2011-01-07

京近美で麻生三郎展

初期の日本の戦前のリアリズム絵画が、写実を追及した結果、六十年代くらいには、すっかり抽象化していくプロセスが辿れるのが面白かった。
一昔前のモダンなアバンギャルドは、見やすい。クレバを聞きながら軽く回ったのだが、面白かった。これは良い展覧会だ。

一番面白かったのは、この人の絵画表面。実物を見ないと分からないのだけど、写真では白く見える部分。
ここは実際に見ると、浮いているように見えるのだ!
ロウか何かを塗ってるみたいに見えるが、実際はさほど絵の具か何かが盛り上がるほどに塗りたくっているわけでもないようだ。
が、浮いているように見える。奥行きが知覚される! なぜだ?!

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