2016-02-08

メモ:冨士山アネット「Dance Hole」@のげシャーレ acy

ネタバレしないように曖昧に書く。
去年に引き続き楽しみだった。去年に引き続きメタダンスなテーマだったけど、去年と違って観客参加型のダンスで、一時間の間、同行した他の人たちとの間で緊張が解けたり解けなかったりした。
で、このダンスについてアレコレ言いたいならそういう仕掛けの巧拙を見るべきだと思うけど、個人的に、腰痛持ちとしてつらかったという感想だけが先走るので、あまりアレコレ言う資格がない。
同行した他の人たちに迷惑かけたりはしなかったと思うので、それは良かった。

正確には、自分が椅子から立ち上がったりする程度の動きも大変な、けっこうな腰痛持ちであることを再確認して、改めてヘコんだ。

あと、終わった後、演出の長谷川さんを初めて間近に見たのだが、男前だった。実は去年、ステージ上の姿(と髪型)だけ見て片桐仁みたいだなあとか思っていたのだが、まったく申し訳ないことである。
何の役にも立たない感想だなあ…。

2016-02-06

メモ:岡崎藝術座:イスラ!イスラ!イスラ!@ST acy

役者が全員お面を被っていて、ひとりがどこかの架空の島を表現していて、他の4人がその島の住人だったりその島への移民だったりを表現していたらしいが、セリフで説明し過ぎだし、そもそも〈擬人化〉が行われているということが劇の終わり頃まで分からなかった。こうすることで、ある文化への移民の問題やら何やらを考察できるかもしらない、という見込みがあるみたいだけど、疑問を感じる。どうだろう。他の人の意見を知りたい。

萩尾望都『メッシュ』に出てくる前衛小劇団を思い出した。
去年も同じこと思ったな。












Asian Meeting Festivalが面白かった、というメモ

アジアン・ミーティング・フェスティバル 2016

昨年に続き今年も、アジア各国で活躍してるミュージシャンを集めて日本を即興演奏してまわる、dj sniffとユエン・チーワイと大友良英が中心になってやってるAsian Meeting Festivaを見に行った。面白い音楽って色々あるけど、僕は今、この企画がとても面白い。なのでライブの後に出演者のひとりである香港から来たFionaにこの感動を伝えようとしたのだけど、うまく説明できなかったので、簡単にメモしておく。日本語でメモして考えをまとめておけば、そのうち英語でも説明できるようになるだろう。
とはいえまだうまく説明できない。

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まず大前提として、みんな、カッコ良い。ギター、サックス、打楽器、琴(みたいな楽器)、ターンテーブル、ガラス鉢、イスなど(最後のふたつ=最初のふたりは、ちょっと違う気がするが)。みんな、その楽器をカッコ良く見せる美味しいやり方をしっかり分かっているので、安心して、期待しながら即興演奏を見ていられる。変にダラダラしないし、フリージャズの真似ごとみたいなどこかで聞いたことのあるアレの再生産とかではないし、初めて会って数時間後でもしっかりとインタープレイしてくれるし(とはいやはり、何回か一緒に演奏した後のアンサンブルも見たい。たぶん毎回こなれていくのだと思う。面白そう)。
だから、即興演奏ファン(みたいなのがいるとして)にとって面白いことは間違いないと思う。でも、僕個人が面白がっている理由は、どうやら、「演奏の良し悪し」とは別の話だと思う。それは、僕が即興演奏についてあまり知らないことと、日本以外の状況をあまり知らないことが理由だと思う。
なので、以下、個人的なメモとして残しておく。
僕はAsian Meeting Festivaを見ていると以下の様なことを感じるので面白いのだけど、いやそれはなんか違うんじゃないか、とか、いやそれはなんか不勉強なんじゃないか、とかあると思うので、そういうことはまた適宜教えてください。僕も、もうちょっとシンプルにこなれた考え方をしたい。

1.
最初見ていると、ああ、NYのThe Issue Project RoomとかRouletteでやってても何の遜色もないなあ、いやそれどころかあそこらへんの演し物の中でも上級のものだなあ、と思う。

2.
そのうち、なんか違う、〈西洋的なもの〉の単純なヴァリエーションじゃない、と感じ始める。ギターのリフの展開の仕方とか、エアーサックス(というのかどうかは知らないけど。音をはっきり出さずに吹くアレ。運指の音とか息を吹き込む音とかよく聞こえるアレ)の入れるタイミングとか、女性ボーカルと男性ボーカルを重ね合わせる時のバランスの取り方とかが「なんか違う」という気になる。
あくまでもこれは「なんか違う」という「気になる」ってだけで、実は、単に〈ミュージシャンの個性の違い〉って言葉で説明しておけば良いのかもしれない。
でも、ここが面白い。
つまり、僕にとってAMFは、西洋と日本とアジアがどうしたこうしたとか考え出すきっかけになるところが、とても面白い。

3.
つまり僕は、Ensemble Asiaを見ると、いくつかの刺激を受ける。
僕は、自分がexperimental musicとかimprovisationを〈西洋的なもの〉を基準に見ていたことに気付く。つまり、自分が西洋中心主義的な視野で見ていたことに気付く。
僕は、自分が、〈アジア諸国のなかの日本〉みたいな視野を持っていなくて〈日本以外のアジアの国と西洋〉という関係性についてあまり考えていないことに気付く。いわば、〈日本と西洋〉という枠組みしかなくて日本以外の国はすべて世界、くらいの視野しか持っていないことに気付く。だから例えば〈日本以外のアジアの国で作られる、西洋由来のロックンロール〉にほとんど注意を払ってこなかったことに気付く。つまり、自分が自民族中心主義的な視野で見ていたことに気付く。
〈アジアの色々な国同士が並んでいる様子〉はなんだかとても面白いことに気付く。顔付きとかはみんななんとなく似ているし服装も使っている楽器もみんなけっこう似ているけど、出てくる音が少しずつなんとなく違うことに気付く。あるいは、何となく違うような気がする。
〈アジアの色々な国と西洋〉との力学は面白いことに気付く。
等々
こういうことに気付き、自分のものの見方を見直すきっかけになるので、面白い。で、色々と考えなから次から次へと音が移り変わっていくのを聴くわけである。こういうのはとてもエキサイティングな経験だ。

4.
この面白がり方は、日本で生まれ育って今もこれからも日本で生活していくつもりの僕だからするような面白がり方なのではないかと思う。世界中飛び回っている恩田晃さんなんかはどう思ったんだろう。あるいは、客席にけっこういた、日本在住のアジア人やヨーロッパ人にはどう見えたんだろう。あるいは、こんな面倒くさいこと考えずに、音の面白さだけを堪能したひとは、どんな感じで楽しんだのだろう。
知りたいところだ。

5.
別件のメモ。
演奏前にタクローくんに〈即興演奏家はみんな逆上がりができない〉という説を聞いた。その時はなんかイマイチ分からなかったが、ライブ見ている間になんとなく腑に落ちた。確かにみんな、バイク盗んだり校舎の窓ガラス破ったり、体育会系の不良っぽい感じではないのかもなあ、と思った。










2016-01-31

0130ICC~0131東京芸大卒業・修了作品展〜0131クリスティーナ・クービッシュによるトーク@ICC



    Christina Kubisch talk at ICC
    作家の概要の分かる良いトークでした。
    12年前に作品見たときのことを思い出したり。
    車輪の再発明プロジェクトの第2期展示についてはartistic soundsという感想を持ったそうです。
    中川 克志さんが写真4件を追加しました — 場所: 東京芸術大学
    3時にICCに行く(今日も!)まで時間あるので、上野に東京藝術大学卒業修了作品展を見に来た。
    もう、お腹いっぱいである。
    腰も痛いし。
    僕は自分のことを、アートに対する審美眼はあまり厳しくない人間だ、と思っていたが、そうでもないのかもしれん、とも思った。
    なんでも良いから、早く整体に行かねばならん。
    コメント
    中川 克志 この3つがなんだか気に入った。どれも何かに似ているような気もするが。「なんか美大生っぽいよなあ」というのは僕の偏見なのだと思う。
    中川 克志
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    ニュースフィード

    中川 克志さんがMinoru Hatanakaさんの投稿をシェアしました。
    21時間前
    Minoru Hatanaka
    23時間前
    今日のICCは、クリスティーナ・クービッシュのトークもあるし、ジョン・ウッド&ポール・ハリソン 説明しにくいこともある展もオープン・スペース2015展も見れるし、Filamentのレコードも買えるし、いろいろあってお得です。
    コメント
    中川 克志
    コメントする…
    中川 克志さん リラックスした気分 ー 場所: グリーンプラザ新宿
    なんとなく気まぐれでカプセルホテルに泊まり、<日韓戦で逆転勝利した日本チームを応援する大浴場>に居合わせた。
    勉強になった。
    毎日勉強だなあ。


2016-01-29

メモ:テクタイル(仲谷正史、筧康明、三原聡一郎、南澤孝太)『触楽入門』(朝日出版社、2016年)

(そういう必要もあったし)触覚とサウンド・アートの関係について何かネタ探しをしよう、という動機で読んでみたのだけど、知らないことが多くて、面白かった。
一項目3,4ページの記述でサクサク読める読み物だったし。
触覚にも錯覚があるのかあ!と思った。

触楽入門
仲谷 正史 筧 康明 三原 聡一郎 南澤 孝太 是澤 ゆうこ
4255009058


正確な書誌情報の書き方が分からん。
こうかな…。
テクタイル(仲谷正史、筧康明、三原聡一郎、南澤孝太) 2016 『触楽入門』 是澤 ゆうこ(イラスト) 東京:朝日出版社。