2015-11-18

メモ:井上寿一『戦前昭和の社会 1926-1945』(講談社現代新書、2011年)

香港行きの飛行機のなかで読めてしまったのは新書らしい新書だったからで、つまり、著者の構想を大きく伝えるものではあったが、細かな論証などの点で物足りないところがあったからで、なので、この話をどこまで信用して良いのか分からない。
第二次世界大戦前の1926-1945の昭和の社会を、アメリカ化、格差社会、大衆民主主義、という三軸でとらえるというアイデアはけっこう鋭いのかもしれないが、その鋭さの妥当性を判断できない。
立花隆『東大と天皇』の後では、たいがいのものが物足りなく思えるとは思うが、一次文献と二次文献が少ないんじゃないかと思ったが、著者はすでに何冊も本を出しているひとだった。僕も本を書かなければ。
ううむ。
戦前昭和の社会 1926-1945 (講談社現代新書)
井上 寿一
4062880989

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