2022年度には、2021年度に下書きを書いた『サウンド・アートの系譜学』を単著として出版し、次の段階に進みたい。次は『サウンド・アートの美学(仮)』とか?!
昨年度はけっこうやるべきことをできたような気がしている。2022年度には、Keywords in Soundの翻訳を仕上げたい。サウンド・スタディーズの研究会の成果も今年度か次年度早々には出版に結実させるべし。いくつかの共同プロジェクトの計画も楽しみ。あと、台湾調査を再開できますように。
2021年度に公刊された仕事
中川克志 2021a 「台湾におけるサウンド・アート研究 試論――ワン・フーレイ(王福瑞、 WANG Fujui)の場合――」 横浜国立大学都市イノベーション研究院(編)『常盤台人間文化論叢』7: 157-181。 →横浜国立大学リポジトリ、本文
---. 2021b "History of Sound in the Arts in Japan Between the 1960s and 1990s" in: Charrieras, Damien, and François Mouillot. 2021. Fractured Scenes: Underground Music-Making in Hong Kong and East Asia. Springer Singapore: 225-239. ←2020年度に完成していた仕事
---. 2021c 「日本における〈音のある芸術の歴史〉を目指して――1950-90年代の雑誌『美術手帖』を中心に――」 細川周平(編)『音と耳から考える:歴史・身体・テクノロジー』東京:アルテスパブリッシング:484-497。 ←2020年度に完成していた仕事
---. 2021d 「創作楽器という問題」 廣川暁生、明石薫(編) 2021 『サウンド&アート展 見る音楽、聴く形』 「サウンド&アート」展図録(アーツ千代田3331、2021年11月5日-21日) 東京:クリエイティヴ・アート実行委員会2021:34-36。
話したこと
2022年度に公刊される(だろう)仕事(あるいはすでに公刊された仕事)
中川克志 2022a 「サウンド・スカルプチュア試論――歴史的展開の素描と仮説の提言――」 横浜国立大学都市イノベーション研究院(編)『常盤台人間文化論叢』8: 73-99。→機関リポジトリへのリンク、本文
---. 2022b 「クリスチャン・マークレー再論:世界との交歓」 東京都現代美術館(編) 2022 『クリスチャン・マークレー:トランスレーティング[翻訳する]』(東京都現代美術館、2021年11月20日-2022年2月23日) 展覧会図録 東京:左右社:182-190。
---. 2022c(刊行予定) 「日本におけるサウンド・アートの系譜学――京都国際現代音楽フォーラム(1989-1996)をめぐって――」 『京都国立近代美術館研究論集 CROSS SECTIONS』10。←2020年度に完成していた仕事。ようやく夏頃には出るそうです。
2022年度の予定(願望)
単著を刊行する。『サウンド・アートの美学(仮)』を始める。Keywords in Soundの翻訳を仕上げる。サウンド・スタディーズの研究会の成果を本にする。いくつかの共同プロジェクトを楽しむ。台湾調査を再開する。
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