240906付記:
(*写真は一番無難そうなのを選んだつもりですが、何か問題あればすぐ削除しますので、どうぞお知らせください。)
当日は盛況に終わりました。そういや、こういう特別講義のイベントのレポートって、どんな形で残せば良いのだろう。芸大の優秀なスタッフのおかげで映像記録はあるのだけど、テキストで残すことを考えていなかった…! でもまあ、講演用原稿とかは公開するものじゃないし、こういう講演があったことそれ自体が今後につながるのだ、と考えておけば良いのかもしれない。
Benjamin Piekutさんのお話は、前半はHenry Cowの話で、後半は最近行なっているsound art研究の話ですた。前半で、rockの実践において焦点がthe soundに変わっていったという話が印象深く、後半は、最近行なっているsound art研究におけるpractices, concepts, categoriesの話(とJing Wang, Half Sound, Half Philosophyの話)が面白かったです。来場者のほとんどはHenry Cowに関心があったのだと思うけど、僕は、sound art研究のアプローチの仕方に感心しました。あと、僕のサウンド・アート研究のアプローチをやたら褒めてくれていて、大変気分が良かったです。Benさんのsound art研究、きっちり論文化されることを期待。2,3年以内に書くみたいなことを言っていたので、期待!
特別講義の後、講義のあった階の上階で20人ほどでアフターパーティーがありました。色々なタイプの人と話して面白かったです。最後、(講演で出てきたHenry CowのDelugeではなく)Talking HeadsのPsycho Killerで、みんな踊ってた(Henry CowのTim Hodgkinsonさんも)ことをご報告しておきます。
とりあえず、作ったけど半分以上見せなかったので、せっかくなので、中川の5分トークスライド(実際は10分ほど話してしまった)を公開しておきます(これは別に秘匿しておくべきというほどのものではないので):中川_5_minutes_talk_at_Benさんイベント_ver1_240830.pdf
(これだけ見てもよく分からないと思うけど、まあ、「お焚き上げ」ってやつです。)
(この文章を書いていて初めて気づいたけど、「トランスーション」となっている! 8月後半の準備中からさっきまで、全く気づいていなかった!!! せっかくなので、このままにしておこう。)
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逐次通訳あり。興味のある方はどなたでも参加できます。ぜひお越しください。定員40名なので事前登録が必要です。詳細はリンク先をご覧ください。
特別講義: ベンジャミン・ピケット「トランスーション:ヘンリー・カウ、ロック、インプロヴィゼンーション、実験音楽、サウンドアートの発展史 」 | 東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻 http://ga.geidai.ac.jp/2024/08/13/benjamin-piekut/
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ピケット氏は1960年代以降のいわば音楽文化のエコシステム全体を研究している人です。日本ではもちろん『ヘンリーカウ:世界とは問題である』の著者として知られていますが、最初の著書ではいわゆるケージ的な実験音楽周辺の諸々を扱ったり、ジョージ・E・ルイスとともに即興演奏に関する論文集を編集したり、なぜか、Henry Flyntのインタビュー動画が蓄積されているYouTubeチャンネルを持っていたりします。その関心の一環として、近年ピケット氏はsound art(というコンセプトの出現した経緯)を調査しています。その点で中川と、「概念あるいはタームとしてのサウンド・アート」に対する関心を共有しているわけです。
講義には他にも、横川理彦さん(音楽家、After Dinnerなどに参加)も登壇されます。
よろしくお願いします。
参考:Special Talk: Professor Benjamin Piekut | 東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻 http://ga.geidai.ac.jp/en/2024/08/13/benjamin-piekut/
研究会のお知らせです。
来月9月3日(火)に東京芸大上野キャンパスで、『ヘンリーカウ:世界とは問題である』(月曜社刊、2023年)の著者ベンジャミン・ピケット氏(コーネル大学音楽学部教授)による特別講義が行われます。1960年代以降の様々な音楽文化(ヘンリー・カウ、ロック、インプロヴィゼンーション、実験音楽、サウンドアートなど)の流動的諸関係についてお話ししていただけると思います(中川の予想です)。逐次通訳あり。興味のある方はどなたでも参加できます。ぜひお越しください。定員40名なので事前登録が必要です。詳細はリンク先をご覧ください。
特別講義: ベンジャミン・ピケット「トランスーション:ヘンリー・カウ、ロック、インプロヴィゼンーション、実験音楽、サウンドアートの発展史 」 | 東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻 http://ga.geidai.ac.jp/2024/08/13/benjamin-piekut/
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ピケット氏は1960年代以降のいわば音楽文化のエコシステム全体を研究している人です。日本ではもちろん『ヘンリーカウ:世界とは問題である』の著者として知られていますが、最初の著書ではいわゆるケージ的な実験音楽周辺の諸々を扱ったり、ジョージ・E・ルイスとともに即興演奏に関する論文集を編集したり、なぜか、Henry Flyntのインタビュー動画が蓄積されているYouTubeチャンネルを持っていたりします。その関心の一環として、近年ピケット氏はsound art(というコンセプトの出現した経緯)を調査しています。その点で中川と、「概念あるいはタームとしてのサウンド・アート」に対する関心を共有しているわけです。
講義には他にも、横川理彦さん(音楽家、After Dinnerなどに参加)も登壇されます。
よろしくお願いします。
参考:Special Talk: Professor Benjamin Piekut | 東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻 http://ga.geidai.ac.jp/en/2024/08/13/benjamin-piekut/
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