1.予想通り、新しい内容はなく、あまり面白くなかった。
2.が、一緒に収録されていたExperimental Filmsが面白かった!
3.監督はFrank Scheffer
ーーー
1.本編について
ケージの箴言を断片的に拝聴する映像と、ケージの音楽の断片的な映像の組み合わせ。
で、全体的によく分からない。
◯メモ
11:05- : Roaratorioの映像
25:30- : Tudorの語り
27:53-31:05 : 小杉武久について
47:06- : Europeraの映像
↓
◯自分なら、どういうケージ映画を見たいか考えてみた。
ケージの作品と言葉があって、その両方から多方面に影響が及んでいるのがケージの面白いところだと思うので、そういう、ケージ的ないろいろを概観するものが見たい。
なので、「1.ケージの作品と言葉」と「2.ケージの与えた/ケージからの影響」を見せる映画が見たい。
1.ケージの作品と言葉
1.1.ケージの音楽:ケージ作品を聴く映像
:コンサート会場で座って聞くものの場合は、もう少し時間を使った映像。
:ミュージサーカスとかヴァリエーションズでも良いけど「屋内や屋外の会場内を歩きまわってきく音楽」の映像。
1.2.ケージの考える「音楽を聴くあり方」を示す映像
:ケージ作品ではないけれど、相互浸透と融通無礙(interpenetration and nonobstraction)な音響を聴く経験を必要とする音楽はあると思うので、それを聴く映像。
:そういう「聴き方」は、ケージの発明品だと言える気もするので。
2.ケージの与えた/ケージからの影響
2.1.クラシック、ジャズ、ロック、ポップスの音楽家への影響
:これ、難しそうだなあ。ただ、坂本龍一や大友良英の言葉が欲しいわけではないので(でもやっぱ他にはいないか…)。
2.2.その聴衆への(間接的な)影響
:クラブやライブハウスで時々語られる「ジョン・ケージ」のことを念頭に置いている。
2.3.視覚芸術家への影響
:これは色々ありそう。「サウンドアート」のことを念頭に置いている。
2.4.その観衆への(間接的な)影響
:これも色々ありそう。
↓
きちんと考えると、映画の内容を考えるのはけっこう難しいことに気づいた。
2.付録のExperimental Filmsについて
◯CHESSFILMNOISE (1988), 17:21mins
the first film dir. by J. Cage
チェスをしている様子を盤上から撮影したものと、チェスをしている最中の(チェス盤の?)ノイズ
◯Wagner's Ring (1987), 4:24mins
conceived by Cage, dir. by F. Scheffer
ワーグナーの《指輪》(の全体か部分かは不明)が早回し映像で4分24秒に。
◯RYOANJI (2011), 60:37mins
ケージ《RYOANJI》(1983)に、龍安寺のイメージ・ショット(静止画)を重ねたもの。この重ねる順番と長さは、F. Schefferがチャンス・オペレーションズで決めたものらしい。
◯NOPERA (1995), 5:56mins
dir. by F. Scheffer
チェスをしながら作品のアイデアを語るケージ
◯STIPERA'S I & II (1992), 3:05mins
dir. by F. Scheffer
Europera I&IIに基づく作品。
《Europera I&II》(の全体か部分かは不明)が早回し映像で5分56秒に。
→参照:ジョン・ケージ生誕100周年記念リリース - TOWER RECORDS ONLINE:
3.監督のFrank Schefferについて
How to Get Out of the Cage: A Year With John Cage [DVD] [Import]
From Zero [DVD] [Import]
このDVD映像、見たことあるなあ、と思ってたら、これは『From Zero』(1994)のために使った映像を再編集したものだったらしい。
また、監督のFrank Schefferは、ケージ以外にもたくさんの、音楽を主題とする映画を撮影しているようだ。
Louis Andriessen、ベリオ、ブーレーズ、シュトックハウゼン、B.イーノの『Music for Airports』のための(?)ビデオ、F.ザッパ、エリオット・カーター などなど。
あるいは、1995年にアムステルダムで行われたマーラー・フェスティバルのドキュメンタリーも撮影しているとのこと。
『Sonic Acts: From Stockhausen to Squarepusher』(1998)というのもある。Youtubeにもあるし面白そうだなと思ったが、これ、オランダ語だ…。
2.が、一緒に収録されていたExperimental Filmsが面白かった!
3.監督はFrank Scheffer
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1.本編について
ケージの箴言を断片的に拝聴する映像と、ケージの音楽の断片的な映像の組み合わせ。
で、全体的によく分からない。
◯メモ
11:05- : Roaratorioの映像
25:30- : Tudorの語り
27:53-31:05 : 小杉武久について
47:06- : Europeraの映像
↓
◯自分なら、どういうケージ映画を見たいか考えてみた。
ケージの作品と言葉があって、その両方から多方面に影響が及んでいるのがケージの面白いところだと思うので、そういう、ケージ的ないろいろを概観するものが見たい。
なので、「1.ケージの作品と言葉」と「2.ケージの与えた/ケージからの影響」を見せる映画が見たい。
1.ケージの作品と言葉
1.1.ケージの音楽:ケージ作品を聴く映像
:コンサート会場で座って聞くものの場合は、もう少し時間を使った映像。
:ミュージサーカスとかヴァリエーションズでも良いけど「屋内や屋外の会場内を歩きまわってきく音楽」の映像。
1.2.ケージの考える「音楽を聴くあり方」を示す映像
:ケージ作品ではないけれど、相互浸透と融通無礙(interpenetration and nonobstraction)な音響を聴く経験を必要とする音楽はあると思うので、それを聴く映像。
:そういう「聴き方」は、ケージの発明品だと言える気もするので。
2.ケージの与えた/ケージからの影響
2.1.クラシック、ジャズ、ロック、ポップスの音楽家への影響
:これ、難しそうだなあ。ただ、坂本龍一や大友良英の言葉が欲しいわけではないので(でもやっぱ他にはいないか…)。
2.2.その聴衆への(間接的な)影響
:クラブやライブハウスで時々語られる「ジョン・ケージ」のことを念頭に置いている。
2.3.視覚芸術家への影響
:これは色々ありそう。「サウンドアート」のことを念頭に置いている。
2.4.その観衆への(間接的な)影響
:これも色々ありそう。
↓
きちんと考えると、映画の内容を考えるのはけっこう難しいことに気づいた。
2.付録のExperimental Filmsについて
◯CHESSFILMNOISE (1988), 17:21mins
the first film dir. by J. Cage
チェスをしている様子を盤上から撮影したものと、チェスをしている最中の(チェス盤の?)ノイズ
◯Wagner's Ring (1987), 4:24mins
conceived by Cage, dir. by F. Scheffer
ワーグナーの《指輪》(の全体か部分かは不明)が早回し映像で4分24秒に。
◯RYOANJI (2011), 60:37mins
ケージ《RYOANJI》(1983)に、龍安寺のイメージ・ショット(静止画)を重ねたもの。この重ねる順番と長さは、F. Schefferがチャンス・オペレーションズで決めたものらしい。
◯NOPERA (1995), 5:56mins
dir. by F. Scheffer
チェスをしながら作品のアイデアを語るケージ
◯STIPERA'S I & II (1992), 3:05mins
dir. by F. Scheffer
Europera I&IIに基づく作品。
《Europera I&II》(の全体か部分かは不明)が早回し映像で5分56秒に。
→参照:ジョン・ケージ生誕100周年記念リリース - TOWER RECORDS ONLINE:
3.監督のFrank Schefferについて
How to Get Out of the Cage: A Year With John Cage [DVD] [Import]
From Zero [DVD] [Import]
このDVD映像、見たことあるなあ、と思ってたら、これは『From Zero』(1994)のために使った映像を再編集したものだったらしい。
また、監督のFrank Schefferは、ケージ以外にもたくさんの、音楽を主題とする映画を撮影しているようだ。
Louis Andriessen、ベリオ、ブーレーズ、シュトックハウゼン、B.イーノの『Music for Airports』のための(?)ビデオ、F.ザッパ、エリオット・カーター などなど。
あるいは、1995年にアムステルダムで行われたマーラー・フェスティバルのドキュメンタリーも撮影しているとのこと。
『Sonic Acts: From Stockhausen to Squarepusher』(1998)というのもある。Youtubeにもあるし面白そうだなと思ったが、これ、オランダ語だ…。
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