録画しておいた『雨に唄えば』を見た。
あんがい面白かった(いつものようにまだ見てる途中だけど)。
雨に唄えば 50周年記念版 スペシャル・エディション [DVD]
『ジャズ・シンガー』が出たころの「映画のトーキー化」が主題の映画だった。不勉強なもんで、ホントに知らなかった(映画のトーキー移行について説明するとき、使える。この音響編集コンソールみたいなのは、なんだろう)。
ってことを覚えてなかったってことは、前にこの映画を見たことがあるとすれば、「映画のトーキー化」がいつ頃かを全く知らなかった頃ってことだから、大学入学以前かもしれん。
ミュージカルってかったるいと思ってたけど、ダンスを面白いと思えれば、けっこう見れる。
「カラフルな1920年代」が舞台だった。禁酒法の話とかは、もちろんなし。
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Wikiは見終わってから読もう。
雨に唄えば - Wikipedia
雨に唄えば Singin' in the Rain
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この映画は、リナ(声が悪いサイレント映画時代のスター)がすごくかわいそうな映画であることが分かった。
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オンリー・イエスタデイ―1920年代・アメリカ (ちくま文庫)
F.L. アレン Frederick Lewis Allen
僕は最近なぜか1920年代の文物に触れる機会が多い。
まず、テルミン。これは、授業でも話すし、9月頃に関わることがある予定。
また、今日、京都国立近代美術館で「ローマ追想―19世紀写真と旅」って展覧会と「稲垣仲静・稔次郎兄弟展」とやらを見てきた。
前者はどういうコンテクストにおいて眺めれば面白いか、ちょっと分からん。なので、19世紀半ばのダゲレオタイプ写真の例、として見てきた。と思うとそれなりに面白いけど、地味。そのうち何かの展覧会評みたいなのを読んで、面白い見方を教えてもらうことにしよう。
後者も、どういうコンテクストに置くと良いかは、あんまし分からないのだけど、最近僕は『蓄音器世界』という雑誌をアラ読みしているので、面白く思った。
下のこの絵、大正8(1919)年頃の絵画らしい。
ってことは、『蓄音器世界』という雑誌上で、楽石社の人間が、蓄音器を使った吃音矯正方法について熱く語ってたり(と言いつつ、連載10回を超えてもまだ、人間の発声器官の仕組みの説明とかしてて、一向にレコード活用方法の話題に入らないままだが)、この雑誌の記者が、有名な芸人たちに、レコードに録音したって霊魂は取られないし、年とってもできるわけでもないし、安っぽくなるわけでもないんだから、吹き込むべし!とか言ってる時期だ。
そんなこと言ってる時代に、こんなカラフルな絵画が描かれていたとは、とか思った。
時代が違うとパースペクティヴとかメディアの布置が違うもんだけど、その布置の違いを面白く説明できればイイな。
しかしまあ、僕は、1920年代とか大正時代の文物を研究していくつもりなんだろうか。
別にそんなつもりはないのだが。
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これは別の曲である。
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