Cox 2018: 127で、Eliane Radigue(エリアーヌ・ラディーグ)が1969年と1970年に制作したsound environmentを、最初期のsound installationだ、と形容している。
Eliane Radigueは、60年代にはピエール・シェフェールやピエール・アンリらとともに活動していたらしく、その頃にフィードバックを多用した音響空間を作り出したらしい。Cox2018の4章では、Max Neuhaus, Alvin Lucier, Christina Kubisch, ...らの先駆として言及される。
(Coxの視点では、〈「音/ノイズ」と区別される以前の、聴取の条件としての「ノイズ≒sonic flux」に注意を向けるアート〉としてのsound artの先駆的事例のひとつとして、roomに注意を向ける作品群の事例。)
録音物を聞く限りでは、確かに、そのドローン作品の「静謐さ」は同じくドローン作品とも言えるルシエのmusic on a long thin wireの録音を思い出させる(実際のところ、どういうenvironmentsだったのだろう)。
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Eliane Radigueのアルバムは、apple musicにはないがspotifyにはあった!
参考:
Cox, Christoph. 2018. Sonic Flux: Sound, Art, and Metaphysics. Chicago, IL: The University of Chicago Press.
音楽の決定的瞬間:シンセの達人10人と彼らが愛した機材たち
Triptych: The Music of Eliane Radigue
LIANE RADIGUE: THE MYSTERIOUS POWER OF THE INFINITESIMAL Story by: Julien Bécourt
wikipedia: Eliane Radigue
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Eliane Radigueのsound environmentsとは、この画像の作品(コレ自体はKaffe Matthews’s Sonic Bed)を含むものなのか?! だとしたら、カールスルーエで見たような見ていないような…。
Interview: Eliane Radigue's brave new worlds by Pascal Wyse
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いや、このベッドの作品を見ただけだな…。
三原聡一郎「“Sound Art. Sound as a Medium of Art” 『サウンドアート. 芸術の方法としての音』」(April 17, 2012(Tue))
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