Ubuwebにあった2007年のフランス語ドキュメンタリー(英語字幕あり)を見た。
(以下のリンク先の年代表記は間違えている:UbuWeb Film & Video: Pierre Henry - The Magic Sun (1966) https://ubu.com/film/henry_sounds.html / 「Pierre Henry - The Art of Sounds -1966 (UbuWeb) 」 / Twitter https://twitter.com/reaktorplayer/status/1547006565181374465?s=12&t=11ZEXrP2WN4Aqbqo6aqcGw)
今までPierre Henryの面白さはイマイチ分かっていなかったが、このドキュメンタリーを見てもやはりよく分からなかった。
自分が今までピエール・アンリにピンときていなかったのは、このひとの音がリズムにあっていないように聞こえるからだ、ということを再認識した。ドラムやリズムがはっきりとある音楽にミュジック・コンクレートなやり方で音を足す場合、このひとの付ける音はただのタイミング外れに聞こえるのだ。そのタイミングで音を入れる意図が僕にはよく分からないのだ。
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で、Wikipediaを眺めていて知ったのだが、ピエール・アンリはスプーキー・トゥースというバンドと共作したことがあるらしい。で、そのアルバムはバンドにとって、なんかひどい問題だったらしい。ドキュメンタリーでは言及されてたかな? 気づかなかった。なかったかも。
以下、ウィキペディアの記述
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リドリーが1969年にハンブル・パイへ加入し、アルバム『セレモニー』(1969年12月)では代わりにアンディ・リーが加入した[2]。『セレモニー』の実験的な内容は賛否両論を受けた。このプロジェクトはゲイリー・ライトによって持ち込まれたものだったが[5]、このアルバムが彼のバンドとしてのキャリアに終止符を打ったと考えられている。このレコードは「ロック史における大失敗の1つ」であると別の人物は述べている[5]。ライトが説明しているように、「……私たちは自分たちのアルバムではなくプロジェクトを行ったんです。それはピエール・アンリという名前のフランスの電子音楽作曲家によるものでした。私たちは『これは私たちのアルバムではなく、彼のアルバムです。ミュージシャンとして演奏しているんです』としっかりレーベルに言ったのです。そしてアルバムが完成したとき、彼らは言いました。『いやいや、これは素晴らしい。君たちの次のアルバムとしてリリースするつもりだよ』。私たちは『そんなことはできません。それは『スプーキー・トゥー』の方向性とは合い入れないものですし、それは私たちのキャリアを台無しにするでしょう』と言いました。そして、まさにその通りのことが起こったのです」[6]。
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確かに、ピエール・アンリの音は不要に聞こえる…。そんなに悪いバンドじゃなさそうなのに。https://open.spotify.com/album/5NZmYochnO2fvif6LkCU10?si=eLtUESqESd-CrxhTCk1cVA
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