右側に1つ(あるいは2つ),奥に4つのガラス管があった。
それぞの共鳴空間の固有音程は、温度によって変化するらしく、右手のものと中央のものはライトが光ることで、奥のものは4本のうち2本の中に入っている銅線のようなものが光ることで、温度が変化する。
つまり、共鳴空間の固有音程が温度によって変化するプロセスを音として現象化させる作品、とのこと。
観客が歩き回ることによって〈共鳴空間のなかのマイクとスピーカーとの間に形成されているフィードバック〉に影響を与える、ということはないとのこと。インタラクティヴな要素はないとのこと。