2010-09-30
memo-ジム・フジーリ(Jim Fusilli) 2008 『ペット・サウンズ』
『ペット・サウンズ』というアルバムに絞った本だった。ビーチボーイズのバンドとしての伝記とか当時のスタジオでの録音の実際の状況の記述とかを期待したが、そういうのではなかった。
収穫としては、
1.リボルバーやペットサウンズがあってサージェントペパーズが登場したことやまさにこの時期にポップスの聴き方が変わったんだろうことが分かったこと
2.『ペット・サウンズ』聴き直そうと思ったことと
かな。
ビーチ・ボーイズ・ファンならぬ僕には面白い本とは言いがたいけど、数年ぶりに『ペット・サウンズ』をじっくり聴いてみているなう。
確かに、「入念」って感じそのもののアルバムだ。
やっぱどうしても「暗い」けどな。
2010-09-29
精華大学紀要に論文を「査読論文」として掲載しました。
書誌情報等は、ここを、本文はここをご参照ください。
参照:京都精華大学:インフォメーション:大学からのお知らせ:[教職員の方へ] 『京都精華大学紀要』第37号刊行のお知らせ
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この論文の目的は、Aesthetics(と京都市芸)の論文と同じくケージを相対的に距離を置いて理解すること、です。そのために、ケージ的な実験音楽に対する内在的批判として1970年代のサウンド・アート(ビル・フォンタナ)を取りあげて検討しました。
「実験音楽」は「音楽的素材の拡大という戦略」と「“音をあるがままにせよ”という原則」を持つジャンルで、フルクサスの音楽やミニマル・ミュージックに継承されることで「ケージ的な実験音楽」の系譜を形成した、しかし、その戦略と原則は齟齬をきたすものだったし(音楽的素材を拡大することで“意図的な音響”を楽音として利用することも必要となるが、それは“音をあるがままにせよ”という原則によって阻害されるという問題があった)、その齟齬は70年代以降のサウンド・アートによって明確化した、ということを主張しました。
僕の手柄は、実験音楽において音響が社会性を喪失しなければならなかった理由として「音楽的素材の拡大という欲望を追及する必要があったこと」を指摘したことだと言えると思います。
反省点は、これはあまりにも「自律的」なモデルだってことです。同時代のメディア状況とか社会的背景とかを考慮に入れていないし、現実の活動はそんなに自律的には進行しないだろうし、現実の様々な芸術活動の実相にはあまり迫れていないことが反省点です。
でも僕は、ケージとかゲンダイオンガクとかから距離をとるために、一度こういう自律的なモデルを構築する必要があったのだと思います。
しばらくはこの主題には、真正面からではなく斜めから取り組むことにしたいと思います。しばらくは、直接的に「実験音楽」の細かなデータを精査する、とかはせずに、実験音楽を研究することには重要性はあるのか、とか、アヴァンギャルド音楽について今言及することにはなんの意味があるのか、とか、そういうことから考え直すことにして、さしあたりは、クリスチャン・マークレイとか大正期の蓄音機受容の諸相とかを調べていこうと思います。
とはいえまたそのうち近いうちに、ゲティ・ミュージアムのアーカイヴに行って9 Eveningsの調査とかしたいです。
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この論文との付き合いも、前にAestheticsに載せた論文以上に長いです。
博士論文の一章と六章をまとめ直した論文で、一章の元になる論文を書いたのは博士後期課程1年目のことだし、六章の元になる論文を書いたのは留学中に書いた論文の元になる論文で、それは渡米前に城陽で結論が見えないまま書き始めた論文(Aestheticsにのったものと同じもの)なので、2003年度に書いていたものです。つまり、これ、ジョン・ケージの研究を始めた時からの付き合いになるわけです。10年以上。
うわぁ…。
ちょうどこの論文の発表場所を探していたところ、2010年度から京都精華大学紀要が査読付き論文を掲載することになったことを知ったので、2009年度に紀要論文を載せてもらったばかりだけど、またお世話になることにしたのです。
いや、こいつに行き先ができて良かった。
2010-09-27
久しぶりの織田作之助
マニラで働いたバンゲットのたあやんというのが主人公のお話。
途中、夫婦善哉の蝶子が出てきた。
織田作之助は、人間喜劇のように小説を作っていたのだろうか。
図書カード:わが町: "「織田作之助」"
精華の中庭から
Army of me
こういうの、どんな感じできかれるんだろ。
初めて出てきた時は、すべてのポップスの未来、みたいにいう人もいた気がするが。
ポップスとかロックを、新しい/古いで考えるのがとんちんかんなのかもしれん、と思った。
とんちんかんじゃないにしても、おっさんで、何より、ある世代特有の考え方なのかもしれん、と思った。
よく分からんが。
「最近の音楽」って分からんなあ、と思う人間が、何とか自己正当化をはかろうとしてるだけかもしれん。
2010-09-26
2010-09-25
ライブなう
美術館で電子音楽コンサートする場合もあるし、パブ借りてライブする場合もあるし、ライブハウスでする場合もあるし。
人前でしないって選択肢もあるし。
とはいえ、妻のライブを客として見るのは何年ぶりだろう。
2010-09-24
提示(展示というよりも)とコンテクスト
それが、音楽が演奏されてきた歴史を美術の伝統にうまく接続して融合してくれたりするからであるわけがない。
ましてや、邦楽をモダンアートに取り込んでいるからであるわけがない。
たぶん。
そもそも電子音楽が、生演奏音楽と同じ諸々の慣習を共有しなければいけない理由はないはずだ。
違うコンテクストがぶつかる機会は(だけが)面白い。
とはいえ、きちんとした鼓の音は気持ち良い。
テルミンなので
テルミンが基調音だとしても、それだけにはしないバランス感覚。
「和」って、いわなくて良い気がする。
機材とか楽器とか
学生も使って、和太鼓の人も使って、楽器も機材も持ち込みで。
確かに、近代美術館で演奏する機会は珍しいから、音響は悪い場所だけどめいっぱい遊ぶべきだとは思うが。
なぜか、観客がけっこうはいっとる。
荷物が多い電子音楽は、いかがなものか。
Ipso Factoによるコンサート@京都近代美術館 のお知らせ
御用とお急ぎのない方はどうぞおいでください。
出品作家の一人の息子さんが参加してる電子音楽ユニットIpso factoと邦楽囃子・打物のコラボレーションです。
中川は、色々なご縁で、当日配布のチラシを作らせてもらいました。
ノリとハサミの切り貼りチラシです。
即興演奏が多いらしいけど、テルミンの演奏を見れるのは、けっこう楽しみ。
これと『「日本画」の前衛』という展覧会とをどう関連あるものとして説明するつもりなんだろう。
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『日本画』の前衛 1938–1949 | 京都国立近代美術館
コンサート Ipso facto 「シュパンヌンク・電子と和の緊張」
9月24日(金)午後6時から
会場:京都国立近代美術館1階ロビー
無料、先着150席
電子音楽ユニットIpso factoによるテルミン(1919年ロシアで発明された世界初の電子楽器)と電子音楽、邦楽囃子・打物のコラボレーション
演目:Celebrated Air(J.S.Bach)、Vocalise ( Rachmaninoff)、Ave Maria ( Gounod)ほかとIpso facto 実験的作品集より
演奏: Ipso facto
船田奇岑 Theremin (テルミン)
RAKASU PROJECT. Keyboard, Computer
西田彩 Computerized Guitar
+
島村聖香 邦楽囃子・打物
岡本大祐 喜田葉大 谷澤昇希 映像・協力(京都精華大学)
[Ipso facto について]
船田奇岑(Thereminist、絵師 出品作家・船田玉樹子息)、RAKASU PROJECT.、西田彩を中心メンバーにさまざまなインターフェイスを駆使して有機的な事象と無機的な存在を関連づける電子音楽ユニット。
Ipso Factoによるコンサート@京都近代美術館
御用とお急ぎのない方はどうぞおいでください。
僕が何の関係があるかというと、あんまりないけど、担当の方にすごくお世話になってるし、当日配布のチラシを作らせてもらいました。
宣伝するのをすっかり忘れてた。
後で情報とか補足します。
Emailing message from @yomoyomo (via HootSuite iPhone)
OriginalMessage:
http://twitter.com/yomoyomo/status/25318804724
Sent from HootSuite iPhone
http://hootsuite.com/iphone
iPhoneから送信
2010-09-23
インドカレー屋みらん
田舎の観光地によくあるような、和風洋風なんでもあるし、ちゃんとした食事もできるし喫茶店にも居酒屋にもなる、って感じの佇まいの店だったので、落ち着くなあ、と思ってたのだが、とても美味しかった。
十時に終わる店で八時に入って、焼きたてナンが食べられる。
良いとこだった。
memo-MacでMicrosoft Officeファイルの処理
Winのネットブックで作ろう。
とはいえ、Wordが書類フォーマットのデファクトスタンダードな状況をいま呪っても仕方ないので、代替案を探すこと。
Microsoft Office for Macは高いのでそれ以外の案を。
→
まずはParallels Desktop、VMware Fusionを試用して、それぞれのWindows OSライセンスとやらはOEM版で良いのか確認する。
CrossOver Macも試用してみる。
→
ASCII.jp:無料の仮想化ソフト「VirtualBox 3.1.2」 10の注目機能無料で済むなら、これ使おう。
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1.× 別のソフトを使う:iWorksとOpenOffice
iWorksはかっこいいけど、互換性という点では、OpenOfficeのほうが上。
複雑な罫線などがなければOpenOfficeで編集すればよい。
ただし、excelファイルはダメダメだったし、OpenOfficeでも、Macで開く場合とWinで開く場合の差がかなり大きい。
2.× デュアルブート環境を作る:BootCamp
OS標準機能だけど、いちいちOSを切り替えるために再起動するのは嫌なので、却下。
3.◯ アプリケーションレベルで、Mac上でWindowsOSを使う:Parallels Desktop、VMware Fusion
もっさりしそうだが、ちょっと使う分にはいいのかもしれん、と想像した。
操作感は、Parallels Desktopが良い、という意見があった。
VMware Fusionは、妻のMacBookに入ってたので、また触ってみること。
→
Parallels Desktop:6が出るまで4249円、通常は8000-9000円みたい。
Parallels Desktop 5 for Mac
英語版6の体験版があった:Parallels Desktop 6 for Mac vs VMware Fusion 3.1
→
VMware Fusion:8000円
VMware Fusion 3 - Mac ソフト、Windows ソフトのことなら act2.com
4.△ アプリケーションレベルで、Mac上でWindowsのアプリケーションを使う:CrossOver Mac
もっさりしそうだが、ちょっと使う分にはいいのかもしれん、と想像した。
10/3まで5586円、通常5880円、体験版あり
ベクターPCショップ:CrossOver Mac 9 Standard
←
イマドキのMacでWindowsが快適に動くワケ:Windows環境構築・運用テクニック: "Parallels Desktop"
2010-09-22
腹
という宣言。
暴飲暴食してるわけではないが、毎食前に水をたくさん飲もう。
と言いつつ、水曜はこんな感じで弁当にしよう。
食堂は混みすぎる。
2010-09-21
John Cage - 4'33" [May '68 Comeback Special Recon]
68人の《4'33''》をつなぎあわせたもの、と言っても、「68人の《4'33''》」を全てつなぎあわせたのではなく、それぞれの一部をつなぎあわせたもの。
「4'33''の一部」だけを抜き出すと《4'33''》を何らかの点で美的な鑑賞対象として見る(あるいは聴く)ことにつながるけど、《4'33''》は、美的な対象物ではないことがよく分かる。
2010-09-20
2010-09-16
memo-MacでOøoを使うときの設定
そしたら、選択文字列が白黒反転されるようになる。
(デフォルトでは選択文字列は透明化されるだけで見にくい。)
memo-Making of Daguerreotype by Takashi Arai
Making of Daguerreotype by Takashi Arai from Takashi Arai on Vimeo.
Making of Daguerreotype by Takashi Arai on Vimeo: "Making of Daguerreotype by Takashi Arai"
面白い。
ダゲレオタイプって、「今の写真」とかなり違うものであることが、よく分かる。
瞬間ではなくある一定の時間幅の映像を切り取る、ってだけじゃなく、曖昧な言い方だけど、質感とかモノ感が、かなり違うことがよく分かる。つまりダゲレオタイプと「今の写真」は、美的にけっこう違うモノだってことだ。
で、違うってことは、「写真と呼ばれるもの」に関連する諸経験は、もっと分節して理解できるってことだろう。
デジカメ以降と以前とで何がどう違うのか、かなり明確に具体的に指摘できるんだろう。
どっちも「写真」だけど、どう違うと言えるのか?
誰かもう整理してるんだろうな。
Macになって、動画をローカルに保存するやり方が分からなくなった。
2010-09-15
和歌山駅西側
改めて小さい駅だと思った。
全然元気だけど、ちょっとだけ入院する必要がある父親ではなくそれに付き合う母親の顔を見に帰ったはずが、アニキにいろいろ心配された帰省だった。
弟は、コストとか営業努力とかと無縁に生きてきたわけで、思えば、「大学」って、けっこう狭い世界だよなあ、と思った。
価値観の幅とか。
たぶん。
まあ、しらんのだが。
2010-09-14
2010-09-12
Beacon
すぐにはなんだかよく分からなくて面白い。
他のメディアアートって、結局、ちょっと珍しいおもちゃに見えて終わり、というのが多いけど。
だからといって、これがなにかはっきり分かるわけでもないけど、この部屋を出たらしばらくは、自分の視界は変わると思う。
部屋の中央に、二台のプロジェクターを置いて回転させて、四方の壁に映像を投写していく、という仕掛け。
それだけといばそれだけなのだけど、360°ぐるりが投写されるかのように思えるし、この作品は記憶が云々というテキストがあるし左回転というのがポイントではないかと思うのだが、その映像が、こっちの意識に侵入してくる感触がある。
iPhoneで感想書くのは大変なので、とりあえず以上をメモ。
文化住宅の映像が、なかなかだった。
マンガミュージアム
何かを「展示」することは、その何かやそれを取り巻くエトセトラをどう変化させていくかを観察する絶好の機会になるに違いない。僕はあんまし関係しないが。残念。
しかしやはり、マンガ喫茶とか文豪博物館に見えて仕方ないときも多く、なので、来館者がいっぱいでちょいと疲れる。
メガネ忘れた。
2010-09-11
memo-Mac Miniを迎える準備
Mac OSの使い方 - [Mac OSの使い方] All About
以下、メモ
-------よく分からないこと-------
ネットワーク・グループがどうなるかがよく分からない
→とりあえずつなげてみれば良いに違いない。
Mac-Win間でデータをスムーズにやり取りできる方法
→デスクトップPCとMac miniとのデータ移動は簡単だが、その後も、外に持っていくのはWin機のネットブックなので、Mac-Win間でデータをスムーズにやり取りできる方法を探すこと。
半角ピリオドを使う階層化テキストを扱えるMacのアウトラインエディター
→見つからない。
→とりあえずMiエディターかCotEditorというのを試してみること
→びっくり日本新記log - CotEditorで階層付きテキストのアウトライン表示
文字コードの処理、FTPソフト
→とりあえずはユニコード処理すれば良いはず
→FTPソフトを探してウェブサイトの更新方法を決めるときに、決めること
-------ソフトウェア-------
通常使うOffice
→Open Office
→iWorksは授業以外の書き物のために使うこと
isoファイルのマウント
→OS標準機能でできるらしい
→Windows で開ける ISO 形式のディスクイメージを Mac OS X で作成する | Bowz::Notebook
→MacでCD/DVDドライブを仮想化する方法を教えてください! | OKWave
→MacでDAEMON Toolsのような仮想CDドライブはありますか?... - Macintosh - 教えて!goo
バックアップとコピー
→データが壊れたときのバックアップソフトとしては、Timemachineとやらで良いらしい。
→が、Mac機からネットブックのWin機に、授業用データをコピーするには、どうしたら良いんだろう? BunBackupのようなツールを探さねば
→Mac OSX用バックアップソフトいろいろ
→これ!Sync!Sync!Sync!
辞書
→とりあえず幾つかある
→Jammingホームページ
ランチャー
→くいっくしるばーというのを入れると良いらしい。
iTunes
→文字化け問題があるらしいが、基本は、コピーしたらできるらしい。
→Peace Pipe: Windows から Mac へ iTunes のデータ移行 [mac]
→WindowsのiTunesライブラリをMacへ引っ越し - hellkite 日記と雑記とメモ。
あまりたくさん入れないこと
→Vector:ダウンロード Macintosh
などなど
-------ハードウェア-------
USB-RGB/D
→[ I-O DATA ]Macでマルチディスプレイ!USBグラフィックがMac OS&Windows Vista(64ビット版)に対応
インクジェットプリンタ
→キヤノン:サポート|ソフトウエアダウンロード
Scansnap
→ScanSnap ドライバ & ダウンロード (ScanSnap Manager for Mac) : 富士通
レーザープリンタ
→できるらしいが、よく分からん。が、妻が横で成功してたので、簡単にできるらしい。
→ IPSiO SP4000を Snow Leopardで使う方法 - 遅筆堂本舗 デパスな日々
→プリンタ設定メモ リコー iPSIO 4010 - 文献斜め読み
→ORCA愉快日記(2009-07-30)
→MacOS X と Windows XP でファイル共有
→MacとWindowsを繋ごう (無線LANとかVPNとか)
PCでのテレビ録画はやめる。
などなど
2010-09-10
レンタルCDとかレンタル・レコードという業態の起源
Wikipediaには1975年とあるが、典拠はどれだ?
杉浦肇、新井行雄『レコード・貸レコードビデオショップ経営のすべて』経営情報出版社、1985年って本か?
れいこうどうの記述は、ここにもある。
『TSUTAYAの起源』みたいな新書があらまほしきところだ。
→
レンタルCD - Wikipedia
2010-09-09
電気グルーヴ - N.O.
ピエール瀧は素晴らしいな。
学校も家庭もヒマもカーテンも花を入れる花瓶もあるけど、今日のところは寝るしかないね。
白い空間と白い部屋。
ジョージ・ルーカスのディストピアSF映画(『THX1138』)みたいな映像だ。
フランケンシュタインが出てくるけど。
ライブ映像?らしいけど、これ、かっこいいな。
むちゃくちゃ音と映像がずれてる。
たぶん2-3拍ズレてる。
なのにかっこいい。
ピエール瀧は、自分の子どもに自分の仕事をどんな風に説明しているんだろう。
弾き語りされると、フツー、というか暑苦しい。
終了
雑本というか、授業ネタに使えるかもしれない(が使えないかもしれない)部分のチェック終了。
1975年のナショナルのテープレコーダー付属本は、なかなかの拾いものだ。
なうぷれいんぐ、電気グルーヴのNO。相変わらず名曲。アルバムの中でこれだけ毛色が違う。
だから、今日のところは寝るしかないね。
帰ろ。
2010-09-08
独身生活その2
ちょっとした用件で大学時代の後輩と電話して、その後、ファミレスの前で長電話してしまった。
たいしたこと話したわけではないけどなかなか楽しかった。
高校生みたいな大学非常勤講師35歳既婚なのだった。
ということで、何冊か本を消化しようと思って来たのだが、できるだろうか。
→
補足:妻が昨日から明日まで福岡の学会に行ってるのである。
→
杉山卓史のホームページは、めったに更新されないのであった。
2010-09-05
memo-Douglas Kahn
UCDのTECHNOCULTURE STUDIESのウェブサイトにはもう名前がないけど(でもFall, 2010の授業はあるみたい。どういうことだろ。)、自分のウェブサイトの記述は変わってない。さては更新してないらしい。
優秀な人間は色々な場所に行くな。
→
Facebook | Douglas Kahn: "Douglas Kahn"
2010-09-04
memo-『日本画』の前衛 1938–1949 | 京都国立近代美術館
木曜日に見れたので、ちょっとメモ。
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WWII前の日本で「日本画」の前衛だった、歴程美術協会というところの活動をとりあげたもので、美術史の一次資料を作るという美術館にとって最重要の活動に基づく展覧会なので、かなりマイナーで見てもよく分からんのではないかと思ったが、予想以上に面白かった。
たぶん、「アヴァンギャルド」の国ごとの違いと時代ごとの違いが見えて面白かったからだと思う。
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○国
日本画の前衛だからほとんどが紙本着色だった。実物よりもスライドとかカタログを通じて絵画を見るだけだと紙本着色も油彩も同じだけど、紙でもキャンバスでも、モンドリアン的な幾何抽象絵画っぽいのがあって、そこで使われてるモチーフが「日本的」だったりするのが、面白かったです。
授業に使えそう、と思った。
モンドリアンを見せながら、比較対象として、日本画(と洋画)の前衛を見せれば、学生は、「幾何抽象絵画」に親しみやすいかもしれない。モダンアートには「物語的内容」はないから、絵画について語るときには、色彩のリズムとかそういうものにポイントを移して語らないといけないわけだけど、そういうポイントの移行は、なかなか分かりにくいので、他国の似た傾向のものを比較すると親しみやすいかもしれない、と思った。
「日本画的なものを出発点として抽象画に向かう」ってのは分かるが、ただ、それだけだと明治期日本の近代洋画みたいだなあ、とも思いました。
○時代
明治期、昭和初期、今の日本で「アヴァンギャルド」の機能はそれぞれ違うはずだけど、でもこの展覧会は、「ある時代におけるモダンアートとかアヴァンギャルドのあり方」を潜在的にテーマにしているという点では、京都近美のひとつ前の『生存のエシックス』展覧会と、展示形式は全く違うけれど、同じテーマなんだなと思いました。概して、日本のアヴァンギャルドというものは、舶来物をありがたがってきた、と言えるかもしれないなあ、と思いました。
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ちょっとしたつまみを目当てにレセプション・パーティーに潜り込んで乾杯の音頭を見学したのだけど、絵画とは無関係の戦争体験の話がはじまり、とてもめんどうだった。しかしまあ、戦争体験のお話は、なぜ、めんどうなんだろう? 説教臭かったわけでもなかったのだけど。
memo-Open Office Writerで作成した文書の問題
見栄えとプリントアウトで判断すると、どうやら、字送りと行間(と行送りも?)が大きくなっている。
しかし、どちらのパソコンでチェックしても、「書式>ページ」からページスタイルを見ても、段落スタイルをチェックしても、数値は同じ。
↓
なので原因は分からない。
が、段落スタイルを「本文」スタイルにすると、この問題は解消される。
「標準」スタイルだと、この問題が再現される。
↓
なので、理由も原因も不明だけど、「標準」スタイルは使わないこと。
→
ああ、つまらないことで夜更かししてしまった。
2010-09-03
録画してた《キャッチミーイフユーキャン》
何の映画か全く知らなかったけど、料理しながら見るのに都合がよさそうな映画だろう、と思って見始めたら、面白くてずっと見てしまった。
両親の離婚をきっかけに家でした高校生が、手形詐欺にものすごい才能を発揮する、という話で、話の進み方も方向性も色々なつっこみどころはあるのに、面白かった。
なんでだろう。
離婚した両親や偽名のまま結婚しようとする相手と相手の家族との家族物語や、自分を追っかけてくる刑事との擬似家族物語とかは、全く面白くもなかったのだが。
シーンの切り替えとか、俳優が行為していることを描写するカメラの切り替えとか、そういうところで「面白い」と判断していたのだろうか。
という意味で(自分が面白いと感じた理由が不明だという意味で)気になった映画。