2026-03-16

メモ:昼間賢『ポール・ブレイ 即興の時を求めて』(カンパニー社、2026年)

昼間さんの著書を落手しました。

ECMにイカしたアルバムを残しているジャズのピアニスト、ポール・プレイ、このミュージシャンに関する、日本では初めての書物、とのこと。

僕はこの音楽家のことをよく知らず、聞いてみて、「端正だけど地味だなあ」とか思ってたのだけど、それより、この文章、すごい。ちょっとビックリした。

この音楽を聞く意味とか意義を文章が担保してくれるというか。気取ったレトリックを大袈裟に見せようと頑張る批評文とかでは全くなくて、とてもロジカルに理解できる。と同時に、ポール・ブレイの音楽が他のミュージシャンの演奏や作曲とどのように違うかを、かなり明確明晰に腑分けしている。今年の音楽本大賞の有力候補ではないか(推薦するの、忘れそうだけど)。

(「別にこの人の音楽を僕がいま聞く必要性も必然性もない」のだけど、この文章を読んでいると、ポール・ブレイの音楽を聴くことには意味と意義がある、と感じる。「批評」あるいは「研究」として、望むべく最良の効果/成果の一つではないか。) 

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