日本語なら〈絵画における音と音楽の歴史〉みたいな感じで文庫本でありそうな感じ。関連するアーティストの名前がたくさんあり、勉強になる。が、深い考察はない。また、美術と音楽との融合を性急にフルクサスに求めるあたり、なかなかに予定調和な美術中心主義的な言説。
とはいえ、この本の欠点をあげつらっても仕方ない。この本は、さまざまな〈音楽と美術との関連性を語る際のtropes〉の事例を収集したり、僕が知らないアーティストの固有名詞を学ぶための本、として使うべし。
〈19世紀の科学の進化に反応して絵画における時空間の変化があり、その際、音楽がモデルとして使われた〉というストーリー。
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