2017年10月16日月曜日

メモ:マイケル・ギルモア『心臓を貫かれて』(1994年)

殺人犯として死刑を望んで銃殺された兄をもつ弟が、四人兄弟とその父母や一族の過去まで遡るという、一応ノンフィクション。
札幌で勝井さんが面白かったと言っていたので読んでみた。翻訳は二巻本で、最近結構忙しかったのだけど、空き時間(があること)に(して)、ついつい最後まで読んでしまった。別に劇的な救いや癒やしがあるわけでもない。
とにかく僕は、家庭内暴力がこんなにも人を損なうものなのか、ということを思った。また、〈家族の皆が暴力に損なわれていくなかで、年齢の離れた弟である著者のマイケルが60-70年代のロックン・ロールの魅力に取りつかれたおかげで、精神的にも、そして音楽ジャーナリストとして経済的にも、家族から離れることができるようになったということ〉に感動した。娘にはロックン・ロールも聞かせてあげよう。
1996年に村上春樹が翻訳した。出てすぐ翻訳したんだなあ。

心臓を貫かれて〈上〉 (文春文庫)
マイケル ギルモア Mikal Gilmore

文藝春秋 1999-10-01
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