2017-05-02

メモ:打口时代(dakou generation)

Wang, Jing. 2012. Making and Unmaking of Freedom: Sound, Affect and Beijing. Ph.D dissertation. Ohio University. →PDF
を読んでいる。
このなかで、中国のサウンド・アートを概観するためにその源流として5つ(underground rock music culture, Yao Dajunin and the art of sound, the year 2003, live festivals and concerts after 2003, sound art in galleries and in the city)あげていて、そのうちの1つである中国のアンダーグラウンド音楽に言及するために中国のロックに言及している。
そこでdakou generation(打口时代)というものを学んだ。



中華人民共和国のロックの歴史を考えるなら、dakoku generation(打口时代)というものがあるらしい。
dakoku CDというのはCDに穴を開けて商品として通用しなくした廃棄品なのだが、これが80年代後半から中国で流通し始め、大きな影響を与えたらしい。

打口CDで画像検索したら、こういうのが出てきた。
Amazonのマーケットプレイスで中古で買うと、よく、プラスチックケースに一部を割ってあるものが送られてくるけど、それとは違って、CDメディアそのものに穴が開けられている。
(ってことは、〈アルバム全曲を聞く〉のではないやり方でアルバムが聞かれていたわけだ。面白えなあ。)


参考:
Kloet, Jeroen de. 2005. "Popular Music and Youth in Urban China: The Dakou Generation." The China Quarterly, 183: 609-626.

Cut-out (recording industry) - Wikipedia

中国ロック30年~若者の音楽はいま|特集ダイジェスト|NHK キャッチ!世界のトップニュース

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