物語映画としては、よう分からん。
物語の進行が、よく分からない。ゲイボーイのエディプスコンプレックス(母じゃなく父と寝る)がオチみたいなお話だけど、物語映画としては、説明不足が多すぎる。監督の解説を読まないと理解できないものを、物語構造の再構成とか説明されるのは、納得したくない。
時々、登場する「ゲイボーイ」や「アングラ映画制作の若者たち」のインタビューが登場すること、あるいは、時々出てくる早回しの映像は、実験映画作家松本俊夫の物語的表現として、面白かった。
と思ったら、早回し映像はキューブリックも参考にした、とWikiに書いてあった。なるほど。
薔薇の葬列 - Wikipedia
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nakagawa09 nakagawa
@missourifever 横浜じゃなく、松本俊夫『薔薇の葬列』という1969年のアングラ前衛芸術映画のなかの出来事でした。蕎麦屋の出前が自転車で転んだのにまったく笑いは狙っていなかったのが、すごかった。
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あと、この映画に出てくる「若者たち」は、ほんとうに、自分の行動を解釈して説明する。マリファナとは陶酔だけど、現実からの逃避ではなく、現実からの一時的な乖離こそが現実の本当の姿を認識するために必要な手段なんだ、云々。
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1969年当時の「いま」を切り取りたかったのだろう映画だが、まあ、こういうコラージュ的というか分かりにくい構造を、「物語構造の解体」と語ることが、制作においても有効な時代があったのだろうか、と思った。
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松本としおの《エクスパンション》に出てくる、ヒゲのおっさんの画像が出てきた(40:00くらい)。この映画のなかに出てくる「アングラ」映画制作者たちの作品の一部、ということらしい。で、そのまま、映画制作の若者たちに、マリファナについてのインタビューを挿入、など。
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とはいえ、もう三十分程たったのに、まだ、なんの映画か分からない。ゲイボーイたちとそのラブシーンがたくさん出てくる映画ではある。が、別に、何かの過激さを売りにしていたものとは思えない。
nakagawa09 nakagawa
『薔薇の葬列』を見てる。まだなんの話か見当もつかないが、なんか面白い。この監督が、あの実験映像の松本としおなのかと思うとなおさら。
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