2021-04-12

自分への励みと促しとして、2020年度の仕事と2021年度の予定(願望)の備忘録

2021年度はサバティカル(のようなもの)。そもそもは台湾でインプットに集中して人生とか研究の方向性とかを見直そうと人生の一時停止ボタンを押す時期と思っていたが、色々と計画を変更し、速度を上げて研究に専念する年度として過ごすことにする。

僕の努力だけではどうにもならない願望として、2021年度中に一度は海外に調査出張したい。

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2020年度の業績

論文

1.
NAKAGAWA Katsushi. 2021. "History of Sound in the Arts in Japan Between the 1960s and 1990s" in: Charrieras, Damien, and François Mouillot, eds. 2021. Fractured Scenes: Underground Music-Making in Hong Kong and East Asia. Springer Singapore: 225-239.

2.

「日本における〈音のある芸術の歴史〉を目指して――1950-90年代の雑誌『美術手帖』を中心に――」

細川周平さんの研究班のまとめ論集。そのうちアルテスパブリッシングから出るはず。

3.
中川克志 2021a 「台湾におけるサウンド・アート研究 試論――ワン・フーレイ(王福瑞、 WANG Fujui)の場合――」 横浜国立大学都市イノベーション研究院(編)『常盤台人間文化論叢』7: 157-181。 →横浜国立大学リポジトリ本文
:2019年12月の美学会発表を都市イノベ紀要に投稿したもの
(4.サウンド・スカルプチュア試論 →作成して未発表 →2021年度の都市イノベ紀要に投稿予定)
(5.京都国際現代音楽フォーラムに関する調査報告を投稿した。: 中川克志 2022(刊行予定) 「日本におけるサウンド・アートの系譜学――京都国際現代音楽フォーラム(1989-1996)をめぐって――」 京都国立近代美術館(編)『Cross Sections』vol.10。 ←たぶん出るのは2022年か2023年?)

学会発表

中川克志 2020 「「Sound/Art」展(1984)のパースペクティヴ――〈サウンド・アートとは何か〉とは何か――」 第71回美学会全国大会研究発表 オンラインにて2020年10月3日。

その他

1.
美学会(編)『美学事典』(丸善出版、2020年):「サウンド・アート」(314-315)と「聴覚の考古学」(422-423)とを寄稿。768ページ。22,000円。

2.
JASPM例会報告:ニュースレターに掲載されたような気がするがどこかにいった。

3.
JASPM書評:『ポップ・ミュージックを語る10の視点』の書評が2021年3月刊のものに掲載された(が未見)。

4.
都市科学事典に項目執筆:「都市の音(楽)環境」「都市を表象する音楽」(実物を未見なので詳細項目が不明)。

5.
2021123日(土)新音響文化研究会トークイベント「密集しない音楽実践をめぐって」@オンライン
登壇者:細田成嗣さん(ライター、音楽批評家)、dj sniffさん(音楽家、京都精華大学)、山本佳奈子さん(Offshore主宰)、忠(高橋)聡太さん(近現代文化史研究、福岡女学院大学)
告知:2021123日(土)の新音響文化研究会トークイベント: 密集しない音楽実践をめぐって - Google ドキュメント告知:2021年1月23日(土)の新音響文化研究会トークイベント: 密集しない音楽実践をめぐって - Google ドキュメントhttps://docs.google.com/document/d/11yqdroi4RI_VLMkYWAfJ_TRRn7VVJ-GL3qgpk2ZXnt8/edit
I am alive.: [告知]トークイベントの開催:密集しない音楽実践をめぐって https://after34.blogspot.com/2020/12/blog-post_22.html
イベント記録:新音響文化研究会トークイベント: 密集しない音楽実践をめぐって - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=NCSHmJep9_g


2021年度の予定(願望)

インプットの量を増やす

単著『サウンド・アートの系譜学』の下書き!!!

編著『​サウンド・スタディーズの「教科書」(仮)』の準備作成

共訳書(Keywords in Sound)の作成

クリスチャン・マークレー再論

台湾との共同研究プロジェクト(何回かオンラインで国際フォーラムを開催)

など

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