読了。フェス行ったことないし今後もたぶん行かないだろう僕が、フェスで卒論書く学生の卒論指導に使える、イカした本でした。
祝祭とはどのようなものであるかという社会学的な義論を参照しつつ、フェスについて概括的に分析してくれていて、勉強になりました。
最後の章で、フェス内格差とロスジェネの話があって、僕の生活実感と全然違う結論が引き出されていて、面白かったです。緩めのつながりの場所としてフェスが機能する云々という結論には、僕は共感できないけど(そもそもフェスに行くひとが周りにいなかった。同世代なのに不思議だなあ。)、今の大学生はこの結論をどんな風に読むのだろう。共感するやつもいるのだろうなあ。
「イベント」の起源は大阪万博だってのは(147)、よくある話なのかもしれんけど、言わせてみれば確かに!と思いました。
いつかフェスに行くこともあるのかなあ。フェス行く金があれば、高級温泉に行くだろうなあ。
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