門林さんのこの書評は簡潔で要を得ている。褒め過ぎてるような気もするが確かに類書も思いつかないし、今後の必須の参考文献なので、僕も人名索引などで活用することだろう。
ただし、僕はいつもこうだが、やはり「個々の作品や作家、そして流派が織りなすスタイルの変遷」の系譜的な記述などこそが、まずは必要なんじゃないだろか、と思う。じゃないと、「メディア・アート」とか「メディア芸術」を所与の自明なものとして実体化して現状追認してしまうんじゃないだろうかと思うんだが、どうだろう。
馬定延(マ・ジョンヨン) 2014 『日本メディアアート史』 東京:アルテスパブリッシング。
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