1.
ひと多過ぎ。
200人はいたらしい。「戦後日本のアヴァンギャルドの現代音楽」でこんなに集まるとは。
「みんな」、何考えてんだ?
ただ、おかげでイスに座れず床に座るはめに。
今の腰の状態で床に長時間座るのはキツイので、途中で僕の集中力は飛んでいったのだった。
2.
お目当てのひとつは、日本最初のテープ音楽として発見された芥川也寸志≪マイクロフォンのための音楽≫(1952)。
冒頭部分で、録音された汽車の音が使われていた以外はただの管弦楽曲に聞こえた。他に特徴的なところはあったのか? よく分からんが、ちゃんと聴いた、と言える自信もあまりない。
「マイクロフォンのための」というのがポイントらしい。
何がポイントかイマイチわかりにくいが、まあたぶん、その後の「日本の電子音楽」との時代認識の違いみたいなものがうかがえる、ということではないか、と思う。
たぶん。
「テープ」ではなく「マイク」のためだ、ってのは、確かに面白い話だが、他の国でこういうことはあったろうか? 聞いたことないが。
3.
これは「再現コンサート」(最近、「何かの再現とか再演」をよく見てる気がする)なので、聴衆が注目すべき対象はスピーカーしかない。
京都のアレもそうだったけど、こういう「テープ音楽の夕べ」的な催し事はかなり集中力が必要。集中しないと、ただ退屈。
で、終わった後の拍手がなんか虚しい。「我々は何に対して拍手をしているのか?」という反省に強く迫られる。
「昔のアヴァンギャルド」の「再現コンサート」だと思うと、なかなか楽しいかもしれん。どうせなら、前で説明する川崎さんの服装とか、そういう他のところも「再現」っぽくしてみたらどうだろうか。
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