日曜日の研究会で城くんに教えてもらった論文より。
Miyazaki, Shintaro. 2013. “Urban Sounds Unheard-of: A Media Archaeology of Ubiquitous Infospheres.” Continuum 27 (4): 514–22.
Max NeuhauのListenや鈴木昭男の点音のような〈街歩き〉系の作品のひとつに、20世紀以降の日常生活における、そのままでは耳に聞こえない電磁気をdeviceを介して音響として知覚させるタイプの作品がある。Christina Kubischがその代表だろう。この論文ではInfosphereという言葉を使ってそういう作品に言及している。また、ルフェーヴルのリズム分析にも言及している。明快で好感の持てる分析だ。
自分がルフェーヴルに関心を持てるかどうかは不安なので、まずは、Douglas Kahnによるelectromagneticismとinfospheresとの差異をどう記述するか、を考えていくことにしよう。
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