http://www.ntticc.or.jp/Archive/2015/Opensalon76/index_j.html
デュシャンにふれたきっかけの展覧会はこれのようだ。
:
877. The Machine as Seen at the End of the Mechanical Age [MoMA Exh. #877, November 27, 1968-February 9, 1969]
:http://www.amazon.com/The-Machine-Seen-End-Mechanical/dp/B0007DDXYK
ICCでビル・フォンタナの40年に渡る活動の話を聞いてきた。
デュシャンの「音楽的彫刻」というメモに触発されて、sound sculptureとして自分の音響作品を作り始めたこと、sound mappingに関心を持って複数の都市の音をリアルタイムに伝送する作品を作り始めたこと、そのままでは音として知覚されないhypersonicな振動をも音として収集するタイプの作品のこと(今ICCで展示しているもののひとつはこのタイプのものの記録のようだ)、といった話を聞いてきた。
フォンタナの話をまとまって聞ける機会は日本ではたぶん初めてだったと思うし(たぶん)、面白かった。
関西に住んでたら、このためだけに東京に来てたことだろう。フォンタナに関する書籍などが望まれるところである。
僕はフォンタナの作品が好きだし、実験音楽とかケージ以後の文脈とかを考えるうえで重要な作家だし、博士論文の最後の章でも扱ったのだった。
なので、当然、僕はトークの後で質問したのであった。
で、その時「私はファンです」という一声から質問を始めたところ、通訳の方に「My name is Fuan.」と訳されてしまった。
「私はあなたのファンです」って言えば良かったのだね。なんつうか、なんとなく、反省することしきりである。
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