音響効果と音楽の使い方の丁寧さはピカイチだ。
あと、これまで見てきたほかの映画に比べると「アメリカ以外の立場」に最も配慮しているけど、それでも、「ベトナムの人」の立場はほとんど考えてないなあ。「ベトナム側の立場から撮影された映画」を見たいものだ。
詳しいメモは授業用にとってあるので、簡単にメモを。
1.
マーティン・シーンは『地獄黙示録』で、チャーリー・シーンは『プラトーン』と覚えてみよう。
2.
長い。
3.
”墜落してジャングルの木に引っかかっている飛行機の下を哨戒艇で通り過ぎ、下から見上げる映像”というものがある。こういう映像こそまさに「映画的」だなあ、と思う。
4.
ヘリコプターの音量変化がとても丁寧。戦場で遠くから近づいてくるヘリコプターの音量変化が丁寧だし、セリフに被るところでは小さくしてセリフがかぶらない瞬間は大きく戻すということを、気にならないように丁寧にうまく編集している。また、信号弾の煙混じりの砂埃リの巻き上がり具合などが、これまで見たベトナム映画の中では飛び抜けて「リアル」。「リアルかどうか」は、実際に現実にそうであるかどうか、よりも「実際にはこうなんじゃなかろうかと見ている人に思い込ませられる度合いの強さ」で図られるものだけど、この意味で「リアルな映像」は「面白い」
5.
『地獄の黙示録』といえばワーグナーとともに進軍するヘリコプターなわけだけど、この映画の基調音は「ヘリコプターの音」なのではないかと思う。信号音と指標音が何かと言われると、まあ、分からないが(信号音は「船から発される音すべて」で指標音は「白人男性以外の声」、というのはどうだろう。なんか違うか)。
6.
長かった…。
昨日見るべきだった…。
→
最終的にどういう話だったのかというと、まとめるのが難しい映画だ。こういうのこそ、「映画的表現」なのかもしれん。
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