谷口くん(京都精華大学の谷口文和さん)と福田くん(近畿大学の福田裕大さん)と3人で書いた『音響メディア史』という本がまもなく刊行されます。来週中には献本発送して、今月中には書店とかアマゾンで入手可能になるはずです。
全15章です。どんなところを売りとして押していこうかなあ、と思っていたら、谷口くんがまとめていてくれました。さすが、頼りになる。
少しアレンジしておきます。
1.
19世紀末に登場した録音技術(音響再生産技術)の歴史を一冊で概観できること
:単なる技術史ではない音響メディア史は軒並み絶版になっているので、今のところ日本語で読めるこの手の本としては、おそらく唯一のはず
2.
単なる技術史ではなく、音響メディアを取り巻く文化の展開を追っていること
:音響技術を取り巻く時代ごとの認識や、音響技術と社会状況との関係やその変質について考察するタネがあること
(:個人的には、この本の最後に、音響技術史と、レコードというメディアを用いるアーティストとの関わりについて述べる15章のような文章を収録できて良かった。)
3.
男女兼用だしお求めやすいお値段であること
:本文300ページ超のボリュームにもかかわらず、消費税込で2,500円でお釣りが出ること
もうすぐスターン『聞こえくる過去』の共訳も出るので、色々と連動させて何かイベントをやっていく予定です。
どうぞよろしくお願いします。
今年度はかなり頻繁に関西に行くことになりそうです。
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