2023-03-29

お知らせ:展覧会「吉村 弘 風景の音 音の風景」(2023年4月29日より2023年9月3日まで、神奈川県立近代美術館鎌倉別館)

The exhibition of Hiroshi Yoshimura, known as the pioneer of Kankyō Ongaku, will be held at The Museum of Modern Art, Kamakura Annex, from April 29th to September 3rd, 2023. I hope this occasion will contribute to the acknowledgment of him not only as a composer but also for his activity in the visual art world.

日本のKankyō Ongakuの先駆者として近年世界的に再評価されている吉村弘さんの回顧展が、2023年4月29日(土・祝)〜2023年9月3日(日)に神奈川県立近代美術館鎌倉館で開催されます。2005年に開催されたときより、たくさんの作品が見れるみたいで、楽しみです。会期中には何度かパフォーマンスも企画される予定とのこと。

会期も長めなので、みなさま、行きましょう。吉村弘は「Kankyō Ongakuの作曲家」ってだけではなく、もっと幅広い活動をしていた人だ、ってのがよく分かると思います。

中川はこの展覧会関連の本に吉村弘さんに関する小論を書いたのですが、そちらは展覧会期終了後に出版される見込みです。でも、その本とは別に展覧会図録も作られるとのことです。安心!

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メモ:William Hellermann: Three Weeks in Cincinnati in December

1984年に「Sound/Art」という展覧会を開催したWilliam Hellermannという作曲家がいる。

作曲家がサウンド・アートの展覧会を企画した事例なので、例えば、作曲家の吉村弘さんがSound Gardenを開催した事例と比較できないものかと思って、その展覧会の開催経緯などを調べようとしているのだが、展覧会関連の資料はあまり残っていないらしく、Hellermannさんも2017年に亡くなったし、今のところ手詰まりである。
 
ともあれ、それでやっと、彼の音楽作品を初めてきちんと聴いてみた。最初は右の耳から左の耳に抜けていってよく分からなかったのだが、なんだか記憶に残ったので、何度か聞き返している。ミニマル・ミュージックの70年代後半の展開のひとつとして面白い、と思うようになった。

William Hellermann: Three Weeks in Cincinnati in December
これは、Robert Dickというフルート奏者のために、1979年にWilliam Hellermannが作った作品。タイトルは楽曲とは何の関係もないようだ。
Robert Dickはこの時期、色々な作曲家に自分のために作品を書いてもらっていたらしい。Hellermannはもともと電子音楽を作っていたが、70年代後半にはミニマリストなアプローチを採用してスコアで作品を作るようになったらしく、この時期、ソロ楽器のために作品を4つ作っていたらしい。これはそのうちのひとつ。Robert Dickならば演奏できるだろうということで、3つの特殊奏法を50分ほど続ける作品を作った。3つの特殊奏法とは、循環呼吸奏法[circular breathing for close to one hour]、横隔膜ビブラート[a continuous diaphragm tremolo]、重音奏法[a succession of beautiful yet very challenging multiphonics]。これがずっと続く。なんだか不安定に色々と音が移り変わる感じで、それが少しスリリングで良い。

スコアには常に、意図的に仕込まれたちょっとした即興的な要素[an intentional measure of semi-improvisatory unpredictability]があるらしく、あるページに4音の和音と斜め線のフレーズが書かれているとすると、そこには細かな指示があったりしたらしい(「言ったり来たりする」とか「できるだけ長く」とか「自信を持ってふらふらする」とか)。なので、なんだか不安定に色々と音が移り変わる感じが生じるのだろう。
しかしこれに慣れすぎると面白くなくなるので、Robert Dickは、1983年以降この作品をレパートリーから外したらしい(Robert Dickが自分自身の作曲作品に重点を移した、というのも理由)。

参考
:このライナーノートは、僕が初めて見つけた、William Hellermannについてある程度まとまって書かれている文章だった。今まで探していなかったことを反省。とはいえ、ここでも、なぜ彼がSound/Artを開催したのかは書かれていない。Interviews with American Composers: Barney Childs in Conversation (Music in American Life)という本にもHellermnnへのインタビューが収録されているらしいが、そちらではどうかな。

2023-03-27

2023年3月25日Percussion Sound/Shift vol.5@日の出町シャノアール

Percussion Sound/Shift Vol.5 | Facebook 

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日ノ出町のシャノワールで、Percussion Sound/Shift vol.5。楽しかった。普段は練習パッドでひとりで遊ぶくらいなので、久しぶりに人前で人と一緒に音を出すのは楽しいなあ、と。色んな人と会えたのも嬉しかった。
以下は長い感想です。
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これは、1600開始で2100終演まで20名くらいの打楽器奏者とドラマーが途切れなく入れ替わり立ち替わり、常時3−5名で演奏し続ける、というライブ。コンセプトはこちら。
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Sound/Shiftのコンセプトは、「ギャラリーの生けるインスタレーション」であり出演者が交代でプレイしながら「発展し続けるサウンドスケープ」を作るものである。演奏の多くが長時間にわたるものになるSound/Shiftは時には100人あまりものミュージシャンが、時間をずらして出入りしながら3~5人の集団をつくり、変化し続けるアンサンブルを生み出す。
Percussion Sound/Shiftはこれを打楽器奏者のみで行います。内容は完全即興です。詳しくはこちらをご覧ください:
今回の出演者:
10,000ケルビン, 石原雄治, 加藤哲子, 北山ゆう子, 左方まさよ, 清水博志, タカラマハヤ, 武田義彦, 露木達也, Cindy Drumsme, Eiji Nagamatsu, 永田砂知子, ノブナガケン, 平島聡, Marcos Fernades, ふーちんギド 他Nagamatsu, 永田砂知子, ノブナガケン, 平島聡, Marcos Fernades, ふーちん, yja、アンドモア!!
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同じジャンルの演奏家同士ならこういう企画はありそうな気がするが(みんなでジャンベを叩く、みたいなの。そういうのも一回参加してみたい。)、色々なジャンルの人がいるこういう演奏会はあんまりなさそうな気がする。
それぞれが1人30分演奏するというのを2セットする。ドラムセットは2台あり、ドラムセットだけの人も打楽器だけの人も両方する人もいた。シャノワールにあるピアノを触る人もいたり、声を使ったりする人も数名。演奏者の交代は10分刻みで事前に決められていて、10分ごとに演奏者の数は変化していく。僕の一回目の演奏は開始二時間後に始まり、「5人(ドラムセット2人)→ 3人(ドラムセット1人)→ 4人(ドラムセット2人)」と変化した。
誰がどんな演奏するのか、全体を事前に把握できる人は誰もいなくて、それぞれ事前にそれなりにある程度ネタを用意していても基本的には即興で、その場に生じている音の流れの中に飛び込んで、その流れに合わせて自分のリズムを加えたり、自分でペースを作って全体を少し変えようとしたり、周りとはまったく違う流れをひとりで出したり、していく。出演順は企画者(?)のマルコスさんが決めるけど、どんな音になるかを事前に予想出来るわけもなし。
複数で即興でリズムを出すと、リズムでアンサンブルを作ろうとする流れと、それぞれに独立したリズムを出していこうとする流れが出てくる。演奏者の交代時などリズムが途切れかけたりする場面もあるが、途切れるからといって聞き応えがゼロになるわけではない。全体の流れをまとめて引っ張っていこうとするリズムがあったり、そういうリズムに合わせていこうとする流れや、あえて別のリズムを出していこうとする流れがあったりもする。それぞれの演奏者がその場の流れ(≒サウンドスケープ)にどう合わせようとするのか/しないのか、どんなやり方で合わせるのか/合わせないのか、といったことが、面白い。ずっと、へー、とか、ほー、とか思って聞いてしまう。5時間ずっと途切れなくこれが続くのだけど、不思議なことに、驚くほど飽きない。緩急とか音色の多様性とか音の足し引きとかアンサンブルの駆け引きの妙が楽しい。色々な音楽家(あるいは打楽器奏者)がいるなあ、と感じ入る。
だけど、やはりあくまでも打楽器アンサンブルなので、コンガとかドラムセットがグルーヴィなリズムを演奏すると、どうしても盛り上がってしまわざるを得なくて、みんなノリノリになってしまう。それはそれで、もちろん、盛り上がる。かなり盛り上がる。
ただまあ、長いし区切りもないので、「全部見る」つもりはナシで楽しむのが良いと思う。僕はずっと見てたけど、時々息抜きして外に行くくらいが良かったのかもしれない。できれば、晴れた野外で他の演し物と一緒にできたらサイコーに面白いかもしれない。あるいはそれともやはり、これは、ライブハウスとかギャラリーとか、ある程度は集中して見れる場所でやるから面白いのだろうか。
まあ、こんな風に色々と言うだけなら簡単で、何にせよ実際に動いて出演者を集めて場所とかPAとか準備してきちんと告知してイベントを仕切るって、大変だ。マルコスさん、すげえ。ありがとうございました。PAとかドラムセッティングとか、杉本さん、みなさま、ありがとうございました。楽しく遊ばせてもらいました。
そういう場所で、僕がどういう打楽器奏者になるかというと、飛び道具的なことをするひと、になります。前回六本木のスーパーデラックスでvol4に参加したのが2014年9月で、その時は、打楽器を叩くのは途中で辞めて、新聞紙を細くちぎるパフォーマンスをする人になりました。その時はドラムセットも叩いたけど、たしか、サム・ベネットさんの指揮に従って演奏するドラマーになった。
今回もいつもの新聞紙セットとおもちゃでリズムを刻んだわけですが、1回目の出番で使った「押すと鳴く鶏」と紙飛行機は上手くできたと思います。新聞紙も楽しく叩けた。二回目の出番のシャボン玉はあまりたくさん出なくて、残念だった。新聞紙セットに取り付けた木片は、思ったより表情豊かだった。二回目の出番では、露木さんのドラムかっこいいなあと思いつつひらしまさんと3人で演奏した後に、ふーちんさんが出てきた瞬間、「おお、かっこいい、これは負けた」と思ってしまいました。勝ち負けの問題じゃないのだけど、後の時間は主観的には、他の人の演奏をずっと聴くモードに移行してしまってました。清水さんとふーちんさんで終える、というのは、上手い組み合わせだったんじゃないかと思います。
なんつうか、みんな上手いしかっこいい。自分は色物だという認識が強いので、「ドラムセットとか打楽器とかを一発叩いただけでかっこいい人」とか「ひとりでグルーヴを叩き出せる人」に憧れます。僕も50歳までに軌道修正できないものか。
小学生の時に岡林ロックンロールセンターのライブを見たことがあります、新聞紙叩いてましたよね、という20歳の大学生に会って、久しぶりに「教員と学生」というロールプレイの外側で20歳の若者に会って、少し混乱してしまいました。なんか、そういう感覚がすっかり薄れていた。不覚。ぜひとも5年後か10年後くらいまでに再会して、バンドに誘って欲しいです。20歳のくせにブルースとかばっか聞いているらしいので、Alabaster DePlumeをおすすめしておきました。マルコスさん、海くんに「Alabaster DePlume」という綴りを教えてあげておいてください。
楽しかった。

2023-03-24

ハムスター天使(室井尚さん)逝去の報を聞いて、メモ

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横浜国大からの連絡で知りましたが、3月21日に室井尚先生が亡くなられたそうです。葬儀などは親族で済ませたとのことです。

僕は2011年度に横浜国大に着任しましたが、室井先生に拾ってもらったような感じです。そもそもは岩城先生が京大の集中講義に呼んだ先生として知り、岩城科研のお手伝いをしていたのでそこでも顔は覚えられていたはずです。で、ぼやかして書きますが、 2010年ごろに、食っていけそうにないので契約社員の面接に行ったら慰められたことなどを書いていた僕のブログを面白がってくれていたらしく、ある日、ちょうどバイトの面接に行こうとしていた直前に室井先生から電話がかかってきて、横国に拾ってもらうキッカケになるようなことを電話で話しました。その日は「ハムスター天使の日」として、毎年、僕のGoogleカレンダーに表示されています。おかげさまで、面接はしたけどそのバイトはせずにすみ、その翌年から横国で働き始めて、今のところきっちりと食っていけています。

とにかく、少し離れたところから見ていると、色々と騒動を起こしているように見えて、面白い人でした。近くにいると色々あるので、僕の場合は、少し離れている方が良かった、ということはあります。それはもうどうでも良いことでしょう。あと、自分の所属組織にいると、ゴタゴタがあった時に頼もしかった。

僕が彼から強烈に学んだことがあります。「人は自分が面白いと思うことをやり続けるべきだ」ということです。一貫してそうしようとし続けた人として、僕は彼を尊敬しています。規模とか方向性とかスケールとかやり方とか何から何まで何もかも違うけど、実は、僕もそうしていこう、と思いながら生きています(あと「大学の学務をバッチリやっておくと好きなことができる」ということも学びました。こちらも僕にはまだまだ難しい)。

ここ数年はそんなに近しい存在として交流していたわけでもありませんが、昨年10月京都の美学会で久しぶりに一言二言だけ言葉を交わし、「まあ、中川みたいなもんが働けているってことは、国立大学も捨てたもんじゃないかもな」と言ってました。久しぶりに話した内容としては、良い内容だったのでは。

しんみりするとかいう感じではありませんが、とにかく、まだ若い。

早い。

メモ: Remote X

Remote X – Documentation (Kaegi / Karrenbauer) from Rimini Protokoll on Vimeo.

毛雅芬さんの論文を読んで、こういう作品があることを知った。
Mon, Ya-Feng. 2021. “Summon the Cinematic?” In The Oxford Handbook of Cinematic Listening, edited by Carlo Cenciarelli, 654–68. Oxford University Press. https://doi.org/10.1093/oxfordhb/9780190853617.013.16.

三人のアーティスト(?)のコレクティブのRimini Protokollというものがあり、そのプロジェクトのひとつがRemote Xというもので、これは、世界各地で行われるsoundwalkのようなもので、その台湾編であるRemote Taiwanについて論じたもの。

ドクメンタでKarlsruheでジャネット・カーディフの体験したけど、あれ、面白かった。
Alter Bahnhof Video Walk | Janet Cardiff & George Bures Miller https://cardiffmiller.com/walks/alter-bahnhof-video-walk/

vimeoの映像を確認する限りでは、こちらは音声指示は人工音声によるもののようだ。どれくらいの移動距離があるのだろう。
こういうのはぜひとも体験してみたいところだ。

2023-03-18

メモ:とけあうひびき@神奈川県民ホール

https://www.facebook.com/katsushi.nakagawa.9/posts/pfbid02ZWdZAjJGUfUb7Jou4KDaWxKNyRtYRQRonLByrh7i8Poo1idKaxmAE2gVo3LgEgLZl

とけあうひびき@神奈川県民ホール

オープニングトークにお誘いいただき、サウンドアートと展示作品について、なんやかやとお喋りした。作家の瀬藤さんとキュレーターの難波さんと研究者の中川が話したが、中川でも難波さんでもなく、瀬藤さんが見事な司会ぶりで僕らをうまく回してくれた。
展覧会は三人の作家による10個ほどの作品展示で、テーマが絞れているけど多様な経験もできるし、良い展覧会だった。一週間で終わるのはもったいない。
最初に地下一回で出会う笹の作品がまず秀逸。竹の枝や笹の先に身体がちょっと触れられて音が出るとか、そういう経験が抽出されている(扇風機で笹に風が当てられているのも良い。日本の音響的アヴァンギャルドのことを知っていると、扇風機が使われていると胸がキュンとするのだ、とトークで話したが、うまく伝わっただろうか?)。一部屋しっかり使って建物の外からリアルタイムで転送されてくる音を聴く作品も、思い切りがあってすごい。作品の焦点をきり絞っていて、何だか思い切りの良い作品だな、と思った。
とはいえ、ミニマルに振り切ることがこの展覧会の主眼ではなく、むしろ、他の作品の音が聞こえてくるのも面白みのひとつになる、というのがこの展覧会の良いところ。響きはとけあうし、重なり合っていた。sawako さんの作品に含まれる水琴窟の音と、中西さんの傘入れ作品の水の音と、瀬藤+三浦さんの桶作品の不思議な音と。全部混ざった状態を聞くのもそれなりに面白い。などなど。
学生さんの作品もあって、それぞれ売りになるポイントもあるが欠点もはっきり見えるなあとか思ってたが、みんな、初めて人前に出す作品を作ったらしい! 初めてでこれか、と思うと、なんかすごいしっかりしてんな、と思った。

帰りの電車のなかで書いているので、そろそろ弘明寺に着くので、ここらへんでおしまい。他の個々の作品についても色々と書いてみたいことはあるけど、最後に、瀬藤+三浦さんの桶作品について(全部作品名がテキトーで申し訳ない)。
これはスピーカーの上に天井からマイクをバネで吊るして、マイクに3台の扇風機の風を当てる、という作品。マイクとスピーカーとの間のフィードバック音を使うという点で、スティーブ・ライヒの《振り子の音楽》的なメカニズム。バネを使って不安定に上下に動くモノに扇風機を当てるという点で、小杉武久的な胸キュン要素もある。なので、ああこれはあんな感じの音なんだろうな、と予想のつく人もいるかもしれない。
しかし、たぶんその予想は外れている。この作品は、鳥の鳴き声のような、あるいはバードコールのような音を発する。しかも、天井から吊るされて扇風機に揺らされるマイクは、桶に入ったスピーカーの周りを可愛らしく飛び跳ねている。この音と挙動は、他では見聞きした覚えがない。たぶん。一見と一聴の価値があります。
「そこでしかできない聴取体験蒐集家」としては、ここでしか見聞きできないものを見聞きできて良い展覧会でした。来週までとはマジもったいない。

2023-03-17

メモ:Steina and Woody Vasulka

60年代末から70年代のいわゆるヴィデオ・アートの先駆者。The Kitchenの創設者。 “Violin Power”という作品が Forde, Kathleen. 2005. What Sound Does a Color Make? New York: Independent Curators International. という展覧会図録(というか小冊子)に掲載されていて、知った。 Steina and Woody Vasulka - Wikipedia

Steina, “Violin Power” (1969–1978) from The Kitchen on Vimeo.

1/2" Open Reel video, b&w, sound, 10:04 min. Courtesy of the artist and BERG Contemporary.

Steina terms this procedural work "a demo tape on how to play video on the violin." Her background as a violinist and her evolution from musician to visual artist is referenced through an analogy of video camera to musical instrument. Steina is first seen in footage from 1969, playing the violin and then singing to The Beatles' Let It Be. As succeeding segments trace a chronological progression, Steina layers imagery and time. The violin itself ultimately becomes an image generating tool, as she connects it to imaging devices, creating abstract visual transpositions of sound and vibrations. This unconventional self-portrait is a study of the relationship of music to electronic image.

“Violin Power” is an ongoing work, with experiments dating back to 1969. It is a study of the relationship between music and electronic image, in which Steina's violin becomes an image generating tool. The sounds, movements and vibrations of the violin affect the sculptural patterns and images that we see in live performances, and video documentations. Originally interfacing the sounds of her acoustic violin with a microphone, the classically trained Steina performed for a camera on the violin which was connected to multiple image-processing devices. Since 1992 these acoustic demonstrations have been replaced by performance using a 5-string Zeta Violin with MIDI output, allowing for a much wider variety of control. Since the late nineties Steina has used a PowrBook and the software program Image/ine, which she developed at STEIM in consultation with Tom Demayer.

2023-03-12

研究室のUbuntuをインストールするパソコン本体の変更

なので、まだ変更していない。

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研究室のUbuntuをインストールするパソコン本体を、少しだけ良いiMacに変更した。iMac 2010 (iMac 11.2)からiMac late 2013 (iMac 14.3)に変更。cpuがCore i5 CPU680 @ 3.60Ghz *4 から Cpre i7-4770S cpu @ 3.10GHz *8になった。

速くなるはず、と思ったが、ブラウザ起動時間とかだと、体感時間がほぼ変わらず、むしろ遅い。なんで?

新しい環境を構築し直すのは面倒なので、なんとか楽できないものかと探してみて、Timeshiftというアプリを知り、Timeshiftで取得した古いパソコンのバックアップを、新しいパソコンに復元しようとした。が、新しいパソコンでは、バックアップが認識されなかった。

なので、rsyncで/homeディレクトリ以下をコピペ、というのを試してみようとしている。

Linuxコマンド【 rsync 】高速なファイル同期(バックアップ) - Linux入門 - Webkaru https://webkaru.net/linux/rsync-command/

できなかった…!

ううむ、そういうことはできないのか???

2023-03-08

メモ:Dropbox PasswordsからBitwardenに移行した

 DropboxからGoogleドライブに移行するのに伴い、パスワード管理ソフトも移行する必要があった。

最初は、買取り式で使えるので「SafeInCloud PRO」を使おうと思っていたのだが、移行しようとして、こちらはLinuxでは使えないことに気づき、断念。

オープンソースのパスワード管理ソフトは少し怖いが、「bitwarden」を使うことにする。こちらは他のアプリからインポートする機能が充実しているのだが、Dropbox Passwordsは対応していなかった…。

こちらのウェブサイトの情報を参照し、移行した。素晴らしい。

参考:【簡単コピペ】DropboxPasswordsからBitwardenに移行する方法 | エモノログ-サブスク情報発信-

しばらく使ってみる。

2023-03-05

メモ:横田増生『潜入ルポ amazon帝国』(2019)

ばぁばから送ってもらったたくさんの未読絵本があるけど娘が図書館で絵本を借りる時、父も自宅にたくさんの未読本があるけど本を借りてしまう。

amazonのルポを読む。一気読みする。
自分がamazonに恩恵を受けてamazonに侵食されてamazonに依存して、色々な生態系(小売業とか配送業とか)を独善的に破壊することに手を貸しているということを、深く思い知るのだった。
本屋さんも出版社も色々な形態で存在していて欲しいと思いつつ、自分は便利にポチっと買い物したいし、amazonプライムで毎日ヒロシの動画を見ているし、Kindle使ってるし、図書館も使うし古本も買うし、宅配便も便利に安く使いたいし。

2023-03-03

3月18日に「とけあうひびき」展のオープニングトークに参加


3月18日に、フェリス女学院大学の瀬藤康嗣さんにお誘いいただいて、「とけあうひびき」展のオープニングトークに参加します。どんな話に転がって行くのやら。楽しみにしています。

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オープニングトーク「サウンドアートって何?」
瀬藤康嗣、難波祐子(キュレーター)、中川克志(横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院准教授)

日程|3月18日(土) 15:00開始
場所|第5展示室
料金|無料
予約|不要
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https://ferris-music.com/exhibition2023/