これ、ドキュメンタリーとか、神聖かまってちゃんのPVでもなく、棋士になろうとする女子高生と、ずっとパソコン触ってる幼稚園児と、ストリップしてその子を育てるその母親についての映画で、神聖かまってちゃんの渋谷でのライブまでの数日間を描いたもの、だった。
僕は、神聖かまってちゃんの面白さがあまり分からないので、あんまり分からなかった。
でもたぶん、この監督の優れたところは、物事とか人間を一般化せずに描くのに、観客に感情移入させることなんだと思う。具体的にどのようなところがそういうことを可能にするのかは分からないけれど、例えば、感情的な場面の描写などをくどくどしないこと、とか、俳優のアップの表情の使い方が面白いんだと思う。
なので、サイタマノラッパー1はダントツに傑作だったし(僕は『グラン・トリノ』より上とは思えないが)、2のほうがこの新作より面白かったけど、僕は、この監督の次回作を見に行く。
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