僕のイメージは古かったみたいで、ドローン主体じゃなかった。
「あまり使わない楽器奏法」をある程度体系化してイディオム化したものを、アンサンブルで即興演奏していた、と見た。
ギターの高音部分だけ使うとか、バイオリンの明確なピッチになる前の弦と弦のこすれた瞬間だけ使うとか、言語化しにくい奏法たち。
を、それぞれの楽器が集めて、イディオムとして体系化して即興演奏していたのではないか?
ある楽器の不協和音とか不快な高音などの濃度が高まると、他の楽器がすぐに中和する、とか。
オリヴェロスは、場を完全に取り仕切るとかではなく、けっこう引っ込んでいた。これも良かった。特定の中心に振り回されることもなく音が動いていたみたいで。
その「繊細な感じ」が素晴らしかった。その「繊細な感じ」を中心にして前面に持っていく、という大胆な感じがカッコ良いのかもしれない。
ともあれ楽しんだ。
実際はどうやってたんだろう? あまり外してないと思うが、方法論はまったく違うかもしれない。
一番目の女性も良かったが、それ以上だった。
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