2014-04-26

DVDで『ミシシッピー・バーニング』(1988)

ミシシッピー・バーニング [DVD]
B00I8GQB0Q
学部スタジオ授業の準備/課題の一環として見た。
"黒人音楽”をめぐる自分の先入観を明らかにすること、が目標の授業なので、あらすじやら何やらは学生の課題としたいので、省略。
面白かった。あと、確かに、よく燃えてた。あと、夜のシーンが多かった。

ジーン・ハックマンとウィレム・デフォーのどちらもかっこいい、というのが、この映画が面白いポイントなのだろう。
「片方は世間ずれしたおじさんで、もう片方は官僚から横滑りしてきた青二才、という(風に見える)”対照的な二人組”」なのだけど、どちらも「南部の黒人差別」を解決したいという点では一致していて、そのやり方がそれぞれ違う。で、どちらにもきっちりと見せ場がある(ジーン・ハックマンのほうが中心だけど)。人情派のジーン・ハックマンだけがかっこいいわけでもなくて、政府の後ろ盾とか権威とか使えるものはきっちり使いこなすウィレム・デフォーもかっこいい。

あと、1988年の映画だから1975年生まれの僕にとって見やすい、ってのがあるのかもしれない。分からないけど。
1964年の頃を描いた1988年の映画ってことは、今から50年前のことを描いた今から25年以上前の映画ってことで、1988年に僕は13歳だったけど、僕はこの映画を38才になって初めて見た。
ということは、今の中学生が20年後に、バブルの頃のことを描いた今年の映画を見るような感じだったのだろうか?
ややこしいな。

公民権運動まっただ中のお話で実話を元にしているけれど、固有名詞は「ミシシッピ」しか出てこないので、「いつのなんという事件」なのかは映画だけからは分からない。
隔離政策とか「黒人大学生の事件」とか、とくに説明もなく出てくるけど、説明不要な有名な出来事、と考えるべきなんだろう。

でも今どきはWikipedia見ると、ちょっとした説明はある
史実としては、FBIは何もしなかったとのこと。
そっちが事実なのかもしれない。
分からないけど。

黒人霊歌つうかゴスペルが、けっこう効果的に使われていたなあ。

2014-04-19

DVDでCharlemagne Palestineのドキュメンタリー『THE GOLDEN SOUND』(2013)

そういや僕は、シャルルマーニュ・パレスティン(Charlemagne Palestine)のことを詳しく知らなかった。ミニマル・ミュージックの世代の作曲家で今は西海岸でOther Mindを仕切っている音楽家、と、何となく把握しているつもりだったが、Other Mindを仕切っているのはチャールズ・アマーカニアン(Charles Amirkhanian)だった。ちゃんと把握していなかった。

昔の映像とか写真とかを映し出しながら彼の作品を再生し、時おり彼の半生を語る、みたいな内容だった。NY出身で、最初はNYUとかコロンビア大にいて抽象表現主義に関心があって、その後、ミニマル・ミュージックの作曲家とかスタン・ブラッケージとかスタン・ヴァンダーヴィークとか実験映像作家と知り合ったらしい。
DVDはそんなに面白いとも思えなかったのは僕が鈍いからかもしれないが、たぶん、全体的に何のDVDなのかよく分からないからだ。パレスティンを紹介するDVDなのだろうけど、誰に向けたDVDか分からない。受容できるのは、もうすでにパレスティンの面白さを認識している層だけではなかろうか。
聴くDVDとして使うのが良いと思った。

→付記:長めのライナーノートを読むと、このDVDがなぜ作られたか――基本的には監督が興味をもったから、らしい――が分かる。Ingram Marshallの文章があるので、パレスティンの略歴も分かる。つうか、読まないとよく分からん。ドキュメンタリー作品としてはつっこみが足りないと言わざるをえないが、まあ、いいか。この走り書きのメモでけっこうポイントをつかまえているような気がする。自分を褒めておきたい。

でも面白い場面もあった。
ピアノを二台を重ねて――地面にもう一台ピアノの共鳴体部分だけ置いて――鍵盤を連打して――パレスティンは昔フラメンコギターを学んでいたらしく、その発想に基いて作品を構想することが多いらしい。なので、鍵盤の連打、などを行うことが多いらしい――部屋の音鳴りを追究する作品の映像とか。
1975年の映像――運転中の車中からの映像でそれに合わせてパレスティンがなにか歌っていた――とかは、なんなのかさっぱり分からん。

あと、シャルルマーニュ・パレスティンはヌイグルミが大好きなことがわかった。いろんなヌイグルミを仕事部屋においてあるし、外出時にはヌイグルミを赤いスーツケースに詰めて持っていくし、演奏時には必ずヌイグルミをピアノの上などに置いておくようだ。
なかなかなサイコさんみたいだな。

Charlemagne Palestine, the Golden Sound by Anne Maregiano [DVD] Re:Voir - Art into Life:
Anne Maregiano "Charlemagne Palestine, The Golden Sound" DVD - オメガポイント:
これ、ReVoirから直接買ったのだけど、日本のお店から買っても値段はほとんど変わらないな。

2014-04-02

「電信を聴く」という行動

電信が普及し始めた頃、電信を聴く習慣/遊び/行動があったらしい。元ネタはDouglas Kahn, Eath Sound Earth Signal, 2013で、Henry David Thoreauについて取りあげている部分。こういう事実をきっちり発掘し、歴史記述に落としこんでいる。
この本は(この本もまた前著と同様に)新しい学領域を開拓したものだと思う。あるいはSound Studiesにおける重要な歴史書かつ理論書だと思う。

で、「電信を聴く」絵画に対する言及もあった。
聴覚文化の視覚的表象の事例として分かりやすく興味深い。
Henry F. Farnyのほうは、まさにこの行動をとっているネイティヴ・アメリカンを描いたもの。Charles E. Burchfieldのほうは、「電信的なもの」を経由した世界とでもいおうか。
Charles E. Burchfield (1893-1967), Telegraph Music, 1949

Henry F. Farny, The Song of the Talking Wire, 1904

Earth Sound Earth Signal: Energies and Earth Magnitude in the Arts
Douglas Kahn
0520257553


2014-03-26

横山隆一『デンスケ』

1.
これは、放送取材用携帯型録音機(オープン・リール式のテープ・デッキ)の愛称の由来として知られている。
例えばこういうもの。


1951年にSONYから放送局の取材用ショルダー型テープ・レコーダー「M-1」が発売され、これが「デンスケ」と呼ばれるシリーズにつながっていった。このオープン・リール・デッキは重量20kg以上あったが、肩にかけて街頭録音に使っていたらしい。


1973年にはカセット・デンスケも発売された。

参考
デンスケ (録音機) - Wikipedia:
Sony Japan | 商品のあゆみ−放送業務用システム/プロフェッショナル機器
「デンスケM-1」の由来: 昭和のクリップさんのブログ

2.
そして、これがデンスケと呼ばれるようになった由来は、横山隆一の4コマ漫画『デンスケ』らしい。主人公デンスケがこの機械を担いで価値に出かけて街頭録音する描写があり、そこから「デンスケ」という愛称がついたらしい。
参考
デンスケ (漫画) - Wikipedia:

3.
そこで僕もこの漫画を読んでみたかった。
しかし、もはや新品を購入することはできない。
そこで、まずは神奈川県立図書館から大学との相互利用で一冊借りてみた。
横山隆一『デンスケ2』(東京:トッパン社、1955年)
そこで判明したのだけど、2巻ではまた、デンスケは街頭録音に出かけていない!
まだ給仕(お茶くみなど雑用係)のまま!

参考
デンスケ (漫画) - Wikipedia:

4.
正式なタイトルが付いたスピンオフ連載ではないが、デンスケの茶刈家に引き取られた近所の母子家庭の被虐待児童ドシャ子に関するエピソードを集めた『アカチバラチー ドシャ子』を、ヤフオクで手に入れた(デンスケとか音響メディア史とは関係ないが)。
「アカチバラチー」が何か分かった。



5.
今の感覚では刺激の少なくて退屈だろう横山隆一漫画の魅力が分かった気がする。これは良い。
横山隆一の邸宅跡を使っているという鎌倉市にあるスターバックスに行ってみたい。
鎌倉御成町店 | スターバックス コーヒー ジャパン


2014-03-24

2013年に『春秋』に連載した「はじめての現代音楽」10回分

最後の10回目まで公開するのを忘れてました。
800字にまとめるというのと、業界とか専門家の外側にも伝わる言葉を選ぶということについて、勉強になりました。
今後に活かします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
連載「はじめての現代音楽」(PR誌『春秋』2013年、表紙見返し部分)
「はじめての現代音楽(1) ジョン・ケージ《ロアラトリオ》(1979)」『春秋』545(2013年1月号)
→春秋社のページ:http://www.shunjusha.co.jp/magazine/545/

「はじめての現代音楽(2) カールハインツ・シュトックハウゼン《習作II》(1954)」『春秋』546(2013年2・3月号)
→春秋社のページ:http://www.shunjusha.co.jp/magazine/546/

「はじめての現代音楽(3) スティーヴ・ライヒ《ピアノ・フェイズ》(1967)」『春秋』547(2013年4月号)
→春秋社のページ:http://www.shunjusha.co.jp/magazine/547/

「はじめての現代音楽(4) デヴィッド・バーマン《オン・ジ・アザー・オーシャン》(1978)」『春秋』548(2013年5月号)
→春秋社のページ:http://www.shunjusha.co.jp/magazine/548/

「はじめての現代音楽(5) 小杉武久《キャッチ・ウェイヴ》(1974)」『春秋』549(2013年6月号)
→春秋社のページ:http://www.shunjusha.co.jp/magazine/549/

「はじめての現代音楽(6) クルト・シュヴィッタース《原音ソナタ》(1922-32)」『春秋』550(2013年7月号)
→春秋社のページ:http://www.shunjusha.co.jp/magazine/550/

「はじめての現代音楽(7) ビル・フォンタナ《サテライト・サウンドブリッジ:ケルン―サンフランシスコ》(1987)」『春秋』551(2013年8・9月号)
→春秋社のページ:http://www.shunjusha.co.jp/magazine/551/

「はじめての現代音楽(8) ジョン・オズワルドのプランダーフォニックス」『春秋』552(2013年10月号)
→春秋社のページ:http://www.shunjusha.co.jp/magazine/552/

「はじめての現代音楽(9) 刀根康尚のSolo for Wounded CD」『春秋』553(2013年11月号)
→春秋社のページ:http://www.shunjusha.co.jp/magazine/553/

「はじめての現代音楽(10) 三輪眞弘の逆シミュレーション音楽」『春秋』554(2013年12月号)
→春秋社のページ:http://www.shunjusha.co.jp/magazine/554/

2014-03-19

[お知らせ]3月19日(水)に三沢洋紀と岡林ロックンロール・センターの新作カセット・テープ『COMIC EP』がリリースされます。

リリースニュース出てるのに気づきました。
COMIC EP « less than TV news:

以下、プレスリリース
ーーーーーー
2014.03.19 Release
三沢洋紀と岡林ロックンロール・センター
“COMIC EP”
ch-142 / cassette tape with DL passcode / 1,050yen(tax in)

[A面]
1. よるはゆく
2. 魔物ヶ原
3. 夢
4. 空白のサリー
5. COMIC
[B面(ボーナストラック / 弾き語りバージョン)]
1.よるはゆく
2. 魔物ヶ原
3. 夢
4. 空白のサリー
5. COMIC
[ダウンロード]
1.よるはゆく
2. 魔物ヶ原
3. 夢
4. 空白のサリー
5. COMIC
6. COMIC (remix by MK-1)

[profile]
<三沢洋紀と岡林ロックンロール・センター>
2011年、三沢洋紀(ラブクライ、LETTER、真夜中ミュージック、他…)と、岡林コゾウ大輔(元THE BITE / U.G MAN)を中心に、OKミュージックボールの中川克志、ラブクライのメンバーでもあった宮地健作という癖のある面々を集め、東京~横浜間で結成。クラッシックギター、新聞紙のパーカッション、ベースとキーボードという形態の、小さな音でロックンロールを演奏するというスタイルで、都内を中心にライブ活動を始める。2012年7月に8曲入りデモCD-Rのアルバム『三沢洋紀と岡林ロックンロール・センター』を自主でリリース。その後すぐこのデモを聴いた佐々木敦氏(HEADZ主催)から「CDを作らないか」と連絡を受け(もちろん即了承)、2013年9月にプロデューサーにKIRIHITO、GROUP、younGSoundsの竹久圏を迎えたファースト・フル・アルバム「サイレントのとんがり」をHEADZよりリリースした。ラブクライ時代か ら定評のある三沢のソングライティングとポップ・センスは磨きがかかり、その歪な音像と形容し難い癖になるサウンドとともに話題を呼ぶ。
 そしてレスザンTVからリリースとなる本作「COMIC EP」は前出のファースト・フル・アルバム制作直後に、その熱と集中力を持続したまま録音された、いわば裏ファーストアルバム的な趣のある作品である。また本作には東京地下シーンでひっぱりだこのギタリスト山田民族(F.L.Y、pagtas、Amephone’s attc、他…)、パーカッションに横浜の即興シーンの最重要人物Marcos Fernandes(マルコス・フェルナンデス / 三沢と国際オバケ連合というバンドもやっている)等が参加し、総勢6人からなるカラフルかつストレンジなバンドサウンドとなった。三沢の弾き語りをベーシックとして、メンバー一人ひとりが音を重ねていったという制作過程を想像するのも楽しい。HEADZ~レスザンTVという振り幅の大きさが、彼らの活動の風通しの良さを物語っている。

ーーーーーー

Less Than TVからビニール袋&カセット・テープで新作2作品がリリース http://ototoy.jp/news/74771
(画像はまだ見当たらない)

↓これかな…?


ーーーーーーーー
販売店、決まりました。
http://lessthantv.tumblr.com/

【レスザンTV渾身の2タイトル! 発売間近!!】◎2014年3月19日リリース!!ch-142『三沢洋紀と岡林ロックンロール・センター/COMIC EP』(5曲+弾き語りバージョン5曲、DLコード付カセット/¥1,000税抜) 
【取扱い店舗】bushbash / DELTA MARKET / EGYPT RECORDS / LOS APSON? / PERCEPTO MUSIC LAB / Record Shop BASE / record shop DIG DIG / TIME BOMB RECORD / Janis / JET SET / 円盤 / 浅草橋天才算数塾 / 試聴室その2 / タワーレコード新宿店8F / タワーレコード渋谷店3F / タワーレコード池袋店 / タワーレコード秋葉原店 / タワーレコード吉祥寺店 / タワーレコード川崎店 / タワーレコード浦和店 / タワーレコードアリオ鷲宮店 / タワーレコード藤沢店 / タワーレコード静岡店 / タワーレコード名古屋パルコ店 / タワーレコード名古屋近鉄店 / タワーレコード梅田NU茶屋町店 / タワーレコード梅田大阪マルビル店 / タワーレコード難波店 / タワーレコードあべのHOOP店 / タワーレコード姫路店 タワー / レコードアミュプラザ博多店 / タワーレコード大分店 / タワーレコードイオンモール宮崎店 / タワーレコードオンライン / HMV オンライン
【レスザンTV渾身の2タイトル! 発売間近!!】
◎2014年3月19日リリース!!
ch-142『三沢洋紀と岡林ロックンロール・センター/COMIC EP』
(5曲+弾き語りバージョン5曲、DLコード付カセット/¥1,000税抜) 
取扱い店舗】
bushbash / DELTA MARKET / EGYPT RECORDS / LOS APSON? / PERCEPTO MUSIC LAB / Record Shop BASE / record shop DIG DIG / TIME BOMB RECORD / Janis / JET SET / 円盤 / 浅草橋天才算数塾 / 試聴室その2 / タワーレコード新宿店8F / タワーレコード渋谷店3F / タワーレコード池袋店 / タワーレコード秋葉原店 / タワーレコード吉祥寺店 / タワーレコード川崎店 / タワーレコード浦和店 / タワーレコードアリオ鷲宮店 / タワーレコード藤沢店 / タワーレコード静岡店 / タワーレコード名古屋パルコ店 / タワーレコード名古屋近鉄店 / タワーレコード梅田NU茶屋町店 / タワーレコード梅田大阪マルビル店 / タワーレコード難波店 / タワーレコードあべのHOOP店 / タワーレコード姫路店 タワー / レコードアミュプラザ博多店 / タワーレコード大分店 / タワーレコードイオンモール宮崎店 / タワーレコードオンライン / HMV オンライン


2014-03-16

【お知らせ】2014年3月16日(日)にYCCで生成音楽WSによるワークショップを開催します。

音響空間スタジオ(担当:中川克志)では2013年3月16日(日)に、生成音楽WS(城一裕+金子智太郎)をお招きしてワークショップを開催します。
午後1時から5時頃まで。
馬車道のYCCスクール(ヨコハマ創造都市センター)にて。

横浜国大で生成音楽WSにワークショップを開催してもらうのは今年で三年目になります。
前回は、イラストレーターとカッティングマシンを使って、紙のレコードを作りました
今回はラジオを使うそうです。

関心のある方は事前にご連絡ください。
若干名(5−10名程度)の一般申込を受け付けております 。

参考
前回のワークショップの学生によるレポート

生成音楽WS
2011年11月19日生成音楽WS:Broken Music
2011年12月3日生成音楽WS:チュア回路
2012年12月15日生成音楽WS:虫の声を聴くあるいはここ
2013年2月18日生成音楽WS:鳴釜神事
2013年12月22日生成音楽WS:紙のレコード



本件に関する連絡先
中川克志(横浜国立大学都市イノベーション研究院・准教授)
katsushinakagawa@ynu.ac.jp

2014-03-02

[お知らせ]3月2日1430から下北沢ThreeでFOLK SHOCK FUCKERSと三沢洋紀と岡林ロックンロールセンターのレコ発イベントをやります。

『FOLK SHOCK FUCKERS③』ってCDと、三沢洋紀と岡林ロックンロールセンターの『Comic EP』ってカセットテープのリリースパーティーです。
たくさん出ます。よろしくお願いします。
以下の順番です。
(2014年3月1日出演順など訂正しました。)

■15:00〜15:20 FOLK SHOCK FUCKERS (演奏20分)
(転換0分)
□15:20〜15:50 倉内太 (演奏30分)
(転換15分)
■16:05〜16:35 ラミ子 (演奏30分)
(転換10分)
□16:45〜17:15 Ohayo Mountain Road (演奏30分)
(転換15分)
■17:30〜18:00 ナスカ・カー (演奏30分)
(転換5分)
□18:05〜18:35 有馬和樹 (演奏30分)
(転換15分)
■18:50〜19:20 久土'N'茶谷 (演奏30分)
(転換10分)
□19:30〜20:00 真黒毛ぼっくす (演奏30分)
(転換15分)
■20:15〜20:45 三輪二郎&マザーコンプレックス (演奏30分)
(転換5分)
□20:50〜21:20 ランタンパレード (演奏30分)
(転換15分)
■21:35〜22:15 三沢洋紀と岡林ロックンロール・センター (演奏40分)

楽しみ。

2014-02-28

huluで『トレインスポッティング』(1996)







たった今初めて見終えたのだけど、見終えて5分しか経ってないのに、もはやあまり何も覚えていない…。
 「ジャンキーな生活」と「普通の生活」との行きつ戻りつという縦糸と、ダチとの交流という横糸のからみ合いが面白い映画になるはずだった気もするが、物語の進行のひとつひとつに必然性がほとんど感じられないし、伏線がイキて回収されることも全くないので、「物語映画を見た」という感触がない。例えば、このチラシの左から二人目のダイアン(ケリー・マクドナルド)という高校生の女の子は、登場する必然性がまったくない。
 短いのは良かった。
 公開当時22だった僕はこの映画を見なかったのだけど、オサレ映画としてもてはやされていたような気がする。もてはやしていた人は何をもてはやしていたのだろう。よく分からん。
 『スラムドッグミリオネア』とこの映画を見る限りでは、ダニー・ボイル監督作品は「主人公たちが街なかを走る」シーンから始まる(そして、「走るシーンから始まる映画は面白そう」と反射的にドキドキしてしまうが、必ずしもそうではないことも分かる)。

◯覚えている限りでのあらすじ
スコットランドのダメなジャンキーの若者が、ヘロイン系のドラッグから抜けだそうとして、失敗してまたドラッグにのめりこんで、そしたらダチの赤ん坊が死ぬという悲劇的なことが起きて、ヤケになって強盗とかするようになって、捕まって、運良く収監されず、またドラッグにはまったけど、とくにこれという理由もなく立ち直ってロンドンでばっちり働き始めて、でも昔のダチと一緒になってまたドラッグに手を出して、ドラッグを売って大金を手に入れたら、みんなと分けるのが嫌になって持ち逃げした。
 明日になっても覚えてるだろうか…。


2014-02-24

【お知らせ】2014年2月24日(月)にYCCスクール(ヨコハマ創造都市センター)にてアラン・フレシェール(ル・フレノワ国立現代アートスタジオ・ディレクター)による講演会(「ル・フレノワと21 世紀フランスのビデオアート」)を開催します。

映画、小説、造形美術、写真という多様な分野で活躍するアーティストであり、ル・フレノワ 国立現代アートスタジオのディレクターを務めるアラン・フレシェールを招き、同スタジオとフランスのビデオアートについての講演会を開催します(第3回「デジタル・ショックーーマシンが夢見るときーー」プログラムの一環です)。
2014年2月24日(月)19時より(開場30分前)
会場:ヨコハマ創造都市センター1階ホール
入場無料、日本語通訳付き
共催:YCCスクール

本件に関する連絡先
アンスティチュ・フランセ横浜(Tel : 045-201-1514)
あるいは、中川克志(横浜国立大学都市イノベーション研究院・准教授)(katsushinakagawa@ynu.ac.jp)

(←
大学ウェブサイトに掲載した同内容の宣伝です。メモ代わりに。
人間文化課程ウェブサイト:2014年2月24日(月)YCCスクール(ヨコハマ創造都市センター)にてアラン・フレシェール(ル・フレノワ国立現代アートスタジオ・ディレクター)による講演会(「ル・フレノワと21世紀フランスのビデオアート」)を開催します。 | ニュース | 横浜国立大学 教育人間科学部 人間文化課程:
YGSCウェブサイト:Y-GSC Studio | TOPICS | 2014年2月24日(月)YCCスクールにてアラン・フレシェール(ル・フレノワ国立現代アートスタジオ・ディレクター)による講演会が開催されます

2014-02-14

huluで『哀しき獣』



途中やけどおもろい。モノローグの少なさなと、初めての題材。朝鮮族ってのがいるのだね。主人公が実はそんなにスーパーなやつなわけでもない、ってのが面白い。
でも途中でブログにメモしとこうとしたり、外眺めたりしてる。
雪、すごいね。

いや、だんだんスーパーになってきた。
みんな、痛そう…。


2014-02-12

長門洋平『映画音響論 溝口健二映画を聴く』(みすず書房、2014年)

ご恵投いただきました。今後の日本の「映画の音研究」は俺に任せろ、的な気概溢れる研究書です。とくに第一章、トーキー映画分析のための方法論の議論が、ムチャ勉強になりました(溝口映画分析の本体はまだ目を通してないのですが)。「映画の音研究」の先行研究を丁寧にサーベイして整理してくれていて、使えそう。
映画における音の分類に関する丁寧な議論や、映画の音楽の効果を「投錨と異化」に分ける議論など、納得。
図書館に入れてもらわねば。

2014-01-25

「オーロラの音の不思議は解明されたらしい」のレジュメ

丸男
「電子音楽のスタディーズ VIII. 電子音楽のマラソン・リスニング 」でたった今話した内容のレジュメです。
話し終える頃に気づきましたが、僕、電子音楽の話してませんでした。実験音楽と電子音の話をしてた。
(あ、僕もSkype参加したんです。)
(画像は、Skype出演中にバックにいたハムスターのヌイグルミです。2年前にロンドンで買ったもので、丸男と名づけて可愛がってます。)
ーーーーーーーーーーーーーーーー
2014-01-25-電子音楽のスタディーズ:3枠:担当:中川克志(横浜国立大学)

オーロラの音の不思議は解明されたらしい

1. はじめに:電子音ってなんだ?→オーロラの音ってなんだ?

「電子音ってなんだ?」と考えているうちに「電子音みたいだけど電子音じゃない音」について考え始め、「オーロラの音」のことを思い出したので少し調べてみたら、「オーロラの音の不思議は解明された」というニュース記事を見つけてしまった。

◯参考事例

2. 「オーロラの音」について


3. オーロラの音の記録(?)

◯事例

4. オーロラの音の不思議は解明されたらしい

◯2012年7月上旬のニュース記事
日本語での紹介サイト:オーロラの音 - サイエンスあれこれ

◯事例

5. まとめ

とくにない。

では、じゃあ、電子音ってなんだ?
ーーーーーーーーーーーーーーーー
以下は、説明があるバージョン。配布はしませんでした。

2014-01-25-電子音楽のスタディーズ:3枠:担当:中川克志(横浜国立大学)

オーロラの音の不思議は解明されたらしい

1. はじめに:電子音ってなんだ?→オーロラの音ってなんだ?

「電子音ってなんだ?」と考えているうちに「電子音みたいだけど電子音じゃない音」について考え始め、「オーロラの音」のことを思い出したので少し調べてみたら、「オーロラの音の不思議は解明された」というニュース記事を見つけてしまった。

◯参考事例

2. 「オーロラの音」について

オーロラの音は聞こえないはずだが、「オーロラの音を聞いた」という証言は無数にある。
ただし、科学的に証明されたことはない。

3. オーロラの音の記録(?)

オーロラが発する音ではなく、オーロラの発する電磁波を音として記録したものは存在する。

◯事例

4. オーロラの音の不思議は解明されたらしい

2012年7月上旬に、「オーロラの音の不思議が解明された」というニュースが登場した。それによると、オーロラは地上70mほどの位置で音を発生させるらしい。ただし、これは「電磁波音」であって、従来語られてきた「オーロラの音」の全てではない。

◯2012年7月上旬のニュース記事
日本語での紹介サイト:オーロラの音 - サイエンスあれこれ

◯事例

5. まとめ

とくにない。
3は「実験音楽における、知覚不可能な遍在的存在の可聴化」の系譜に属しているように思う。3も4もどちらもそれなりに心地良いドローン音であるように思う。

では、じゃあ、電子音ってなんだ?
少なくとも19世紀末ごろに「音の世界」が拡大した、ってことは言えるような気はする。

2014-01-03

2014-01-01

あけましておめでとうございます

昨年は下の画像のような感じでした。
今年も良い年になると思います。
本年もよろしくお願いします。

2013-12-31

和歌山で『gravity』

今回の大晦日の映画は息もつかせぬ映画だった。
面白かった!
映画館で見ないとな、これは。しかしまあ、どうやって撮影したんだろ。
邦題、だっせーなー、と思った。

2013-12-28

2013-12-28-来世に送る紅白歌合戦@横浜山手ゲーテ座


新美桂子
新・方法
大道寺梨乃(快快)
林家きく麿(落語)
東京縛音舞(有末剛・沢田穣治・田沢麻紀)

休憩

池田拓実
つむぎね
松本祐一(+岡野勇仁、亀井庸州)
白波多カミン
安野太郎(ゾンビ音楽)

ーーーーーーーーーーーーーーーー
以下、メモ
画像は、僕のFacebookの12/28/2013のログをご参照下さい。

新美桂子:2
「愛があれば大丈夫」

新・方法:3
2013.12.22の神保町から、北島三郎の祭りの歌をお届けしていた。

大道寺梨乃(快快):2
大道寺莉乃「アジフライ定食ドバイ
ある種のワークショップだが、あまり面白くなかった

林家きく麿(落語):3
林家きく麿、かたせ梨乃の写真集と唐揚げと放置自転車な落語。
生の落語、むちゃ面白い。

紅白かどうかと言われるとよう分からんが


東京縛音舞(有末剛・沢田穣治・田沢麻紀):0
音楽と緊縛の融合を果たしているようだ。まだ日は高いのに。

池田拓実:5
僕好みのかっこいーデジタルノイズ。に載せて、何か歌ってる。何を歌ってるかは分からない。


つむぎね:2
YouTubeではよく分からなかったが、繊細な声のアンサンブルだった。誰がメレデイスモンクなのか、みたいな。

声ってなあ、器用なもんだ。

松本祐一(+岡野勇仁、亀井庸州):3
ヒップホップとスムーズ現代音楽とアンケート・アート

面白いリミックスに聞こえてしまう。

白波多カミン:2
ギターを弾き語りしている!
初音階段のライブの時にボカロと融合歌唱したらしい。

安野太郎(ゾンビ音楽):3
安野太郎は、人間と触れ合いたいと思ってこのイベントを企画した、というのもあるらしい。
安野太郎さん、シェリーを熱唱中。いや、マジで。
なんて斬新なアレンジ。

◯司会のポチョムキンコさんと安野太郎さん
「われわれはもはやアセンションしている

ジャンルなどバラバラな演者が出場していて、面白かったー。来年も行なわれるそうです。

審査員コメント、ひとことでどうこうするのは難しいもんだ。
あと、山手ってすげーおシャンな場所だなあ、と思いました。


『来世におくる紅白歌合戦』
「QUARTET OF THE LIVINGDEAD」CD NEW ALBUM リリース先行イベント

会 期:2013年12月28日(土)13:00-19:00

会 場:山手ゲーテ座(岩崎博物館B1)
神奈川県横浜市中区山手町254

みなとみらい線 元町・中華街5・6番出口 徒歩 3分
根岸線 石川町 南口 徒歩15分/根岸線 桜木町 バス「港の見える丘公園前」下車

出 演:
【白組】安野太郎(ゾンビ音楽)/松本祐一(+岡野勇仁、亀井庸州)/池田拓実/新・方法/林家きく麿(落語)

【赤組】大道寺梨乃(快快)/白波多カミン/つむぎね/新美桂子/東京縛音舞(有末剛・沢田穣治・田沢麻紀)

司 会:
安野太郎/ポチョ★ムキンコ(公魚)

審査員:
中川克志(横浜国立大学准教授)/三橋圭介(白楽在住音楽批評)/渡邊未帆(前衛音楽学者・公魚)/渡辺明美(ACY)

助 成:アーツコミッション・ヨコハマ

フード:アナーキーママ

入場料:¥1,500(当日受付)

お問い合わせ:pboxx

〒104-0061 東京都中央区銀座7−13−22磯部ビル2F
7-13-22-2F Ginza Chuo-ku Tokyo
Tel : 03-5148-5821/Fax : 03-5148-5822
Email:pboxx@pierota.co.jp/ HP:http://pierota.co.jp/

2013-12-22

【お知らせ】2013年12月22日(日)にYCCで生成音楽WSによるワークショップを開催します。

音響空間スタジオ(担当:中川克志)では2013年12月22日(日)に、生成音楽WS(城一裕+金子智太郎)をお招きしてワークショップを開催します。
午後1時から5時頃まで。
馬車道のYCCスクール(ヨコハマ創造都市センター)にて。

横浜国大で生成音楽WSにワークショップを開催してもらうのは今年で三年目になります。
今回は、イラストレーターとカッティングマシンを使って、紙のレコードを作ります。
詳細は、YCCスクールの「生成音楽ワークショップ 紙のレコード」のページをご参照ください。 

関心のある方は事前にご連絡ください。
若干名(5−10名程度)の一般申込を受け付けております 。
なお、受講に際しては、Adobe Illustrator(CS以降・体験版可)がインストールされたPC/Macを持参してください。 

参考
生成音楽WS
2011年11月19日生成音楽WS:Broken Music
2011年12月3日生成音楽WS:チュア回路
2012年12月15日生成音楽:虫の声を聴く』あるいはここ
2013年2月18日生成音楽WS:鳴釜神事

本件に関する連絡先
中川克志(横浜国立大学都市イノベーション研究院・准教授)
katsushinakagawa@ynu.ac.jp

2013-12-20

【宣伝】12月20日(金)に「サイレントのとんがりショウ~横浜・中華街ファイナル編~」を横浜中華街・同發新館でやります。

12月20日用のPVです。
よろしくお願いします!

今度はメンバーが写ってます。僕はネクタイの代わりに手ぬぐい巻いてますな。

三沢洋紀と岡林ロックンロール・センターの『サイレントのとんがり』リリース・パーティーです。
開場18:00 / 開演19:00
<スペシャルゲスト>テニスコーツ
<点心タイム>DJ : 佐々木敦 a.k.a. WEATHERMAN
料金:前売:2,000円(1ドリンク付)/ 当日:2,500(1ドリンク付)
です。
みなさま、どうぞお越しください。
前売予約:HEADZ info@faderbyheadz.com
問い合わせ:HEADZ 03-3770-5721




4人のときの写真(今は6人です)。

同發新館について
細野晴臣(かティン・パン・アレイ)の「北京ダック」のこの映像は、同發新館のものらしいです。へー。

北京ダック-細野晴臣 投稿者 rosa1987

2013-12-16

memo: James Turrellについて

ジェームズ・タレルPerceptual Cellが、次の春にLACMAで公開されるようなのだが、もうチケットが売り切れているらしい…!!!
James Turrell's Perceptual Cell and Dark Matters | LACMA: May 26, 2013–April 6, 2014: sold out !!!

これは、視覚と聴覚をできるだけ剥奪してしまうハコみたい。また、 James Turrellは"There never be no light"という言葉を残しているらしい(OpenURL.ac.uk Stat explorer | Homepage: in "James Turrell: interview by Esa Laaksonen")。
なので当然、これはsensory deprivationな実験の系譜とか、John C. Lillyisolation tankとか、ケージの4'33''とかと比較すべきものなのだった。

あと、ジェームズ・タレルがやってるRoden Craterというランド・アートを初めて知った。
なかなか壮大なひとだ!

ーーーーーーーーーーーーー
さっき、積んでおいたこの論文(というかエッセイ)読んで、相変わらずとても面白かったので、メモ。
Kahn, Douglas. 2013. “14 Let Me Hear My Body Talk, My Body Talk.” in: Cubitt, Sean. Relive: media art histories. Cambridge, MA: MIT Press, 2013: 235-256.

これ自体は、John Cage, James Turrell, James Tenny, Williams Burroughsをとりあげ、それぞれの「自分の体の音の聴き方」を比較している。
この四人をとりあげて比較すること、とくに、こうしたアートの背後にある軍事技術の発展史やsensory deprivationの実験の展開を指摘することが、カーンの面白いところ。
僕が2005年にUCDで聞いた授業では、ケージについて一瞬こういう話をしていただけだったので、あの後、けっこう話を育てていっただろう。
でも、最後をバロウズで締めるのはなんか無理矢理だ、と思った。



2013-12-15

【お知らせ】2013年12月15日(日)に横浜国大で足立智美さんの講演会を開催します。

音響空間スタジオ(担当:中川克志)では2013年12月15日(日)に、ベルリン在住のアーティスト足立智美さんをお招きして講演会を開催します。
午後1時から5時頃まで。
教育人間科学部講義棟8号棟206にて。

日本唯一(!)の音響詩人にして、パフォーマー、作曲家、インスタレーション・アーティスト、イベント・オーガナイザー(「音楽の複数次元」シリーズや、2012年11月3日足立区でのミュージサーカス企画など)等々、様々な顔を持つ足立智美さんに、その明晰な知性でこれまでの活動を振り返ってもらいつつ、パワフルでダイナミックな素晴らしい滑舌で喋り倒していただきます。パフォーマンスもあることでしょう。

関心のある方は事前にご連絡ください。
大学外部からの参加も歓迎いたします。

参考
ADACHI Tomomi performer composer sound poetry video
あるいはこちら
2012年11月3日ジョン・ケージ「ミュージサーカス」@足立市場:芸術監督:足立智美
Tomomi Adachi | Louisiana Channel
Berlin Sound Poets Quoi Tête, collective poetry performances 


本件に関する連絡先
中川克志(横浜国立大学都市イノベーション研究院・准教授) katsushinakagawa@ynu.ac.jp

2013-11-26

ジェームス・M・バーダマン『黒人差別とアメリカ公民権運動 ―名もなき人々の戦いの記録』(集英社新書、2007年)

公民権運動の概説書として手軽に読めそうなもの、として読み始めた。
1954-68年の間の公民権運動の動きを簡潔にまとめた新書として、とても面白かった。
入門書としては最上級ではなかろうか。
もう少し勉強すると、どういう記述が不足しているかも分かるんだろうな(今わかることとして、この本には、1964年から68年の間の記述がほとんどない気がする)。

学校教育や選挙人登録における差別が具体的にどのような段階を経て縮小されていったかを「名もなきひとびと」の活動に焦点を当てつつ、描き出されている。マーチン・ルーサー・キング牧師やマルコムXを主役にしなくても十分にドラマティックに描かれている(二人が暗殺されたことに関する記述はどちらも2,3行に過ぎないが、「軽すぎる記述」には見えない)。
エピローグに書かれた、この本を書かねばならなかった筆者の個人的な動機の話まで、多すぎず少すぎない記述で飽きずに読んだ。

ただ、年表が欲しいな。
どの州で誰がどういう抵抗運動を展開したか、とか。
固有名詞はすぐに頭のなかから抜け落ちてしまうので、とても欲しい。

黒人差別とアメリカ公民権運動 ―名もなき人々の戦いの記録 (集英社新書)
ジェームス・M・バーダマン 水谷 八也
4087203921
ジェームス・M・バーダマン 2007 『黒人差別とアメリカ公民権運動 ―名もなき人々の戦いの記録』 水谷八也(訳) 集英社新書 東京:集英社。

2013-11-22

2013-11-02

Oldest Surviving Recording of Family at Christmas in 1904 Discovered

最古の「クリスマスの家族の録音」が発見された、というニュース。
100年以上前のロンドンで録音されたものらしく、写真から判断すると、大家族である。
「クリスマスの家族の録音」って何だ?
コメント欄でDavid Winterさんが、あなた(この動画をアップロードしたひと)をがっかりさせて申し訳ないが自分は1899年という日付のあるシリンダーを持ってるぞ、と言っている。

 

メモ:1900 Emperor Franz Joseph oldest magnetic recording on Poulsen Telegraphone

先ほどのフェッセンデンとは違って、こちらは本物(のはずだが、典拠が見つからない。昔からこの音声を知ってるけど、以前、僕はどこで、この録音を"本物"だと認識したのだったっけ…)。
ヴォルデマール・ポールセンのワイヤー式磁気録音機によるオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の声の録音。1900年。


History of the Wire Recorder - Inventing the Telegraphone wire recorder

memo:1906年のフェッセンデンによる世界初の「ラジオ」放送の動画(2006年制作)


世界初のラジオ放送は1906年にレジナルド・フェッセンデンによって行われた(そして《さやかに星はきらめき》を演奏した)。ただし、その記録はない(Wikipediaによると、その記録はフェッセンデン自身が1932年1月29日にかつての同僚Samuel M. Kinterにあてた手紙しかないらしい)。

しかし、ここに、フェッセンデンによる初のラジオ放送の音声付き動画が発見されたのであった!

ーーーー
ということで、ある授業の発表担当の学生が「初のラジオ放送の動画があった」と教えてくれてびっくりしたのだけど、コメント欄を見たら、これは2006年に作られたものだったらしい。
どういう経緯で誰が作ったのか分からないけど、作者はこのふたりかな?
http://www.wolfinthewinter.com/wolves/item/ralf_wendt_1_1_1/
http://www.galileo-videotrainings.de/burghard-vogel/trainer/





2013-10-30

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メモ:林其蔚(Lin Chi-Wei)『超越聲音藝術:前衛主義、聲音機器、聽覺現代性』(藝術家出版社、2012年)

台湾で出版された、ゲンダイオンガクとか実験音楽とかサウンド・アート関連の本。
漢字文化圏ではこれがある種のバイブルらしい、という噂を聞いた。
初めて中国からモノを買って、少しドキドキ。
漢字ばっかで内容は読めない。図版も4つだけ。
しかし、目次を見ると、色々と食欲が湧いてしまう。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
◯目次メモ
目次はここを参照:博客來-超越聲音藝術:前衛主義、聲音機器、聽覺現代性:

第一部 前衛之聲(Sounds of Avant Garde)(原著では「章」だが、内容的に「部」)
いわゆる現代音楽の歴史ならば誰が書いても同じようなものになるだろうが、けっこう違う。ダダやシュルレアリスムにも少し言及しているし、シュトックハウゼンとクセナキスのために一章ずつ使っているのに、トータル・セリエリズムやジョン・ケージは簡単に処理されている(ケージはフルクサスの同時代人、として処理されている)。
かと思えば、音響詩、パンク、インダストリアル・ミュージック、ジャパノイズのために一章ずつ使っている。
これは、どういう基準で構成された文書なんだろう?

第二部 聽覺現代性(Modernity of Hearing)
よく分からない。聴覚の近代性を論じる理論的な部分に見えるが、第一部の構成を見る限り、この本がさほど「理論的な内容」を記述しているとは思えないのだが。

第三部  聲音機器(Sound Machine)
音響機器ーー通信機器、音響記録再生産機器などーーについて説明しているように見える。

第四部  超越聲音藝術(Beyond Sound Art)
なんだろう。メディア・アートやテクノロジー・アートについて語っているように見える。

ーーーーーーーー
本書使用方法 - 感謝名單 (Acknowledgements)

本書特有名詞解釋 (Glossary of Technical Terms)

簡介(Introduction)
前言(Foreword)
楔子(Prelude)

第一章  前衛之聲 (Sounds of Avant Garde)
1. 未來主義(Futurism)
2. 俄國前衛主義(The Russian Avant-Garde)
3. 達達主義(Dada)
4. 超現實主義(Surrealism)
5. 皮耶.夏飛、皮耶.亨利 (Pierre Schaeffer and Pierre Henry)
6. 許鐸克豪森(Karlheinz Stockhausen)
7. 謝納奇斯(Iannis Xenakis)
8. 聲音詩(Sound Poetry)
9. 原生音樂(Musique Brute)
10.激浪前後(Fluxus and It’s Contemporaneousness)
11. 龐克運動(Punk Movement)
12. 工業音樂(Industrial Music)
13. 日本噪音(Japanese Noise)
14. 科技電音(Techno Music)
15. 解構電音(Electronic Deconstructive Music)
16. 聲音裝置(Sound Installation)
17. 音景(Soundscape)

第二章  聽覺現代性(Modernity of Hearing)
1. 視覺主體(Visual Subjectivity)
2. 聽覺主體(Hearing Subjectivity)
3. 前衛之聲與擴張聽覺(Sounds of Avant Garde and Listening Expansion)

第三章  聲音機器(Sound Machine)
1. 聲音機器(Sound Machine)
2. 通用機器(General Machine)
3. 傳輸機器(Transmission Machine)
4. 紀錄機器(Recording Machine)
5. 合成機器(Synthesis Machines)

第四章  超越聲音藝術(Beyond Sound Art)
1. 超越聲音藝術
ーーーーーーーーーーー
「日本と中国におけるサウンド・アートの状況」を比較するために、この著者とコンタクトをとりたい!
こちらの準備がもう少し整ったら、英語でメールを送ってみよう(読んでくれるかなあ)。
Nam June Paik, One for Violin Solo, 1962
だけど、何の機会のパフォーマンスなんだろうなあ。
◯書誌情報
林其蔚(Lin Chi-Wei) 2012 『超越聲音藝術:前衛主義、聲音機器、聽覺現代性(Beyond Sound Art: The Avant Garde, Sound Machines, and the Modernity of Hearing)』 台北:藝術家出版社。(検索用に新字体で記しておく:林其蔚 2012 『超越声音芸術:前衛主義、声音機器、聴覚現代性』 台北:芸術家出版社。)

著者のウェブサイトも漢字だけ。英語無いんだよなあ。 → 2014-09-04修正:英語ありました。見落としていた。

2013-10-29

Memo: Gascia Ouzounian 2008. “Sound Art and Spatial Practices: Situating Sound Installation Art Since 1958.” Doctoral Thesis. UC San Diego.

2008年にサウンド・アートやサウンド・インスタレーションにおける空間の問題を扱った博士論文。
この人は、ヴァイオリニストだしサウンド・アーティストでもあるらしい。
今、クイーンズの大学で教えているらしい。

博士論文:Ouzounian, Gascia. 2008. “Sound Art and Spatial Practices: Situating Sound Installation Art Since 1958.” Doctoral Thesis. UC San Diego.
ウェブサイト:OPTOPHONO | gascia
職場(?)の紹介ページ:Sonic Arts Research Centre(SARC) - Dr Gascia Ouzounian:

見つけた動画:フツーのヴァイオリニストに見えるなあ。



memo: Stan VanDerBeekのウェブサイト

Stan VanDerBeekは、Expanded Cinemaの代表的な作家とされることが多い。
彼のウェブサイトには、『Film Culture』誌などに発表した文章がPDFで公開されている。

wuemme experimental film: Who's Who ; スタン・ヴァンダービーク

Lou Reed & Metallica, Lulu, 2011

ルー・リードとメタリカのコラボアルバム。
全く興味なかったのだけど、かっこいいやん、これ。

"ヴェルヴェット・チルドレン的なドローン多めのロック"をやってたらこんな感じの音になると思うので、あんまり意外性はない。ヴォーカルがひとりだけならけっこう怠惰に聞こえるかも。
メタリカファンからしたらヌルいのかもしれん。



Lulu
Lou Reed & Metallica
B005LNCMIE

2013-10-23

メモ:秋庭史典『あたらしい美学をつくる』(みすず書房、2011年)

自分が必要とするやり方で「美学」の目的と方法を記述した本という点で、迫力ある。
「美学を本書のような仕方で論じる人はほとんどいない」(206)という点で、それから、「美学のジャーゴン」を可能な限り最大限排除した理解しやすい文体という点で、スゴイ。
確かに、美学は芸術学でも感性論でもなく、カントが構想したように、自然科学が見せてくれる世界理解の新しさを説明する学問なのかもしれない(大いに読み間違っているかもしれないが)。
ただし、僕は、そのような意味での美学に関心を持つのは、なんだか難しい。

ラディカルなことは間違いないのだから、「美学」の専門家からの書評がもっとあるべきだと思う。
つうか、「美学会」に浸透させるべきだろう(「美学会」の現状をどのように判断しているにせよ)。

あたらしい美学をつくる
秋庭 史典
4622076020

2013-10-20

DVD:フィルム・アンデパンダン1964: ぼく自身のためのCM (REF DVDシリーズ)

1リール約2分間の公募部門から選ばれた作品を50年ぶりにDVD化したもの。
フィルム・アンデパンダンというグループは、読売アンデパンダン展中止の延長線上に構想されたもので、アメリカのアンダーグラウンド映画の本格的な紹介の前に行われた動きとして先駆的とのこと(フィルム・アンデパンダン | 現代美術用語辞典ver.2.0)。
とはいえ(あるいは、にもかかわらず)、作品の多くは、「アメリカのアンダーグラウンド映画」で見たことがある意匠が多い気もする。
これは、1.実は既にアメリカのアンダーグラウンド映画の紹介はなされつつあったから か、2.2分間程度の実験映画を撮影すると似たような意匠にならざるを得ないから か、3.日本のフィルム・アンデパンダンな流れは実にオリジナルだったから なのか、分からない(なんとなく、2(と1)が原因な気もするが、どうだろう)。

「刀根康尚の映像作品」なんてあるんだなあ。Fluxfilmにあってもおかしくないタイプの作品だなあ。

フィルム・アンデパンダン・マニフェスト
Kino Balazs 93  Taka's_documents

フィルム・アンデパンダン1964: ぼく自身のためのCM (REF DVDシリーズ)
飯村 隆彦 赤瀨川 原平 刀根 康尚 岡 美行 風倉 匠 小池 竜 鈴木 利明 永岡 秀子 平田 穂生 大林 宣彦 富田 勝弘 ドナルド・リチー メリー・エヴァンズ 河合 政之 宇川 直宏 ジュリアン・ロス 佐藤 重臣 グループ・フィルム・アンデパンダン
477388035X


Huluで『シティ・オブ・ゴッド』(2003)

なんとなく見始めたところ、どえらい面白かった。
子どものギャングを脅して二人のうち片方をxxxする場面で、本当にxxxさせたり。

シティ・オブ・ゴッド - Wikipedia


シティ・オブ・ゴッド [DVD]
B009CU1VMA



2013-10-19

Huluで『ブラス!』(1996)

フルモンティと間違えて、こいつらがいつヌードになるのかなあ、と思いながらみていたが、ならなかった。
話の進行は、なかなかのご都合主義で、あんまし面白くなかった。
背景にはイギリスでの炭鉱閉鎖に伴う大量の失業問題がある、とか、ご都合主義で扱いようもない問題があるとうたっているので、なおさら…。

2013-10-03

memo: Lawrence Jordan (ローレンス・ジョーダン)

研究室の机の上にいつのまにか積み上げてあった(そして見るのを忘れていた)DVDに気づいたので、鑑賞。

「リリカルな実験アニメーション」という印象。
版画作品のコラージュをアニメーションにしている。1枚の版画の一部の拡大ショットの連続や、そのうえで人物や動物の切り抜きを動かせたり、太陽を光らせる演出をしたり(アラン・レネの『ゲルニカ』(1950)か、あるいはむしろ松本俊夫の『石の詩』(1963)のような、あの演出)。

ビシビシいろいろな刺激を感じて興奮するといった感じで面白いのかというと全くそうではなく、ぼんやり眺めているうちに、版画作品の細部とコマ撮りアニメーションのギクシャクした動きを見る心地よさに身を任せている自分に気づくという感じ。
この面白さは何だろう。
上手く説明できないな。

ーーーーーーーーー
1934年生まれ、50年代以降実験映画を制作。主にサン・フランシスコで活動。
ヴィクトリア朝時代の版画などのコラージュを用いた実験アニメーションで有名。Joseph Cornellの助手(?)としても活動。
今はchairman of the film department at the San Francisco Art Instituteとのこと。

コロラド州デンバーの高校でStan Brakhageと一緒だったらしい。で、Morton SubotnickJames Tenneyとも一緒の高校なわけで、四人でthe Gadfliesというグループ(劇団?)を組んでいたらしい(どんな高校だよ)。



An Evening with Lawrence Jordan, Pioneer of Experimental Animation from Fandor Keyframe on Vimeo.
蝶々とマックス・エルンストが好きらしい。
サウンドトラックを決めるのが先で、映像制作はその後、とのこと。
恵比寿映像祭で来日したことがあるらしい。

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