2026-03-24

【お知らせ】3月26日にホルガー・シュルツェ教授来日記念コロキウム「HOW TO STUDY SOUND?」を開催します

終了報告:中川 克志 - 昨日、コペンハーゲン大学のホルガー・シュルツェ教授をお招きしたコロキウム「HOW TO STUDY... | Facebook https://www.facebook.com/katsushi.nakagawa.9/posts/pfbid02oALgNoGWqBN8LmjV64pC58NunyZJQAdCH3QYReNumpL8Q8HQKYb3dDrDYwiHhfHl

皆様

(This is the announcement of the colloquium with Dr. Holger Sculze. English follows Japanese.)


お世話になっております。横浜国立大学の中川です。

この度、コペンハーゲン大学のホルガー・シュルツェ(Holger Schulze)氏をお迎えし、コロキウムを開催いたします。


本コロキウムでは「HOW TO STUDY SOUND? サウンド・スタディーズの現在地点と実践」と題し、シュルツェ教授による基調講演のほか、日本におけるサウンド・スタディーズの受容、および次代を担う若手研究者らによる多角的な報告を行います。

サウンド・スタディーズの主要概念から最新の動向までを深く議論する貴重な機会となります。年度末のご多忙な折とは存じますが、皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加いただけますと幸いです。


【開催概要】

日時: 2026年3月26日(木) 14:00 – 18:00

会場: 東京大学 本郷キャンパス 法文1号館 1階 115教室

詳細: 以下のプログラム、および添付のフライヤーをご参照ください。

主催:「新音楽取調掛」研究会

共催:東京大学美学芸術学研究室/横浜国立大学大学院・都市イノベーション研究院・中川克志研究室


※参加費無料、事前申し込み不要です。

※講演および質疑応答は英語で行われます。


【関連イベントのご案内】

本学術イベントに続き、ホルガー・シュルツェ博士は、3月30日(月)にKOIAS(神戸雰囲気学研究所)主催のミニシンポジウムにも登壇される予定です。こちらでは小田部胤久氏のご登壇も予定されておりますので、関西方面の皆様はあわせてご注目ください。

260318追記:また、4月3日には「サウンド・アート研究会(イルカ第4回)」においてレクチャーを行う予定とのこと。会場は立命館大学朱雀キャンパス。

日本語リーフレット
Leaflet in English

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日本語

HOW TO STUDY SOUND?

サウンド・スタディーズの現在地点と実践:ホルガー・シュルツェ博士を迎えて


「サウンド・スタディーズ」という名前と領域が立ち現れてから約20年。音や聴覚を出発点として何らかの人文社会科学的な知見を獲得する営みは、今どのような地平に立っているのでしょうか。

本コロキウムでは、コペンハーゲン大学 Sound Studies Labのディレクター、ホルガー・シュルツェ博士をお迎えし、サウンド・スタディーズの主要概念や方法論、そして最新の研究領域などについてお話しいただきます。後半では、日本におけるサウンド・スタディーズの受容と現状、そして次代を担う大学院生たちによる多角的な研究報告を交え、参加者の皆様と「音をいかに研究するか」を深く議論します。


【開催概要】

日時: 2026年3月26日(木) 14:00 ~ 18:00

会場: 東京大学 本郷キャンパス 法文1号館 1階 115教室

会場アクセス: 本郷三丁目駅(地下鉄丸ノ内線・大江戸線)、東大前駅(地下鉄南北線)、根津駅(地下鉄千代田線)から徒歩10分程度(キャンパスマップは右記のQRコードをご参照ください)

※参加費無料、事前の参加申し込みは必要ありません。

※講演・質疑は英語で行います。


【プログラム】

14:00 – 15:00 | Keynote Speech(40分講演 / 20分質疑応答)

What Are Sound Studies? Key Issues, Urgent Challenges, and Sonic Critique

Holger Schulze(コペンハーゲン大学教授 / Sound Studies Lab ディレクター)


15:15 – 16:50 | Short Presentations

What is "Saundo Stadies" in Japan? A Brief Introduction to A Mixture of Peripheral and Transdisciplinary Practices in Japan

中川克志(横浜国立大学)


Constructing Sound Fidelity: Discourses in Japanese Hi-Fi and Audio Magazines

中村将武(東京大学大学院 美学芸術学研究室)


Listening to Classical Music in Pre-war Japan: Cultural Origins of the Meikyoku Kissa

ダリオ・サマラーニ(東京大学大学院 文化資源学研究室)


The Poetics of Timbre: Reimagining P. I. Tchaikovsky’s Symphonic Sounds

速水そら(東京藝術大学大学院音楽研究科 音楽文化学専攻(音楽学))


17:00 – 18:00 | General Discussion

全体討論:音と聴覚から文化を思考するために


【登壇者プロフィール】

Holger Schulze (ホルガー・シュルツェ)

コペンハーゲン大学教授。Sound Studies Labディレクター。サウンド・スタディーズ、音響人類学、メディア理論の世界的権威。多数の著作を通じて、音の感性、身体性、政治性を論じている。主な著作に、Sonic Fiction (Bloomsbury Academic, 2020)、Sound Works. A Cultural Theory of Sound Design (Bloomsbury Academic, 2019)、The Sonic Persona. An Anthropology of Sound (Bloomsbury Academic, 2018)、共著にThe Bloomsbury Handbook of the Anthropology of Sound (Bloomsbury Academic, 2021)、The Bloomsbury Handbook of Sound Art (Bloomsbury Academic, 2020)など。

大学HP:https://artsandculturalstudies.ku.dk/staff/?pure=en/persons/490235

Sound Studies Lab HP:http://www.soundstudieslab.org/author/admin/


中川 克志 (なかがわ かつし)

横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院准教授。サウンド・アート研究、サウンド・スタディーズ。『サウンド・アートとは何か』(ナカニシヤ出版、2023年)、共著『音響メディア史』(ナカニシヤ出版、2015年)、共訳にジョナサン・スターン『聞こえくる過去』(インスクリプト、2015年)など。

HP:https://sites.google.com/site/audibleculture/


主催: 新音楽取調掛

共催: 東京大学美学芸術学研究室/横浜国立大学大学院・都市イノベーション研究院・中川克志研究室

お問い合わせ: 中村将武(nshobu@g.ecc.u-tokyo.ac.jp)


English

HOW TO STUDY SOUND?

Current Directions and Practices in Sound Studies, with Dr. Holger Schulze


Approximately 20 years have passed since the name and field of “Sound Studies” emerged. Where does the endeavor to generate knowledge in the humanities and social sciences — taking sound and auditory experience as its starting point — stand today?

In this colloquium, we welcome Dr. Holger Schulze, Director of the Sound Studies Lab at the University of Copenhagen, to discuss the key issues and methodologies of sound studies, as well as the latest research areas. In the latter half, we will engage in an in-depth discussion with participants on “how to study sound,” including the reception and current state of sound studies in Japan, as well as diverse research reports by graduate students.


【Event Details】

Date: 2026/03/26 Thu. 14:00 ~ 18:00

Location: University of Tokyo, Hongo Campus, Faculty of Law & Letter 1st Bldg. 1F Room 115

Access: 10-minute walk from Hongo-sanchome Station (Tokyo Metro Marunouchi Line / Toei Oedo Line), Todaimae Station (Tokyo Metro Namboku Line), or Nezu Station (Tokyo Metro Chiyoda Line). For campus map, please see the QR code.

Admission free. No prior registration required.

The lecture and Q&A will be conducted in English.


【Program】

14:00 – 15:00 | Keynote Speech (Presentation: 40m / Q&A: 20m)

What Are Sound Studies? Key Issues, Urgent Challenges, and Sonic Critique

Holger Schulze (Professor at the University of Copenhagen / Director of the Sound Studies Lab)


15:15 – 16:50 | Short Presentations

What is "Saundo Stadies" in Japan? A Brief Introduction to A Mixture of Peripheral and Transdisciplinary Practices in Japan

NAKAGAWA Katsushi (Yokohama National University)


Constructing Sound Fidelity: Discourses in Japanese Hi-Fi and Audio Magazines

NAKAMURA Shobu (Graduate Student, Tokyo University, Department of Aesthetics)


Listening to Classical Music in Pre-war Japan: Cultural Origins of the Meikyoku Kissa

Dario Samarani (Graduate Student, Tokyo University, The Department of Cultural Resources Studies)


The Poetics of Timbre: Reimagining P. I. Tchaikovsky’s Symphonic Sounds

HAYAMI Sora (Graduate Student, Tokyo University of the Arts, Department of Musicology)


17:00 – 18:00 | General Discussion

Thinking Cultures through Sound and Hearing


【Profile】

Holger Schulze

Professor at the University of Copenhagen, Director of the Sound Studies Lab. A leading scholar in Sound Studies, Anthropology of Sound and Media Studies. Through numerous publications, he explores the aesthetics, corporeality, and politics of sound. His books include Sonic Fiction (Bloomsbury Academic, 2020), Sound Works. A Cultural Theory of Sound Design (Bloomsbury Academic, 2019), The Sonic Persona. An Anthropology of Sound (Bloomsbury Academic, 2018), The Bloomsbury Handbook of the Anthropology of Sound (Bloomsbury Academic, 2021), The Bloomsbury Handbook of Sound Art (co-edited with Sanne Krogh Groth, Bloomsbury Academic, 2020) among others.

HP (University of Copenhagen): https://artsandculturalstudies.ku.dk/staff/?pure=en/persons/490235

HP (Sound Studies Lab): http://www.soundstudieslab.org/author/admin/


NAKAGAWA Katsushi

Associate Professor at the Graduate School of Urban Innovation, Yokohama National University. Researcher specializing in sound art and sound studies. Publications include What is Sound Art? (Nakanishiya Publishing, 2023) (in Japanese), History of Sound Reproduction Technology (Nakanishiya Publishing, 2015) (in Japanese), and the translation of The Audible Past by Jonathan Sterne.

HP: https://sites.google.com/site/audibleculture/


Organizer: New Music Investigation Committee

Co-Organizer: Department of Aesthetics, The University of Tokyo / NAKAGAWA Katsushi Lab at the Graduate School of Urban Innovation, Yokohama National University

Contact: Nakamura Shobu (nshobu@g.ecc.u-tokyo.ac.jp)


参考:中川克志/ホルガー・シュルツェ教授来日記念コロキウム「HOW TO STUDY SOUND?」共催 - Y-GSC https://ygsc-studio.ynu.ac.jp/2026/03/how-to-study-sound.html

2026-03-16

メモ:佐野風史 Fushi Sano Solo Exhibition "Before Listening"






お声がけいただき、黄金町で佐野風史さんの個展を見に行きました。

Fushi Sano / 佐野 風史 https://fushi-sano.studio.site/news
イキの良い若いアーティストの作品、という感じで、良かったです。行く前はコンセプトが面白そうだと思っていて、実際に作品を見てみると、作品に結実できているところもあればコンセプト以上のものができているところもあれば、なんか上手く行ってないところもあるような気がしたけど、そういう渾然一体感は面白かったです。
個展は明日までなのでこのポストに宣伝効果はないと思うけど、ノイキャンを使った作品は予約制なので、体験しに行かれる方は気をつけてください。

 

 
耳の形を機械的に変えたりとか、再生産される音響をノイキャンのイヤフォンで操作したりとかする「聞く作曲」というコンセプトを掲げているっぽくて、あと、これまでたくさん作品を実際に作ってきているし、それが良いと思ったので、また、行きやすい場所でやってくれていたし、見物しに行ってきました。
本人が色々思うこととか、歴史的系譜への意識とか、「聞く作曲」のコンセプトとか、そこらへんの色々がまとまって「うりゃ!」となって、今回のような展示になっているそうです(作品鑑賞後にお話ししたのだけど、そのお話の内容をおおまかにまとめるとこんな感じだったような気がする)(「うりゃ!」じゃなくて「ばっ!」だったかも)。

佐野さんは慶應義塾大学大学院SFCの人で、環境情報学部の人で、xmusicの人らしいです。「SFCの人」とは、僕は、田中さんとかDannyさんとか何人かと個々に会ったことがあり、今日も佐野さんと他にお二人いたのだけど、「SFCとはどんなところか?」というのはよく分からんままでした。藤沢には「サウンド・アート」を作っている人が集まっているらしい。藤沢に?! そのことを思うとなんか不思議なので、何か縁がないものかなあ。

 

 
今日は朝からパスポートセンターで娘のパスポート更新手続きなどあり、その後も1200までに帰宅する必要があり、朝から車でウロウロして、黄金町も久しぶりだけど歩き回る時間も取れず。会場の八番館というところは、「試聴室その2」の目の前でした。でも「試聴室その2」が今どうなっているかを見る時間もなかった。残念。

メモ:昼間賢『ポール・ブレイ 即興の時を求めて』(カンパニー社、2026年)

昼間さんの著書を落手しました。

ECMにイカしたアルバムを残しているジャズのピアニスト、ポール・プレイ、このミュージシャンに関する、日本では初めての書物、とのこと。

僕はこの音楽家のことをよく知らず、聞いてみて、「端正だけど地味だなあ」とか思ってたのだけど、それより、この文章、すごい。ちょっとビックリした。

この音楽を聞く意味とか意義を文章が担保してくれるというか。気取ったレトリックを大袈裟に見せようと頑張る批評文とかでは全くなくて、とてもロジカルに理解できる。と同時に、ポール・ブレイの音楽が他のミュージシャンの演奏や作曲とどのように違うかを、かなり明確明晰に腑分けしている。今年の音楽本大賞の有力候補ではないか(推薦するの、忘れそうだけど)。

(「別にこの人の音楽を僕がいま聞く必要性も必然性もない」のだけど、この文章を読んでいると、ポール・ブレイの音楽を聴くことには意味と意義がある、と感じる。「批評」あるいは「研究」として、望むべく最良の効果/成果の一つではないか。) 

2026-01-20

[お知らせ]2月6日(金)に西原尚さんのサウンドウォークのワークショップを開催します!

概要

音を基軸に活動するアーティスト西原尚さんと一緒に、羽沢のYNU BASE HAZAWAから横浜国立大学までサウンドウォークをします。初心者から経験者までお気軽にご参加ください(音響散歩に初心者も経験者もないかもしれませんが)。たぶん何か面白い音を見つけられるんじゃないかと思います。

進行予定

 1300~1330:YNU BASE HAZAWA集合、打ち合わせ

 1330~1530:YNU BASE HAZAWA→横浜国立大学→YNU BASE HAZAWA

 1530~1700:YNU BASE HAZAWAで振り返り (適宜休憩します)

基本情報

日時:2026年2月6日(金)13:00~17:00ごろ

場所:YNU BASE HAZAWA(羽沢横浜国大駅前 HAZAAR 3階)

 定員10名程度(先着順)。学生・一般どなたでも歓迎。雨天決行。晴天祈願。

参加申し込み

フォーム(https://forms.gle/ZRs2TrMSEZLDcQ9C8)より、2月5日(木)までに登録お願いします。

主催・問い合わせ先

横浜国立大学大学院・都市イノベーション研究院・中川克志研究室:katsushinakagawa (at) ynu.ac.jp


フライヤーPDF

Facebookのイベントページ

→報告1:「音響散歩学試論 西原尚さんとサウンドウォークする」を開催しました|横浜国立大学 地域連携推進機構 


(何かの参考:

2026-01-14

お知らせ:2026年1月24日(土)に丸亀市猪熊玄一郎現代美術館で「スペシャルトーク+夜間特別鑑賞会:中川克志と巡る《40声のモテット》」に参加します

スペシャルトーク+夜間特別鑑賞会:中川克志と巡る《40声のモテット》 | イベント | MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 https://www.mimoca.jp/events/cardiff_program/

2026年1月24日(土)18:30-20:00 (18:15開場)に、丸亀市猪熊玄一郎現代美術館にて、企画展「ジャネット・カーディフ 40声のモテット」の関連プログラムとしてスペシャルトークと夜間特別鑑賞会が開催されます。

中川は簡単なトークを行います。直近のお知らせとなりすみませんが、ご都合のつく方、どうぞおいでください。夜間開館(2100まで開館)だし、楽しいと思います!


→中川克志/丸亀市猪熊玄一郎現代美術館「スペシャルトーク+夜間特別鑑賞会:中川克志と巡る《40声のモテット》」 - Y-GSC https://ygsc-studio.ynu.ac.jp/2026/01/40-1.html

→スペシャルトーク+夜間特別鑑賞会:中川克志と巡る《40声のモテット》 | イベント | MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 https://www.mimoca.jp/events/cardiff_program/

2026-01-06

お知らせ:FM805たんば『Northの時遊空間』出演:2026年1月15日(木曜日)21:00-21:28

ちょっとしたご縁で、FM805たんば『Northの時遊空間』に出演します。放送は2026年1月15日(木曜日)21:00-21:28(再放送は翌週の同じ時間)です。

先日の関西出張の際に収録しました。その日は午前中に三宮で銅金裕司さんのお話を2,3時間うかがった後、coin spaceで日本サウンドスケープ協会のオンライン研究発表会に参加し、その後、お話ししました。いい感じで疲れた後に話しているので、いい感じで、細かい話はせずにざっくりと要点だけを話せているように思います。

たぶん!

「FM805たんば(https://805.tanba.info/)」はコミュニティ放送局で、サイマルラジオで聴くことができます。サイマルラジオとは、コミュニティ放送局が放送と同時にインターネット配信もするシステムあるいはプラットフォームです。

805たんば - JCBAインターネットサイマルラジオ|コミュニティエフエムのポータルサイト https://www.jcbasimul.com/tanba

アーカイブの有無は不明あるいは未定です。


→中川克志/FM805たんば『Northの時遊空間』出演(サウンド・アートについてお話しします) - Y-GSC https://ygsc-studio.ynu.ac.jp/2025/12/fm805north.html

2025-12-31

あけましておめでとうございます

みなさま

本年はお世話になりました。
2026年もよろしくお願いします。



2025年はこんな感じでした。2026年も良い年になると思います。
大学教員としては3月末が一区切りですが、12月末もやはり区切りです。2026年は50代に色々頑張っていくための布石の年にしたい、と思ってます。ここ数年ずっと言ってきた共著が2026年こそ出るはずだし、Keywords in Soundの翻訳も提出できるはずだし、国際学会での発表をきっちりこなして査読論文に繋げていくはずだし、ということは、次の単著に取り掛かれるはず。
とりあえず目指したことの半分くらいは実現するはずなので、色々言っておくぞー!


2025-11-10

美学校【サウンドアート・入門と実践】という授業のゲストとしてお話ししました。

記録として

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中川 克志 - 美学校の【サウンドアート・入門と実践】という授業(担当:渡辺愛さん@tsurumakimusic... | Facebook https://www.facebook.com/katsushi.nakagawa.9/posts/pfbid0YyWDxQYsJRCru3QDw3mfAuq9mcshjkyB974XCT5jBuJaAhZwJ8mVQ7wqinmCiyGgl

美学校の【サウンドアート・入門と実践】という授業(担当:渡辺愛さん@tsurumakimusic )に呼んでいただき、「サウンド・アートとは何か」ということと、『サウンド・アートとは何か』(ナカニシヤ出版、2023年)という本は何かということについて、お話ししてきました。
「美学校」(あるいはこの授業)の雰囲気や学生がどんな感じかよく分からないまま話し始めたのだけど、ありがたいことに僕と僕のこの本に対する需要が(局所的に)ものすごく盛り上がっている場所だったので、何の話をしても手応えがあり、60分くらい話すつもりで準備していった話が、100分以上になってしまいました。対面の人もオンラインの人もいたけど、質疑応答の時間をとって、もっと色々お話ししたかったですね。楽しかったです。打ち上げの台湾料理も美味しかった。
美学校って、前に一度横川理彦さんに挨拶しに来てその授業を1時間ほど見学させてもらったことがあるだけで、小杉武久が講師をしていたし歴史ある場所でオンライン受講方式も整備されていて助手がしっかり授業サポートをしている、というくらいの認識でした。まあ、今もまだあんまり分かっていないけど、ここの「学生」さんは、日本の大学生のマジョリティとは違って、働きながら来ている人が多いのかな? 色々な動機で創作活動したい人がいるんだなあ、と思いました。実技を教えられないし僕が美学校の講師になることはなさそうだけど、なんか不思議な場所だし、何か縁があると面白いかもなあ、と思いました。今後ともよろしくです。
ともあれ、何であれ、お声がけいただけるというのはありがたいことです。
渡辺さんは、前に毛利嘉孝さんのネットラジオに僕が出演した回(サウンド・アートとは何か? 中川克志さん(横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院准教授)を迎えて | RadiCro(レディクロ)インターネットラジオ放送局 https://www.radicro.com/.../radicro-tokyo/munpare/mori-2405/)を聞いて、この人は声をかけたら来てくれるんじゃないか、と思ったそうです。
そうです、中川はそんな気難しい人間ではないです。何か中川が役に立ちそうなことがあれば、どうぞお気軽にお声がけください。色んな人に会えると面白かろう、と思ってます。
今後ともよろしくお願いします。
Xユーザーの美学校 / 音楽さん: 「【サウンドアート・入門と実践】 講師:渡辺愛(@acousmat) ーーーー 👀今回はゲストに『サウンド・アートとは何か』の著者・中川克志さん(横浜国立大学准教授)をお迎えしました。 音響文化論の立場から、サウンドアートの歴史と現在をわかりやすく解説。 https://t.co/ZVJCs7LPdO」 / X https://x.com/ongakubigaku/status/1987446532568912136


あと実は、久しぶりに自分の本を読み直して、なんてよくできた本なんだろう、注がとても充実しているし、と感心しました。あくまでも研究書で情報量がすごい多いけど、この著者は「サウンド・アート」という言葉で語られるものに対して、ものすごく情熱を傾けて語っているなあ!と感心しました。
あと、この本の文章は、かなりナカニシヤのマイタニさんに赤を入れていただいているのだけど、それがめちゃくちゃ効いていることに改めて気づいたり。本当にありがたい。

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2025-11-09

日本音楽学会で発表しました。

記録として。

中川克志 2025 「吉村弘再考:1980年代日本の環境音楽の文脈をめぐって」 日本音楽学会第76回全国大会「パネル企画①「環境音楽」再考」 札幌大谷大学 2025年11月1日 https://am.musicology-japan.org/76/program.shtml

パネルメンバー:大嶌徹、中川克志、鳥越けい子、広瀬正浩

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中川 克志 - 音楽学会パネル企画 ①... | Facebook https://www.facebook.com/katsushi.nakagawa.9/posts/pfbid034zRNuSbqL7fADiepEbNeJsRy16LDYVHv9BjJA96iEBFneqi5PdN86NnYqQnFqu2Ul

音楽学会パネル企画 ① 1330-1500「『環境音楽』再考」、終了。登壇者:大嶌徹、中川克志、鳥越けい子、広瀬正浩。
いつものように緊張しつつ、勢いに頼って、話しました。内容はシンプル(なつもり)だったので、まあ、伝わったのではないかと思います。
パネル企画としてどうだったのかはよく分からない。さっき終わったばっかだし。でもまあ、質疑応答や他のパネルの方に助けられたし、混沌とした感じになったので、良かったのではないか。
25年以上ぶりに参加した音楽学会でした。実は、今回の音楽学会参加においては、カレンダーへの記載を間違えていたので、娘の運動会と重なっているという大問題が生じていたのでした。とはいえ勿論パネル企画通った後にキャンセルはありえないので、今回は、娘の運動会を断念して音楽学会に参加したのでした。
なんと、重い決断なのだろう!
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2025-10-21

メモ:Obsidian:Vault間でファイル移動する場合、添付ファイルをどうするか、という問題

 Geminiに問い合わせたらちゃんとした回答をくれた! AIは嘘つくばっかじゃないらしい。

「Obsidianで二つのVaultを使っています。片方のVaultで当座の色々なメモを扱い、そのメモの用事が済んだら、もう片方のVaultに移動しています。その際に、メモの添付ファイルも同時に移動したいのですが、自動的に移動する方法はありませんか?」と問い合わせたら、下記のような提案を受けた。

https://gemini.google.com/share/7769594c7950

で、「Vault Transfer」というプラグインを探してみたら、実在した。しかも希望通りの動き方をしてくれた。

つまり、Vault「Obsidian_1」を通常使っているのだが、ここで作成したメモをしばらくアーカイヴしておきたくなるとVault「Obsidian_archive」に移動するのだが、その際に、添付ファイルも自動的にVault「Obsidian_archive」に移動してくれる(元のファイルや添付ファイルを削除するかどうかといった動作も、設定可能)。

移動したら、ノート(mdファイル)は削除して、添付ファイルはそのうちJanitorプラグインで掃除すれば良いわけだ。

多分。

2025-10-20

来月頭に札幌大谷大学で開催される日本音楽学会全国大会のパネル企画1「『環境音楽』再考」(11月1日午後)で発表します。

来月頭に札幌大谷大学で開催される日本音楽学会全国大会で、パネル企画1「『環境音楽』再考」(11月1日午後)で発表します。

大嶌徹、中川克志、鳥越けい子、広瀬正浩の四人で、1980年代の日本の環境音楽に対する解像度を高めます。僕は吉村弘さんのことを中心に、1980年代日本の環境音楽と2010年代日本のKankyō Ongakuの文脈の違いについて話します。お声がけありがとうさんです。

色々な人にお会いできるだろうことを楽しみにしています。

日本音楽学会第76回全国大会 https://am.musicology-japan.org/76/program.shtml



音楽学会全国大会には修士の頃に一度参加したことがあり(発表なし)、その後は参加してこなかったのですが、25年ぶりくらいに非会員として参加します。どんな感じなんだろうな。

その一度参加したことがあるものも、札幌だったらしい(と、美学会で25年前の思い出話をしたら、同じくその音楽学会に参加していた人に教えてもらいました)。何も思い出せないけど。

僕は実は日本音楽学会関西支部の例会で発表したこともあるのですが、あれは、その時には何にもつながらなかったなあ…。

2025-09-29

お知らせ:ウェルビーイング・サウンドプロジェクトで講演します

ウェルビーイング・サウンドプロジェクト(すみだ向島EXPO6参加プログラム、主催:KAB Library and Residency)で講演「サウンドアート」を行います。

日時:2025年10月18日(土)18:00-20:00

会場:千葉大学墨田サテライトキャンパス4階

入場無料

みなさま、どうぞおいでませ。


10月18日(土)14:00-16:30には、「サウンドウォークとワークショップ」も開催されます(ファシリテーター:三浦秀彦(千葉大学))。

10月24日、25日、11月1日、2日、3日 には「KAB聴覚障害者向けガイドツアー」も開催されます。


詳細はリンク先をご覧ください。

ウェルビーイング・サウンドプロジェクト : Kabair's Blog https://kabair.exblog.jp/33827949/


お知らせ | 横浜国立大学 都市科学部 https://usc.ynu.ac.jp/news/index.html#news-20250930

中川克志先生/ウェルビーイング・サウンドプロジェクトで講演「サウンドアート」を行います。 - Y-GSC https://ygsc-studio.ynu.ac.jp/2025/09/mt-preview-987c0ef22083b0bc941e12b819c7e3a4c21c5df3.html


2025-09-04

メモ:Holmes, Thom. 2022. Sound Art: Concepts and Practices

Holmes, Thom. 2022. Sound Art: Concepts and Practices. London, England: Routledge. https://doi.org/10.5040/9781138649491.


著者
は電子音楽史の教科書として定評のある『Electronic and Experimental Music』を書いた人。何度も増補改訂版が出されていて、今はsixth edition。毎回ちゃんと内容も修正更新しているし、頻繁にポッドキャスト?ミックス?をアップロードしていて、その勤勉さに驚く。

そのThom Holmesがsound artの教科書を作成していた。まったく評判を聞かなかったし、アンテナに引っかかってこなかったので、2022年にこういうものが出ていたことに驚いた。でも、それも仕方ない、という感じのものだった。

(そういえば、2010年代後半に、この本が出るらしいと知って注文してしかしなかなか出なくてキャンセルされて…、みたいなこともあったような気がする。)

この本は“Sound Art offers the first comprehensive introduction to sound art written for undergraduate students.” という志らしい。学部生で、かつ、おそらくは、美大でsound artを制作してみたいという学生を念頭に置いているのだと思う。

ただし、褒められそうなのはそれだけ。

Geminiに評判を調べてもらったら

「『サウンド・アート:概念と実践』は、その序文で主張されている「包括的な入門書」としての役割を、客観的な証拠に基づいて果たしていません。その評判は、否定的なものというよりは、むしろ存在しないと表現するのが最も正確です。この本は、この分野の確立された文献に加わることに失敗し、サウンド・アートの学術的言説に、意味のある形で貢献することも議論を喚起することもないままです。」

Google Gemini https://gemini.google.com/app/10f8f156a62d06f7

と言われた。

確かに!

可もなく不可もなく、どころではなく、結構穴がある。年表がけっこうとんでいるし、読み応えのある考察もないし。

なんというか、美大とか芸大で、「サウンド・アート」という授業をしたい先生が、自分で自主的に作成した講義資料、という趣がある。

音へのアプローチの仕方という点で10個ほどに章をわけたようだが、教科書がつまらないと、学生も刺激を受けないので、教科書としての出来は悪い、と考えるべきだろう。

ううん…。

2025-08-22

新聞コラム:「深深」

本日(2025年8月22日)の読売新聞夕刊の「もったいない語辞典」というコーナーに寄稿しました。お題は「深深」です。最近は新聞の夕刊は駅売店などでしか買えないかもしれないらしいですが、どこかで見かけたら皆様どうぞご笑覧ください。

モンベルの創業者に関する記事の横で、なんか嬉しかったです。iPhoneの小さい画面で編集したのでこんな感じになりました。モザイクのかけ方が分からず…。

→新聞・雑誌への掲載(2025年 8月) - 大学案内 - 横浜国立大学 https://www.ynu.ac.jp/about/public/media/newspaper/list.php?y=2025&m=8
→中川克志先生/読売新聞『もったいない語辞典』に「深深」という言葉の意味や表現に関するコラム掲載 - Y-GSC https://ygsc-studio.ynu.ac.jp/2025/08/post-74.html

2025-07-14

3月に参加したAudible Futuresのproceedingsが公開されました。

3月の年度末に参加して大変刺激的だったsound studiesの学会のproceedingsが公開されました。17名分ということは3分の2程度の参加者の人が寄稿しています。
学会発表のproceedingsって、今まで、発表用に作成した原稿を読みやすく整形して提出するものしか経験してこなかったけど、今回はフォーマットが決まっていて、「Background, Aims, Methods, Implications」という4つのセクションに構造化してkeywordsとreferencesも付ける、という形式でした。こういうやり方もあるんだあ、と思いました。
International Conference on Politics of Sound and Technology 2025 – 한양대학교 음악연구소 https://mrc.hanyang.ac.kr/audible-futures/

書誌情報はこちら。(なんか変な書き方な気もしますが)
NAKAGAWA Katsushi. 2025. "What Happened to Environmental Music in 1980s Japan When It Was Reevaluated as Kankyō Ongaku in the 2010s?" In: Chung, Kyung-Young (Music Research Center, Hanyang University), ed. 2025. Proceedings of Audible Futures: Media, Ecology, and Art. Seoul, South Korea: SORIZIUM. https://mrc.hanyang.ac.kr/wp-content/uploads/audible-futures-proceedings.pdf.: pp.97-101.


僕は国際学会で発表する際には、ずっと、1980年代日本の環境音楽と2010年代のKankyō Ongakuのことを考え続けてきたのですが、問題をけっこう整理できてきたし、今年から来年にかけて何度かこの主題について論文と発表とでまとめる機会があるし、そろそろ取りまとめます(と宣言してみます)。
来年度にコペンハーゲンで発表したら、きっちりと査読誌に投稿できる準備が整うのではないだろうか。

2025-07-04

メモ:中島みゆきはVocaloidより凄いかもしれない

2025年4月19日放送の「新プロジェクトX~挑戦者たち~ 情熱の連鎖が生んだ音楽革命 ~初音ミク 誕生秘話~ 」を、NHKオンデマンドでやっと見た。初音ミク現象について、多方面に触れていて良いドキュメンタリーだったし、最終的には中島みゆきの偉大さに想いが至るドキュメンタリーだった。
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2025145869SA000/? 


最近、大学院生とNina Sun Eidsheim, The Race of Sound, 2019 (Open Access: https://library.oapen.org/handle/20.500.12657/22281) を読んでいて、ch4ではヴォーカロイド文化が取り上げられていた。そこでは、Vocaloid技術を用いたLEONとLORAという奴らが先にデビューしていたが、それらはキャラクター化されておらず、ソウル・ミュージックのバックシンガーとして使われるシンセサイザー音源の一種として、販売された。が、ソウル・ミュージックで使われた事例は全くなく、ただし、ファンたちが自由に勝手にキャラクターをつけて盛り上がったりしていた、ということが語られていた。で、その後、初音ミクが爆発的に普及したのだ、というお話だった。

このドキュメンタリーでは、初音ミクの前にMEIKOがいたことには触れられていたけど、LEONとLOLAのことには全く触れられていなかった。
 Eidsheim 2019では「初音ミクはLEONとLOLAに影響された」とは明言されていなかったので、直接的あるいは事実として、初音ミクとLEONとLORAは、あまり関係ないのかもしれない。どうなのか。

NinaさんはLEONとLORAの役割を過大評価しようとしているとか、プロジェクトXは初音ミクの役割を過大評価しようとしている(ので先駆者の存在を無視している)とか、そういうことはどうでも良いのだが、事実としてはどうだったんだろう。


突然COMPOSTELLAが流れて、びっくりした。一聴して分かる。初音ミクの成功に向けて活躍した一人が、音楽好きであることを示すために再生された事例として、再生された。

初音ミクに関するプロジェクトXの番組でも、やはり、中島みゆきの地上の星が流れるのであって、初音ミクに歌わせたりはしないんだな、と思った。ヴォーカロイドの曲を人間が歌うようになった例としてAdoを紹介する際に、Adoの歌声と中島みゆきの「ヘッドラーイトー」という歌声が交差したり、中島みゆきだけになったり、という場面で終わった。 その最後のところがすごかった…! 
(プロジェクトXって初めて見たかもしれん。なんか、すごいフォーマットやな…。)

2025-06-27

[お知らせ] 6月28日(土)にニック・ラスコム(Nick Luscombe)さんのフィールド・レコー ディングのワークショップを開催します!

概要

サウンド・アーティスト、フィールド・レコーディスト、BBCラジオのDJ・プロデューサーであるニック・ラスコム(Nick Luscombe)さんによるフィールド・レコーディングのワークショップを横浜国立大学で開催します。本ワークショップでは、キャンパス内での環境音(「宮脇フォレスト」を予定)の録音と、それらを用いた短いサウンドスケープの制作を行います。
横浜国立大学の学生はもちろん、学外からの参加も歓迎します。経験の有無は問いません。初心者から経験者まで、お気軽にご参加ください。
実施言語:英語と日本語(通訳あり)

基本情報

日時:2025年6月28日(土)13:00~17:00
場所:YNU(横浜国立大学)キャンパス:詳細な場所は後日改めて連絡します。
無料です。

参加者の準備物

音声録音機器(普通のスマートフォンあるいはICレコーダーなど)
(可能なら、音声編集ソフトウェアのインストールされたノートパソコンを持ってきてください。自分の録音素材で使って短いサウンドスケープを作成しましょう。)

参加申し込み

申し込み方法:Google Form
申し込み期限:6月26日(木)まで。参加者多数の場合、期日前に受付を終了します。

主催・問い合わせ先

新音響文化研究会(横浜国立大学大学院・都市イノベーション研究院・中川克志研究室):katsushinakagawa (at) ynu.ac.jp

→中川克志先生/ニック・ラスコムさんのフィールド・レコー ディングのワークショップを開催します! - Y-GSC https://ygsc-studio.ynu.ac.jp/2025/05/nick-luscombe.html
→ニック・ラスコムさんのフィールド・レコー ディングのワークショップを開催します! - イベント一覧 - 横浜国立大学 https://www.ynu.ac.jp/hus/cus/33495/detail.html

→ニック・ラスコムさんのフィールド・レコー ディングのワークショップを開催しました!|横浜国立大学 地域連携推進機構 https://www.chiiki.ynu.ac.jp/news/000574.html

ジョナサン・スターン+メハク・ソーニー「アクースマティックな問いとデータ化の意志——Otter.ai・低リソースな言語・機械聴取のポリティクス」 中川克志(訳)  『メディウム』5号(2024年12月):163-196。

ジョナサン・スターン特集号の『メディウム』5号(2024年12月)に掲載した、ジョナサン・スターンの論文の翻訳を公開しておきます。訳者解題も公開しておきます。みなさま、どうぞお読みください。面白い論文ですよ。スターンの佳品、という趣があります。PDFを提供していただいたメディウム編集部に感謝します。


ジョナサン・スターン+メハク・ソーニー「アクースマティックな問いとデータ化の意志——Otter.ai・低リソースな言語・機械聴取のポリティクス」 中川克志(訳)  『メディウム』5号(2024年12月):163-196。

https://drive.google.com/file/d/1QbBSLXeHvTEcPeStJw8-RRPhE_mwK_Kj/view?usp=sharing


原著論文は「CC BY-NC-SA」で公開されているので(コモンズ証 - 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 - Creative Commons https://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/4.0/deed.ja)、翻訳文もそのまま公開します。

原著論文はこちら→ (coauthored with Mehak Sawhney) “The Acousmatic Question and the Will to Datafy: Otter.ai, Low-Resource Languages, and the Politics of Machine Listening.” Kalfou: A Journal of Comparative and Relational Ethnic Studies 8:1-2 (Fall 2022): 288-306.

あるいはこちら→ “The Acousmatic Question and the Will to Datafy: Otter.ai, Low-Resource Languages, and the Politics of Machine Listening.” – Sterneworks https://sterneworks.org/text/sterne-sawhney-acousmaticquestion/

2025-06-22

メモ:川上未映子『夏物語』


去年の10月(241023)に購入して、それ以来、夜に時間のある際に一章ずつ読んできた。2025年6月22日22:25に読了。ゆっくり読んだ。  

主題や構成もそうだが、各章の構成や塩梅や配分も含めて、傑作。関西弁も素晴らしい。

2025-06-21

メモ:高妍『緑の歌』

 高妍『緑の歌』を読んだ。日本文化(細野晴臣や村上春樹)に憧れることで自分の世界を広げていった台湾の若者のお話。「風をあつめて」をしっかりと聴き直しながら読むなど。

「日本文化に親近感を持つ台湾の若者の話」なので「台湾のお勉強」の一環と思って読み始めたのだけど、何より、「若者の話」として繊細でよくできていて、アラフィフのおじさんとしては、もはや自分には関係ない(=こういう心の動き方をすることはない)けど過去の自分には似ていたかもしれない、とか思って、良かったです。若者としての僕の同時代の作家ではないけれど、読んで良かった。もはや、これにとてつもなく動かされるという感じではないけど、良いマンガでした。でも『隙間』も読もう。

と思ったら、ちょうど、高橋源一郎「飛ぶ教室」のゲストだったそうです。今(2025年6月23日10:04)から聴き逃し配信を聞いてみよう。


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Xユーザーの高橋源一郎さん: 「明日の「飛ぶ教室」、1コマ目は温又柔(おん・ゆうじゅう)さんの『台湾生まれ 日本語育ち』を読みます。3歳で日本に来た台湾人作家が台湾語・中国語・日本語3つの「母語」の間で揺れ動く物語。2コマ目のセンセイは台湾出身の漫画家・高 妍(ガオ・イェン)さん。傑作『隙間』が完結したばかり。」 / X [https://x.com/takagengen/status/1935641636115263784](https://x.com/takagengen/status/1935641636115263784)

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追記:

あとがきが良かったな。一生創作し続けることを決意した若き創作者の言葉として。