アトムの足音を作った大野松雄は、70年代に知的障害者のためのドキュメンタリー映画を制作し、その後、夜逃げして関西に移り、京都大学教育学部の心理学研究室で子どもの記録映像作ったり、滋賀県の知的障害者のための寮で年に一回の演劇のための音響の仕事をしたりしていたらしい。
というドキュメンタリーで、人の人生の激動が物語られていて、なんか面白かった。
映画としてはまあ、クライマックスの設定が難しそうだったなあ…(つまり、さほど盛り上がった感はなかった)。
映画『アトムの足音が聞こえる』公式HP
大野松雄公式サイト
メモ
:アトムの足音はオープン・リールを少しだけ回転させた音、手で動かして作成。アトムの飛行音は「オープン・リールで何も録音しないまま録音状態にして生じるフィードバック」の音量調節などで、作成。
:同時代の「サウンド・デザイナー」としては、Louis and Bebe Barronがいる。
:「誰も聞いたことがない音」の欲望は「音楽的素材の拡大」の欲望のラインで考えても良いだろう。
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